クタクタ財布とヨレヨレ男子
昔はエッコラセィと呼んでいたものが、いくらなんでもそれは長いという理由でエッセイになったと習ってから、もう随分と久しい。なので元気よく勢いで書くとする。最近の私はバッグが欲しいのだ。
バッグと言ってもあの筋の方達が御用達のセカンドバッグなどではなく、なにかを運ぶのに重宝しそうなアタッシュケースでもなく、仕事で使う普通のリュックだ。思えば社会人になってからだいぶ経つ。色々訳が合って20年には未だ満たないがそれなりにそこはかとなくは働いてきたつもりだ。そんな自分が冷静になって考えてみると、リュックで出社した期間なんて5年にも満たない。それなのにもう5回ほど買い替えている。おかしい。俺はジャンクルにでも働きに行っているのだろうか。そんなに大層なものを買ったわけではないけれど、それなりの値段のものも買ってきたつもりだ。なのに一つのリュックが一年ほどでその寿命を終える。これは由々しき問題ではないか。