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パートナーは経営者

「朝日に任せることにした!」
と。私の考えはいつも突然決定する。

でもそれは、ほんの数分の間にして私の中で突発的に出てきたアイデアを何度も繰り返し考えていて、
何度も繰り返し考えた結果 "うん!それがイイ!"って思うから、
結果的にスパッと一瞬にして決めるように見えるのかもしれない。

「物件、決めた!」
「隣空いたから、借りることにした!」
「勉強で、9月にここへ行こう!」
「おでん屋の名物はカレーにしよう!」
いつもそんな私の考えに驚くこともなく、すんなりと受け入れてくれるヤスオ(パートナー)がいる。
また、この、勢いで決めるような感覚が私にとっては面白い。

そもそも、
仕事のパートナー選びは大切だとよく言われるけれど、泰夫に会った時にはそれを慎重に考えるとか、迷うとか、そんな隙もないタイミングと縁で私たちは繋がった。過去の経験や小さな実績を元に、お互いに分かり合える仕事と人生での価値観がある。

私は時に人からふざけているように見えたり、スッとぼけているようにふわふわして見えたりするのだけど、
根が真面目、誤魔化さない、自分の意志の強さがあることを、ヤスオはよく分かってくれている。
だから企業をして3年間、互いの使命に取り組みながらストレスは−100くらいの感覚で能力を発揮、役割分担ができている。


”あぁー、この人と仕事をしていて楽しい”と思える時は、
高め合い、手を組んで、挑戦し、結果を出すことに夢中になっているとき。というか、毎日か。
話してるとアドレナリンが出てくる感じがたまらない。


私は常になんでも話し、ヤスオは常になんでも聞く。
私が今感じていること、今考えていること、描いている未来も全て。

そう言えば、、、
ヤスオの話は誰が聞いてあげているんだろうか…笑。

結論、
私のパートナーは、私に夢をみさせてくれる経営者。
そして私の漠然としたアイデアを具現化して共に歩んでくれる仲間。

私はヤスオに伝わった瞬間に満足して、また次のことを考え始めていくから、
ヤスオさん(感謝の意で"さん"付けしておこう)は実際細かい仕事が多い。
体力、体調、精神、を心配して手伝うことを探すけど、
何事にも「心配しなくても大丈夫だよ」といつも言われているようなものを感じて勝手に安心している。

閃き→ヤスオ→閃き→ヤスオ→…..
を繰り返しながら現場から目を離さずにコツコツと頑張っているのが私。

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もう一人、出来すぎる年下のパートナー(朝日)がいる。
彼女は頭の回転が早くて周囲の人を楽しませることが上手。
段取りや気配りの良さは、誰も真似できない。
というのは、相手に気を使わせないように自然体に見せていて物凄く気を使っているから。
もし彼女の気遣いを見つけられる人がいたら、その人も気遣い屋のプロだと思う。


ある日の深夜、銀座にある少しリッチな韓国料理屋さんへ行った時のこと。
当然私は彼女より年上なので「朝日好きなものを頼みなよ〜」と言う。
そこで彼女は「えぇ〜!良いんですか〜!!上がる〜〜↑↑♪」と言い、ニコニコと体を揺らしながらメニューを開いていく。

静かな時間帯、
「すみません」の一声で店員さんはすぐにテーブルへ来てくれた。
「えっと、注文いいですか?半熟卵と〜、◯◯と、◯◯と、、、、で、佳美さん食べたいもの他にありますか?」

「っていうか、朝日、それ私が全部食べたいものなんだけど、本当に食べたい?自分の好きなものでいいからね。」
「じゃ〜〜、コレもこれもこれも美味しそうなんでメニュー全部頼みますか〜笑」

私はこのお店の自分の好きなものを一言も言ってないし、ここへ一緒に来たことは昔に一回あったっけな、、?のレベル。
彼女は私の普段の食生活を聞いたり見たりした記憶と感覚で私の好きそうなものを選び、店員さんの笑いを取る気遣いも忘れない。
こういう機転の利かせ方を尊敬するし、ぽわっと心が温められる。


本人は不器用と言っているが、器用でたくさんの人望がある。
日頃から店全体の管理を任せられているのは、仕事ができるからだけでなく
彼女がスタッフの指導やお客様の相談役にもなってくれていて信頼があり、
私一人じゃできないことを一緒にやってくれているから。

ただ、、
人一倍ピュアで優しい性格にだからこそ仕事で欠けてしまっている部分に、最近私は気がついた。

ある日の営業中、
スタッフが指示通りに動けていないことを見逃したことがあった。
新人スタッフの教育や、ベテランスタッフへの指示も、一人一人に合わせたやり方でしっかりやってくれているはずなのに、
そのスタッフが指示通りに動こうとする要素が少しも見られなかったことに対して、それで良いのかと違和感が残った。

見逃した理由はきっと、「そういう時はしょうがない」と判断したか、嫌われたくなくて「言いにくかった」のだろうと察した。

私のやってき方法では、
人に言いにくいことや言うのを躊躇してしまう時があった時、
自分が一言言える事が実際お客様やスタッフ達の為になること=誰かの為になることに繋がる、と考えたら言える勇気が付いてきた。

だから、彼女にはもっと真から人の事を考えようとする気持ちの部分が、あともう一歩だけ足りていないのかもしれないと思った。


そこで、今よりもっと一人一人のスタッフを想えるような人になってもらう為に、私が決めたことは、  
『働いてくれているすべてのスタッフの給料にあたり、これより昇給する、あるいは減給するなどの時給を朝日に決めてもらう。』
という案。

彼女には私には持っていない素晴らしいものがたくさんあるから、どうしたらその魅力と能力を伸ばし続けることが出来るのかが常に私の課題でもある。

もう一人の私のパートナーは、
共に成長し合うことが出来る仲間。
仕事を励む環境を作っていく為に、かけがえの無いパートナー。
もう一人の最強な私。
という例えに近い感じがしている。

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