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書式百選⑧離婚合意書【不倫を認める場合】

0 はじめに

離婚の合意書は、実は縦横無尽に作成することができます。

 以前ご紹介をした、上記離婚合意書に追記する形でも、そうでなくても、不倫の事実を認めてもらい陳謝をさせる、これに伴い慰謝料の支払いを合意する場合を紹介します。

1 不倫を認めさせ、慰謝料の支払い義務を定める場合

第2条に、不貞行為を認める文言を設定し、陳謝の意思を甲に表明させています。ほかにも、これがDV等の原因であれば、DVの事実があったことを認め、陳謝する、という文言になります。

第7条は、第2条の事実をうけて、慰謝料を300万円の支払い義務を設定しています。

2 応用をすると?

 他にも、たとえば財産分与をするのに預貯金の支払いを定めることもできますし、ほかにも、荷物など動産の所有権をどうするかを定めることもできます。冒頭に述べたように、離婚の合意書は縦横無尽です。日常生活に密接にかかわる事項ですから、細かくさだめておくほうがむしろ、将来のトラブルを回避できるはずです。

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