三笠会館のインドカレーランチ
現在の三笠会館本店には、和食からイタリアン、フレンチ、中華と何でもあるんだけれど、カレーを食べられそうな店が見当たらない。
昔、ここのバーでは時たま呑んだけれど、そういえばレストランはなかったなぁ。と思いながら、行ってみれば「案ずるより産むが易し」。
1階のイタリアンバル「LA VIOLA」にあったよ。「三笠会館のインドカレーランチ」!
最初はシーザーサラダ。菜っぱがうまい! 野菜は好物ではないので、うまくないと喰えないんですよ。
じゃじゃーん!
ここで、「カレーライスかライスカレーか」の平和な議論を蒸し返しましょう(笑)。あたしの考えるところ、これは「ライスカレー」なのです。この状態にあっては。
これで「カレーライス」になる。ごはんにカレーがかかっているのがカレーライス、別皿になっていたり深皿でごはんとカレーが分かれているのがライスカレー。
ところが、向田邦子、山口瞳両氏によれば、「ごはんにカレーがかかっているのがライスカレーだという説がある」とおっしゃる。
そんな説があるのだが、「外で食うのがライスカレー、家で食うのがカレーライス」というのが、お二方の持論なんですけどね。
しかし、そうか。あたしのは定説とは正反対なんだな。でも、それでいいのだ。なにがいいのかわからんが。
ともかくね、カレーはごはんにかけるべきですよ。最初からかけてきて欲しい。あたしはひとりでカレー喰う時は、必ず一度にみんなぶっかけちゃいます(写真のように)。そのほうが美味しく感じるんだなぁ。
三笠会館のカレーの具は、骨付き鶏肉と砂肝です。砂肝は珍しいね。骨ごと鶏肉をねぶっていると、じわじわ旨味が出てくる。砂肝の歯ごたえも楽しい。
薬味もよりすぐりですな。賽の目に切ったきゅうりのピクルスが気に入ってしまい、すべて平らげました(笑)。レーズンは手つかず。
最後はブラッドオレンジジュースを。これでしめて1600円(税抜)ってえから、銀座という土地柄、三笠会館というブランドを考えれば、かなり安いと言えるのではないでしょうか。
昔どこかでこんなカレーを食べたことが確かにあるんだけど、どこか思い出せない。そんな昔なつかしい味わいのカレーでした。
銀座には馴染みのカレー屋がけっこうあるんです。行きつけの店には、銀座に住んでいてもいなくても行くわけだから、この際ネット情報無用の新規開拓に乗り出したいね。
一期一会の銀座カレー旅へ。いざ!
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