性感染症と不妊症
性感染症にはいろいろな種類があり、様々な症状があります。
場合によっては症状がなく、気づかないことがあるものや、悪化して骨盤内の他の気管に炎症が広がり、腹痛などの症状を発することがあります。
炎症が酷くなり、卵管にまで感染が広がると、免疫が活性化し、血液が集まり、修復のための新陳代謝が高まります。
ダメージを受けた部位は、もともとの体質にもより血流が悪いなどの要因から、元のように修復されず、卵管のような部位は癒着を起こしてしまうことがあります。
癒着すれば、卵子や精子は卵管を移動することができず、不妊症の原因になってしまいます。
また、HIVや、HPVウイルスは子宮頸がんの原因ともいわれ、生命の危機を及ぼすような感染症もあります。
最近では、梅毒の患者さんが増えているようですが、胎児がいる場合、2次的に感染し、先天性の感染症となるようです。
感染症は大きく分けると
非特異性 常在菌から発生するもの
特異性 原虫やカビが原因となるのものがあります。
<非特異性について>
非特異性のものは、腸や便に存在する大腸菌や皮膚などに存在する黄色ブドウ球菌などが原因となりますが、健康な時は、常在する善玉菌やpH値によりデリケートゾーンが健康に保たれるのに対し、ストレスや疲労、ライフスタイルの乱れにより免疫力の低下がおこると、痒みや痛みなどの症状があらわれます。
普通に生活しているだけでもこのような菌の感染リスクがあるため、これらに負けないように、普段から免疫力を保つことや、ライフスタイルや健康管理が大事になります。
<特異性の感染症>
性交渉から感染しますが、次のようなものがあります。
・淋病 (痒み、悪臭のあるおりもの、不正出血
・梅毒 (発熱、頭痛、発疹)
・クラミジア (下腹部痛、不正出血、おりものの増加、自覚症状乏しい)
・尖圭コンジローマ(痒み、先のとがったイボ)
・トリコモナス(痒み、黄色・灰色のおりもの、不正出血)
・カンジタ(痒み、発赤、酒かす状のおりもの)
それぞれの症状について、上記に記載したものはあくまでも一部になるので、他の症状がないからと安心せず、おりものの色が変わったり、不正出血、痒みや痛み、その他の異常がある場合は、悪化させないように、すぐに病院へ行って診察を受けてくださいね。
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