✉️カルナの目線で見る世界

 紅茶の美味しい季節になりましたね。寒かったり寒くなかったりの一進一退。秋ですね。紅葉が待ち遠しいですね。

 さてインドの叙事詩『マハーバーラタ』の英雄カルナさんのYouTube配信をしよう!と決めまして。
 いざ内容を決めようとブワーッと前置きの口上、落語でいうマクラ、講演でいうアイスブレイクを考えていましたら。

 カルナさんについて何も知らない方が見ると想定して、カルナさんを紹介せねばならなかった……!!
 ということに気づきました(遅)。

 と言っても私もカルナさんについてはよく知らない。
 で、参考文献を増やし、「そういえばこんなこと、あんなこと、あったな」と心の思い出のアルバムも開かれたりしつつ……そうして前置きを考え、今日は終わりました。
 今日は終わりました。
 ……今日中に内容全部詰めるはずだったのに!!
 でもカルナさんが愛されてる理由がちょっと実感でわかった気がします。大収穫。
 あとね、ドゥルヨーダナがね。いい男なんですよ!!!!カルナさんの友の男!!いや、この人めちゃめちゃ自分の得しか考えてないかもなんだけど、そのね、自分の得になるようにすべてのことに航路を引いて、自分の力で舵をとっていく能力がしっかりあるんですよ!かっこいいなこの人!!

 今までなんとなくカルナさん好きではあったんですが、とはいえ私はアルジュナ視点でマハーバーラタ読んでたのですよ。私にとってマハーバーラタの印象の基本はバガヴァッド・ギーターなので。

 バガヴァッド・ギーターとは?叙事詩『マハーバーラタ』の一部分であるバガヴァッド・ギーター。人のアルジュナが神のクリシュナに質問し、クリシュナは人への愛(アルジュナへの愛)たっぷりに質問にこたえ続けてくれるのです。アルジュナの質問は止まらず、延々と続くのに、クリシュナは飽きもせずずっとずっとずっとずっとずっとこたえてくれる……
 神と人との絶え間ない交歓、最高……

 でも今回はカルナさん主人公。カルナさんの死をみとるのが我の役目よ!
 というわけでカルナさん視点で世界を見たら。

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