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「#情報が好き」がない!

ナンノコッチャと思った人が大半でしょう。これは個人的な、世間的にはかなりどうでもいい悲しみのお話です。
ですがやっぱり、「情報」のこと、知ってもらえると嬉しいので書きます。

「教育分野で話題のキーワードは?」と聞かれたら、何が思い浮かびますか?
英語教育?オンライン授業?それともプログラミング教育?
私は高等学校教諭一種免許状「情報」という資格を持っています。この「情報」というのは、数学や国語と同じく教科の名前です。

小学校でのプログラミング教育が騒がれる昨今ですが、情報科自体は1999年からあります。商業高校や工業高校など普通科以外の学科ではそれ以前からあるようです。大体35歳以下の方で、日本の高校で授業を受けた方なら覚えがあるはずです。実は私も授業を受けたことはありません(教育実習で授業はしましたが)

「情報」は学問として新しいので、「技術」としての知名度はあっても「学問」として意識されることは少ないのだと思います。授業を受けたことがない方も多いですし、受けた方も初期(30代くらい?)は特に技術面(オフィス系ソフトの使い方など)に終始した授業が多かっただろうと推測します。
(もちろんその中にも、「学問」としての情報の内容も含まれていますけどね)

ここでタイトルに戻ります。これは私がnoteのお題を見ていたときのことです。
教育ジャンルには数々の教科ごとに「○○が好き」のタグがあります。学生時代の思い出や、学生・先生が記事を寄せておられるのでしょう。でもその中に「情報」はなかったんです。

「情報」だけが仲間外れだったわけではありまけん。体育や美術などもありません。ですがそれらと一緒に実技教科扱い、というには情報という教科は理論・机上の学習が多いように思います。

授業を受けていない世代ではピンと来ないのは仕方ないと思います。私や周囲の人間もそういった認識のようです。もしこの知名度の低さが世代的なものであるなら、実際に授業を受けた方が情報科をどう感じていらっしゃるか、印象を伺いたいところです(コメントいただけるととても嬉しい!)

にしても。既に20年以上必修の科目なのにと思うと、少し悲しくなってしまったのでした。

過去、それぞれの分野とされてきた内容も多いので、本屋でも図書館でもバラバラになりがちな「情報科」です。
プログラミングは工業系に入ってますし、グラフであれば数学系。情報管理、情報モラルというと手帳術や報道系と一緒にメディア系にまとめられていることもあります。「情報科」では全部扱います。

せっかく気運も高まっていることですし、もう少し認知度が高まるといいなと思ったのでした。

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