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Record.175 悪あがき
『お前らは秘密を知ったから死んでもらう』
と、天●じいさんに言われてから攻撃の嵐。
どの部分を秘密にしてるんやろ?
全部図星ってこと?(笑)
神宮に行くと決めてから余計に焦り出したじいさんは、ずっとトップクラスの呪術師を送り込んで来ていた。
昨夜、ナカムーがまた、
『ああ、攻撃来てんなあ………体おかしいわ』
と言うのでヒーリングした。
ナカムーの背中に手を当てヒーリングしている時に、何度か目を開けたら、一度目は何かモヤっとしたエネルギー体。
2回目は、ナカムーの背中から貞子系女子が出て来て、
(おわ!久しぶりに見たけど、まだ貞子っておるんじゃ?(゜゜;)…大量生産された貞子部隊がおるんかな。いや、まあでも気のせいかも?…………)
と、思ってるとナカムーが挙手。
(・-・ )/
何か見えた時はいつもナカムーは挙手をし、私はイヤホン外して話を聞くシステム。
ナカムー『俺けっこう呪術かけられてたわあ……背中から貞子出て来てたわ』
実『おお……うん、出て来たね。髪ながーいの。貞子まだおるんじゃ?(^_^;)』
ナカムー『また洞窟系やったな。なんか、95とか97クラスの強いやつはもうおらんな。実ちゃんが全部倒したっぽい。やから、92クラスくらいのを集めて数で来てるわ。人海できてる』
実『ジン……カイ?(・_・)』
ナカムー『人の海って書くやつや。一人一人やったら余裕やけど、数が多い。あ、あと魔神見えたで、なんか羽生えとる』
やはり魔神は鳥系か。
鳴き声、ピギャー!!
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ヒーリングの続き、開始。
ナカムー、二回目の挙手。
ナカムー『エミイ神の背中に乗せてもろた(* ̄∇ ̄*)』
実『どゆこと?( ・д・)』
ナカムーいわく、天●側を見ていたらエミイ神に、
『見なくてよい。お前は私の背中だけ見ておけ』
と言われ、背中に乗せてもらったらしい。
エミイ神の背中の金の光をずっと見ていたけど、時々気になって向こう側を見たら、
さっきの貞子は『グガガガガ!!』と倒れ、
他の呪術師達は、貞子の悲惨な倒れ方に躊躇し、
魔神の姿を見て、
『こんなんどうしたらええねん!( ; ゚Д゚)』
と、なす術がない感じで呆然としていたらしい。
最終、魔神光を浴びて倒れて大惨事になって、
天●じじいが『役立たずがー!!』と癇癪を起こしていたみたい。
ナカムーはまたエミイ神に『見るな』と首を曲げられたらしい。
ナカムー『でもまだじじいは元気やな。なんかじじいは結界みたいなん張ってて、安全地帯みたいなとこにいるわ。神器使ってる』
私が思うに、よく都市伝説で皇●の周りに結界が張られているという話を目にした事がある。
こういう時のために結界を張って来たんだろうなと思う。
本物の神器は天●ですら見たことがないというのをよく聞く。
そりゃそうだ。
本物は天●が扱える訳がない。
本物を封殺して成り代わったのだから、
むしろ、神器は自分達の存在を脅かす、
天●にとって封印しなければならないものだ。
扱えないのがバレたら偽物とバレるから、
それをうやむやにするため、天●は呪術でチカラも見た目も本物そっくりのレプリカ神器を作り、自分達が力があるように見せ続けて来たのだろう。
レプリカといえど、呪術だからチカラはある。
今は結界の中から、レプリカ神器を使って私達を攻撃してきている。
今はじじいにはヒーリングはあまり効かない。
私が神宮に行き、本物の剣を解放したら勾玉も解放されて結界がなくなり、レプリカ神器も本物には敵わないから、じじいはいずれ丸腰になるんじゃないかなあ、と踏んでいる。
それが、最後かな。
でも、ほとんどの著名な霊能者さんやヒーラーさんとかが、天●や皇●を霊視した時に話すことは、大体神様的な凄い尊い感じの話をするんだよね。
私達が見て体験してるものは一体何なんだろうなとよく思う。
呪術や神器のチカラで神様にみえるようにしてるんじゃないかと思うんやけど、
ひねくれすぎかな(笑)
とにかく、これが最終戦であってほしい。
前に夢の中で、私がナカムーに
『やっとこの生活が終わるんだよ?逆にちょっと淋しくなったりして!(笑)』
と、言っていた。