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震えるミケネコ!宮古島でホラー体験!事件の恐怖の真相とは?!

 ※不快に思われる方もいるかと思います。ご了承の上読んで下さい。

 

 こんにちは…ミケネコです…

今日は若かりし頃に宮古島で住み込みで働いていた時の、バーテンダー時代に体験した恐怖の出来事をお話します…


 

僕は若かりし頃、宮古島で1年半ほどホテルでバーテンダーとして働いていた事がある。

真夏の8月、退職日の1週間前にある事件が起こった。

勤めていたホテルは目の前にプライベートビーチがあり、宿泊客はそこで遊ぶことができるのだが、なんとそこで水難事故が起きた。

父、母、息子の3人家族で、子どもが溺れてしまい、それを助けようとして父が溺れてしまったのである。

お腹はパンパンふくれあがり、母は号泣し、息子は状況が理解できずにいるようだ。

そのまま父は亡くなってしまう。


しかし不思議なのだ。

ホテルのプライベートビーチはこのような事故が起きないように、網で深い所へは行けないようにされている。

父が溺れた所は水深50cm程の浅瀬だった。

大人はおろか子どもでも、溺れるとは考えにくい深さである。

不自然だ。

ところで、宮古島の人達はナチュラルに霊を信じている。ご先祖様の霊が宿る御神木などは、よそ者が決して触ってはいけない。

今はわからないが、ミケネコがいた時はよそ者が立ち入るのを禁止された島もあった。

宮古島の方達にとって霊はよくも悪くも身近なものなのだと思う。

この事件の話しになると、宮古島の方達は

「ちょっと足を引っ張られちゃったんだねぇ、」

とまるで抵抗なく、霊の可能性を話す。

ミケネコも1年いたからか、違和感なくそれを受け入れて、そうなのかと思っていた。

そしてミケネコは当時お付き合いしていた女性と、一緒に住む約束をして退職し千葉へと帰郷する。


その後、1ヶ月程彼女の退職が後になった為、約1ヶ月は毎晩のように電話していた。

いつもは住む場所などを話し合っていたと思う。

しかしある日の事

ふいに思いだしたように彼女が話を始める


「そういえばさ、例の水難事故覚えてる?」



「覚えてるよ、霊が足引っ張ったやつな」

「あの後、私達まで警察とかに話を聞かれてけっこう大変だったのよ」

「お疲れ様」

「それでね、遺体解剖したみたいで」

「うん」

「また変な事がわかったのよ。まぁ噂だけどね」



「変なことって?」

「海水を飲み込んでパンパンになってたじゃない?あれがね、詰まってたのが海水じゃなかったらしいのよ」

「海水じゃない?なにそれ怖いよ。髪の毛とか?」

「違うわよ笑。肺にパンパンに詰まってたのはね、砂だったのよ」

「すな?どういうこと?海だし、変な事でもなくない?」

「バカね、砂なんて普通パンパンには入らないわよ。」



「誰かが死ぬまで父親の首根っこ掴んで、砂に押し付けでもしない限りね」


部屋の空気が少し冷えた

「そ、そんなパワー系の幽霊いるんだね」


「え?本気で言ってるの?そんなわけないでしょ」



「奥さんでしょうよ」


「えっ」



「いや、あんなに号泣してたじゃんか」


「女はね…あれぐらい簡単よ。覚えておいたほうがいいわよ」


「えっ」



これから同棲する事になる年上彼女からの


最後の言葉に


1番恐怖を感じた


若かりしミケネコでした…


終わり

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