見出し画像

DIY自転車メンテナンスまとめ

僕の技術戦略は、ソビエト連邦の宇宙開発を支えてきたコロリョフ設計局にならい枯れた技術の安定運用だ。乏しい予算で最大限の信頼性と可用性の維持向上を図ること


異音解消のコツ

原因を診断し、該当部を分解、グリスアップ、再組付け


朝チャリに出かけたら、カコンカコン異音発生、ちょっと気になるレベルなので診断を行いながら帰宅してメンテモード突入した。耳をすまして分析開始、ポイントは異音発生の周期と異音の種類、おおよその発生源を抑えること

  • 発生周期はクランク軸の回転に同期する

  • 異音の種類はカコンカコン。該当部に応力がかかるたびにカコンとなる感じ。どこか緩んじゃったかな?

  • 発生源はクランクあたり

まずは

  • 外観観察と、手で各部の緩みチェック→異常なし

  • ペダル外して清掃、グリスアップ、再組付け→ここが原因ではない

  • クランク、同手順→ここが原因ではない

うわ、めんどくせ。BB周りかな?

  • BB外して外観観察、異常なし、清掃、グリスアップ&再組付け→暫定異音解消。メデタシメデタシ

やっぱそれなりにキタねえ(オンライン表計算ソフトで記録しているログでは、BB周りいじったのは2年前、さもありなん)

メンテのコツ 

自転車の劣化は、緩むか減るか摩耗するの3つだ

  • ネジ・ワイヤが緩む

  • 空気圧、グリース、オイルが減る

  • ブレーキパッド、スプロケ、ベアリングが摩耗する

摩耗するものは交換するしかない、緩んだもの減ったものは適切な状態に調整して戻す。なのでいちいちショップにお願いしなくてもなんとかなるよ。Youtubeやムック本でよく構造を理解し、必要な工具をその都度買い揃えていこう。加工を伴う作業(切断とかタップ切り直しとか)や、自転車ホイール調整スタンドなど置き場所のない大型のツールが必要な作業はショップにお願いしたほうが合理的かな

基本的には異常の有無を外観観察、分解、グリスアップ、再組付けというのがメンテの基本

所有工具類

せっかくなので工具類の棚卸し

トピーク

  • Hexus II 最初の一つに。チェーンツールもついているマルチツール。日々の軽微な調整はこれ一本でこなせる

シマノ

  • コッタレス抜き シマノTL-FC10

バイクハンド(台湾のメーカー、値段なりだが一般人が趣味で使うには十分)

  • YC-503 チェーンチェッカー

  • YC-335CO-S 携帯チェーンリンク工具

  • YC-26BB-2 カートリッジBB工具

  • YC-126-2 スプロケ外し

  • YC-501A チェーン式フリーホイール外し

ホーザン(HOZAN)

  • W-110 ホーザン(HOZAN) ボールポイントレンチセット 7本セット 1.5/2/2.5/3/4/5/6mm

  • C-217 ワイヤーカッター 切断能力:ワイヤーロープ5.0mmφ/ステンレススポーク(#14)

  • C-503 ホーザン(HOZAN) 段付スパナセット ハブコーンレンチ 13×14/15×16

  • C-12 Dホーザン(HOZAN) ニップル回し ニップルレンチ #10/12/13/14/15

  • D-13 ホーザン(HOZAN) バルブドライバー 虫回し 米式バルブ

謎メーカー

  • モンキーレンチ

  • ラジオペンチ

  • プライヤー

  • ドライバー

  • 10mm スクエアヘッドLレンチ

ケミカル

  • シマノプレミアムグリス

  • AZ万能グリス

  • パーツクリーナー

  • DCMグリーススプレー

あとホローテックの工具類もあったはずだが、使わないとどっか行ってしまうもんだね

清掃用のツールはAZで揃えた

万が一手に余る場合

購入したショップに頼るのが基本だが、中古や通販の場合は、サイクルベースあさひへ。さすが大手、近所のプロショップより知識や技術が安定していると思われる。プロショップの場合オヤジの知識、経験、他ショップ購入品に対するやる気に大きく左右され、テキトーなこと言うオヤジもいるので見極めが面倒だ


おまけ:チェーンの摩耗のメカニズム

かつて、なぜチェーンが伸びるのか考察を行ってみた。

チェーンの構成パーツ
僕の本籍地、東京都禁漁区

#銀輪日報

いいなと思ったら応援しよう!