鉄ヲタ憧れの美濃赤坂線全線制覇 (240511)
始発に飛び乗り大垣着、接続待機しているおおきに文化圏の米原行きに乗るべきか心が揺れたが今回はガマン。ちょっと気になり関東の関でどこ?と調べると奈良時代の初期の定義では不破の関、まさに関が原だ
実際うろついてみるとなんかそんな感じするんだよね。近江に行くとおお、ここは近畿だわ、旅してる感が味わい深くなる
意外なことに中京と東京はあまり変わらんのである意味つまらん。三河出身の徳川家康さんと取り巻きの譜代大名たちが東京に左遷されていついちゃったもんだから、方言含め共通点が多いようだ
せっかく名古屋にいるなら、今後はなるべく西軍の支配域を旅して旅情や文化、言葉を楽しもう。東軍地域でやり残したのは、渋峠と佐渡、ここは攻略リストに残しておこうっと
さて今日のお楽しみは、まず鉄ヲタ憧れの美濃赤坂線全線制覇。大垣から2駅、営業キロ5キロ、6分の盲腸線だ。俺の他に乗客が3~4人。こりゃ赤字だわ
でも、支線とはいえ東海道本線という傘の下でほそぼそと生き残っているラッキーな奴らしい。改札は車内で車掌さんがササッと済ませ、到着後は折り返し運転
非常に味わいのある木造の美濃赤坂駅の駅舎は1919年築なんだって。駅から中山道赤坂宿直結で宿場町の風情が漂う。南北にはしる名もなき脇往還はチャリにピッタリ。これいいわ。ダルい市街地地域をスキップして、情緒ある街道直結
池田山ヒルクライムに取り付く、9キロ、平均勾配9%でなかなか踏みごたえがある坂道をチンタラ登る。割とローディがいて、スイスイ登っていったり、下っていったりする。ポンコツ、クロモリクロスバイクは俺一人、のんびり行くわ
2時間位かけて峠に到達。公園になっていてパラグライダーの離陸場がある、ちょうど離陸時間のようで5~6人が準備中。ベルトよし、ハーネスよし、なんとか・・・と確認手順を実行しいよいよ離陸、がーって崖に向かって猛ダッシュするもんだと思っていたらうまく風を捉えて優雅に舞い上がる
巧拙はあるもんで下手っぴなやつは離陸できず墜落、大怪我かと思われたがなんとか浮いた危なっかしさ。上昇気流を捉えてどんどん高度を上げていく結構滞空時間が長そうで楽しそうだ
結局、1時間近く停滞してしまった。もともとここで下山を考えていたのだが、過去2回敗退した裏ルートを通ってマチュピチュに行こうと思いついた。ふるさと沙羅林道は尾根を縦走していく景観の良い山岳ロードで、気持ちよか。楽しそうなグラベルの枝道がたくさんあるよ。交通量は全然なくBMWクーペのご夫婦が先行していったのみ。ただ春の山岳ロードにありがちな、積雪の影響で路面に岩や石ころがたくさん転がっていてあぶねえ。ビーエム傷つきそうだ。途中全然手入れされていない廃道に進んでいくんだろうなという荒れた道を下る。MTBerの本能が残っていてタイヤ痕を確認し、まダイジョブでしょと下りきり春日村河合の集落についたところ、いきなり、とおせんぼを食らう。いままで降りてきた道、岐阜県道252、川井垂井線は2022年から落石のおそれあり、全面通行止めなんだって。いかん、怒られるやつや。ただ、脇道からの流入は考えられていないのか、案内なかったよな。チャリは脇をさっと抜けて通れるんで事なきを得たし、車でも最悪、手で通行止め表示を動かして抜けられるようになってる
ここからさきは渓流沿いに、こんな田舎にはもったいないんじゃない?という対面2車線の高規格道路で下っていく、水が綺麗。じゃぶじゃぶしたい
よく考えたら水の都、大垣の上流域だから水がきれいなの当然だよね。湧き水で顔や手をあらってさっぱり気持ちいいぜ。快適な下りの快走路をかっ飛ばし、マチュピチュへ登り返す、辺鄙な場所だけど観光客が15人位きていて賑やかだ。展望所のベンチに腰掛け、のんびり天空の茶畑をながめノーテンキな気分。あんばよう暑くも寒くもなく、ごきげんだがね
腹減ったなぁとスマホを取り出しGoogleマップ。「定食屋」を検索ワードにするとハズレが少ない。見つけたのは10キロ先、30分くらいか。山を降りて昼の営業時間に間に合った。味噌煮込みうどん定食を注文
サイクリングと味噌って合うよね。塩分補給にピッタリだよ。しかも赤味噌はコクが合ってうまいぜ。ふつうにしても麺は硬め、こんど硬めを注文してみようっと。自分でも作りたくなって、レシピ解析。ねぎ、椎茸、油揚げ、白菜、たまご、はんぺん、ふ、鶏肉、たしかアオキスーパーに味噌煮込みうどんセットでうどんと味噌は売ってたはずだ
揖斐川沿いの堤防道路を南下、もうすっかり夏の空だぜ。ただ乾いた風が気持ちいい。国指定重要文化財、旧揖斐川橋梁は1886年竣工、味があるトラス橋だ。なんかしらんけど、鉄橋って夏のイメージがする
今日のシメは、墨俣一夜城だ。行ってみると如何にもってなかんじの模擬天守。わかりやすくていいのだが若干興ざめ。小さな資料館と展望台になっていて、料金200円に合った展示内容で物足りね。信長の部下、当時30歳の木下藤吉郎はこの地に前線基地の建設を命じられ、プレハブ工法で柵とか作っておいてスタンバイ。日中堂々資材を運び入れ、気付いた美濃勢とドンパチかましながら2日ほどで砦を築き上げ、城主に任命され出世の糸口になったんだって。今まで、なんか闇夜に隠れてコソコソと作戦実行したのかと思ってた。勉強になりました。みどころは太閤出世橋、俺もそうだが訪れる人たちは出世に縁のなさそうな人たちばかりでワロタ
瑞穂市の穂積駅からまたズルしてリンコーワープで無事帰還。トップバリュのニセ、ストゼロとニセ、第三のビールをゲットし、風呂にのんびり入ってグダグダしているうちに寝落ち。日曜は天気悪そうなのでマイクロソフトフライトシミュレーターで白馬と、伊吹山地をのんびり散策しようっと