2023.6.4鹿島戦前半攻撃のメモ。あと余談。
気になったポイントの振り返り。
11:16、その直後。17:09など
この辺りから少しずつ組み立てもアジャスト。というか既に鹿島の疲れを感じる。
主にSB、(できるだけ多くの)相手をコントロールするドリブルができないなら食いつく相手にあえて寄って管理されておいたり、近くを抜けるのは手。相手が動いた瞬間フリーになれる。
23:29
大久保のカットに合わせてローテでチャンネルを抜けるリンセン。
ボールホルダーがアクションして自分のマークに少しでも影響及ぼしてくれれば、それなりにアクション(正確には味方に合わせるリアクション)してくれる印象。
そういったスイッチを後ろが作れると合うようになってくるかしら。にしても守備がボロボロすぎて割に合わない気はする。
29:50
スペースを使うのが上手かった大久保とショルツを基準に、ローテしながら陣形壊す。ピトゥカの背後使ってポストワークからサイド。
ここも影響があれば活用する動きはやらんではないリンセン。
受けた敦樹が特に何もなのは残念。
30:30
直後スローイン、そのまま高い位置に多く選手を送り込んでる状態。
ショルツが鈴木と垣田それぞれに分岐作り直すことで影響及ぼして安居への矢印弱める。
30:39
ボックス内でのオフザボール同士の影響活用。リンセンがフリーになる。
蹴れるタイミングで相手のそばから離れるから大久保との2択を迫れる。
興梠を押し退けることで空けた場所を使う。
落とすのむずいけど関根がギリギリまで選べたら可能性あった。
39:25
各所で分岐作りつつボールを動かして、鹿島の陣形広く、また段差つくらせてから、5枚しか出てこれなくなったタイミングで、ショレが分岐作り直して安居への矢印完全に無くしてから縦。
前進するべき状況を作れていなければのんびり広げて、作れたら"仕上げてから"一気に。
その後の安居は特に相手に影響与えずパス。
それにしても判断が遅く雑だけど、興梠が割を食う。
41:02
関根が分岐作り、安居は影響活用するために管理されたまま背中横切るラン。
この二つで空いたコースに関根がドリブルして中央の相手に影響を与えてから、横作るために下がってた敦樹。
関根頑張ってる、続けろ。
真ん中に置きたい意味がわかる。ビルドアップ以上に、抜き切らずに相手壊せる。
41:08
一方この敦樹ももう気持ち高い位置ならプレスバックに消されにくいし受けた時に相手中盤に及ぼせる影響はより強くなる。
分岐作らず漫然とサイドチェンジするから、その後の攻撃は相手にとって特に怖くないものに。
43:04
敦樹がゲート上使ったリターンで相手前線の注意をぼかして、もう一度斜め奥のポジションをスムーズに取り直す。これだけでいい。
その後の選択は絶対安居だけど。
43:35
影響与えてない状態のチャンネルランは圧倒的に守備側が有利。
45+0:08
最初と同様、酒井がSHに管理されて近くの見方をフリーにする流れからスタート。
45:27
3枚だが、39:25と同様の仕組みでピトゥカのチェーン切ってから前進。
ここでは、ショルツの横に敦樹が下りて、正面の相手に影響与えてから横ドリ、中央の相手に分岐作ってから戻す。
ショルツも中央にいる相手に分岐作って、カバーまで逆サイドに動かしてからキャンセル、改めて右サイド活用。
2段階で影響活用した前進。
もっと簡単に組織壊せる時に長めのパスはもったいない気もするけど、背走させつつ圧かけるっていうのはスコルジャ的にはいいことなはず。
45+1:23
関根が影響与え倒した後のチャンネル活用。
雑感
前半
個人的には、前半はここでこの選手が選択を間違えなければ面白いシーンになったかもなと思える場面が割とある。ひんまがってます。
まずは慣れて、チグハグな判断を揃えて、その先どうなるか見せてほしい。
組織を壊しながら前進。少しでも影響及ぼせている時は蹴飛ばしてもすぐ回収できている。
相手の組織が整ってるなら無理に進まず継続。
後半
一方"いつものやり方"の後半は、そもそも前半の途中から動き疲れて出てこられない相手に対して、慣れているから変なミスなく前進はできるけど、全員が空いている、許容されているスペースに漫然と向かっていて、組織を壊していない。相手CBは「そろそろこんな感じでボール来るんだろうな」と全く慌てず対応。
連戦の疲れもあるだろうけど、リカルドの時から同じような構図の試合は結構ある。
一人でドリブルで2人剥がせる選手がいるわけではないので、もっとゴールの近くの相手を迷わせてほしい。
ACL
今更ながら。獲れてよかった。
暴力的な圧力で攻撃をしてくる相手に負けないために不可欠な、一体感のある組織を短期間で作り上げたのは見事。
一戦目、現地で闘うみんなの声を聞きながら、アルヒラルのある意味展開の読みやすい攻撃をみて、「今の浦和ならやれる、大丈夫だ」と感じられた。
失点シーンの明本の迂闊な飛び込みは震えあがったけれど。
心から信じさせてくれるチームだった。
優勝の余韻よりも、そんなチームと、そしてみんなと共に闘えた時間が幸せだった。
より強くなって戻りたい。
また全員で、最高の雰囲気で。
期待
ただ、相手の組織を壊す方にフォーカスしなければ、まともな組織、無難にやれるCB相手には歯が立たないまま今シーズンを終えてしまうなと思う。
要するに、1stDFはもちろんだけど、カバーを動かしたり、迷わせるプレーがたくさん再現されてほしい。
取り組む時間がないのは理解してるし、アジアは俺たちのものだから、達観しつつ。
浦和の守備を壊せるような攻撃を。やれるチームでしょ。頑張っていこう。
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