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【歌詞】六華姫

「六華姫」

凍てつき突き刺さる真白な夜
月の光に瞬く結晶
一陣の風で幕が開く

銀の花吹雪が吹き上がる
舞台に凛と立つ六華姫

鋭い視線を射て 誰も近寄らせない
細やかで大胆に 力強く踏み込む
研ぎ澄まされた繊指 闇を切り裂く
鈍く光る黒髪が流れる
一筋の光が六華姫を貫く

銀夜の秘密の舞
無垢な舞台は六華姫の心か
はたまた心奪われた彼の行く末か
見たら最後

遍く輝く真白な夜
ゆらりひらりふわり結晶
世界が凍りつき時が止まる

宙に浮かぶ銀の花吹雪
小指で弾く六華姫

喜びも 悲しみも 切なさも 怒りも
昨日のことは過ぎ去った思い出
明日のことは未だ来ぬ幻
今日だけが現の実
降り積もる純情を雑に蹴り飛ばし

銀夜の秘密の笑み
吐息の細氷は六華姫の心か
はたまた心奪われた彼の行く末か
見たら最後

生を拒絶する真白な夜
世界を切り刻む結晶
あとに残るは美しい残骸

狂い咲く銀の花吹雪
消えていく六華姫
いや・・・

絡み付く甘露
耳に響く鈴の音
唇に塗り込まれる柔らかな酸
首筋を冷たく撫でる細い糸
背中に食い込む鋭い刃
一筋の光が六華姫を貫く

銀夜の秘密の夢
透き通る肌は六華姫の心か
はたまた心奪われた彼の行く末か
見たら最後

凍てつき突き刺さる真白な夜
月の光に瞬く結晶
無垢な舞台は六華姫の心か
はたまた心奪われた・・・

「見てたでしょ?」

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