今日も埋もれるコンテンツ
先も後もなく広まったもんがちシステム
突然、私の作品によく似た作品があるという連絡がきた。
ほほう、確かに、私が10年以上前に作った紙芝居によく似ているわ
これは、エスペラント語、中国語、英語にもしてあるし、こちらで販売もしている。
だがしかーし! 誰も見ないし、売れもしない。
今の時代、結局宣伝力と数字だろう。
そしてみんながいいと思うもの、数字の多いものがいいとされ、それを選ぶことが良しとされるところもある。
※そのよく似た作品の動画のことを言ってるんじゃないです!
紙芝居ってコンテンツも古いんだろうし、誰もが見やすいアニメーションなおかつショート動画なら見てくれる人もいたのかなぁなんて思うわけだ。
まあ、似ているといっても私のとはちょっと違うとは思う。
★まず色づかいがちがう。
私は明るい原色系の色が好き。
★それから内容も少しちがう。
ショート動画のほうは、相手に合わせて自分の形を削ったり、自分を変化させたりしているが、基本、私の作品では変わらない。
ただ向きや見方を変えることで、相手と合う部分が発見できるというものだ。
基本、妥協はしない。視点を変える。それだけ。
★答えは相手に考えさせる。
私の作品は参加型紙芝居なので、どうすれば一見合わない形が合うようになるのかを、見ている人に考えてもらう。
そんなわけで、私に知らせてきた人はパクられてんじゃないのかと心配していたが、決してそうではないと思う。
ただ、私が宣伝力もプロデュース能力もないってそれだけのことよ。
書かせてくれる、心の支えな読者様
私の作品は、小説であれ、絵本であれ、好きな人はすごく好きらしい。
特に子供は正直で、それが人気があるからとか関係なく、おもしろければ、とことん好きでいてくれる。
私が子供向け作品もこだわりで書き続ける理由はそこにあるかもしれない。
昔、出版した「羽根の種子」で私を知ったYちゃんは、それ以来ずっと、私の良きファンで、書けなくなった時もずっと待ってくれてたし、新作は必ず大切に読んでくれている。
そして、最近はエブリスタに投稿している作品にも、ありがたい読者さまが!
人知れず埋もれているこの作品、ほとんど誰も読んでる痕跡もなく、それでも日々せっせと投稿しているのは、この方が毎日私にスターをくれるからである。
大阪のJINさん! 見ず知らずの御方だが、この人一人だけで、セーカ編、プレーナ編がスター100個ずつ。つまり一人で100回100日ほとんど毎日スターをくれているのだ。ありがたいことこの上ない。
これもご縁。
以前は私の絵本を破格の値段で買ってくれた人もいた。
そうやってたった一人とつながるご縁もあって本当にありがたい。
だがしかし、世間に評価されるのは、一人がコアに支持してくれるということよりも、どれだけ多くの数字と関心を集めたかということだけ。
まあそれも当然だ。
いかに人の目につくように努力するかってのも必要なことなんだろう。
料理でいうなら、美味しい料理だけ作れてもダメ、どこに店を出すか、どれだけ多くの人に食べてもらえるかってのを考慮しないんじゃどうしようもないって話だろう。
でも、だからこそ、ご縁でふらっと立ち寄った人が、それから気に入って毎日食べに来てくれることのありがたさ!ってなもので、私が書き続けてられるのも、その人がくれる小さなスターの仄かな光を見るからだ。
毎回通知のところに赤いポツンとした点があって、そこを見ると、JINさんの名前と送られたスターがあって、それでまた今日も書こうと思えて、投稿する。
なんか「最後の一葉」みたいな話だわ。
その最後の一葉さえなくなれば、私はもう気力も萎えてしまうんだろうな。
それでも書くこともやめられないから、みじめな気持ちを持ちつつも投稿し続けるんだろう。
このnoteだってほとんど誰も見やしない。
それでもやっぱり書くのだから。
どんなに絶望感じてもう死にたいと思っても、それでもおなかはすいてきて、何かを食べて、排せつして、その繰り返しで生きている。
それに似ていると思うのだ。
そして時々、誰かの優しさや愛に触れる。縁が繋がる。それが突然途絶えることがあったとしても、また誰かにどこかに繋がる。だから生きていける。
私はまだ創っていける。
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