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【育児にはもちろん、介護にも使える!】「自立支援のための」ほめ方叱り方

こんにちは、アラフィフメンズ介護職のタケウチです。


今回は書籍「自分でできる子に育つ ほめ方叱り方」をもとに、育児にはもちろん、介護にも十分応用できるコミュニケーション術を、みなさんと一緒に考えていきたいと思っています。


今回の内容を知っていただければ、お子さんや要介護者とのコミュニケーションの楽しさ、そして彼らの自立へのモチベーションを、上げられるようになると思います。

それでは早速いってみましょう!


もともとは、小5と小2の娘に対する育児のために読みました。

「自分でできる子に育つ」というタイトルに惹かれたのです。

なぜならワタシは、変化の大きいこれからの時代、人から命令されたことをこなすのではなく、自ら課題を見つけ、解決するために自ら動くことが必要だと、強く思っているからです。


読み終わってみて、この本の主張は明快でした。

「条件つきの接し方をやめ、無条件の接し方をしましょう。」

ということです。


もう少し噛み砕くと、

「アメとムチでコントロールするのでなく、常に愛を与え、寄り添いましょう。」

ということ。


この接し方は育児に効果的だと思いましたが、介護にも使えると感じました。

なぜなら、子供も高齢者も

「世代が違う」

↓だから

「理解・共感しづらい」

↓だから

「コントロールしがち」

というループに、ワタシはハマりやすいからです。


この本に書いてあることを実践したところ、以前は宿題をサボりがちだった次女が、自分からやるようになる頻度が高まり、しかもそれをワタシに報告してくれるようになりました。

また、いくら言っても、排泄介助が終わった後にテープ式オムツやリハパンを上げる際、それを自分でも触ってしまうことで結果的に邪魔をする入居者さんが、協力してくれる率が高まりました。


それらをもたらしてくれた、この本の要旨をまとめて以下に紹介させていただきます!


①条件付きの接し方がもたらすデメリットを知ると、無条件の接し方をしたくなる。

条件付きの接し方には、大きなデメリットがあるそうです。

この本ではそれを4つ挙げていたのですが、ワタシは育児・介護においては以下の2つが特に悪影響を及ぼすと感じました。それは、


【条件付きの接し方がもたらす大きなデメリット2点】

⑴条件付きの自己肯定感しかもたらさない。

(2)親子もしくは被介護者と介護者との関係が悪化する。


です。


条件付きの接し方に対し、素直なタイプの人は、「条件付きの自己肯定感」しか得られません。

ですから、だんだん空気を読んで、ほめられそうなことをし、叱られそうなことをやめるようになります。自分の頭で考えなくなります。

子供の成長を止め、入居者さんの自立支援を阻害する可能性がある。怖いですね。。。


また、反発するタイプの人は、「条件付きの接し方に対し反抗」するようになります。

そうなれば、子供でも入居者さんでも、相手との関係は悪化します。


これを知って、ワタシは「無条件の接し方をしたい、どうすればいいの!?」と思いました。

それが、次の②「効果的なほめ方、叱り方のポイント」です。


②効果的なほめ方、叱り方のポイント

ほめるにせよ、叱るにせよ、共通するポイントがあります。

それは、

「プロセスを共有し、感情に共感する。」

です。


ワタシはここからできていませんでした。。。


最初に「評価」しちゃうんですよね。。。

「いいですね!」

「それやめてもらっていいですか?」

言葉は柔らかいのですが、これを言われたら、自分でだんだん考えなくなるか、自分の思っていた評価でなければ、反発を招きます。


ですので、まずはプロセスを共有し、感情に共感するということです。


次女でいえば、帰宅してすぐ宿題をしない理由を確認する。

ある入居者さんでいえば、おむつを上げてしまう理由を聞く。


共感すると、「ちゃんと聞いてもらえた!」という気になるようです。


次に、ほめるポイントですが、

「具体的にほめる」

だそうです。


これも、ワタシはおざなりにやっちゃってました。。。

「天才だね!」

とか。。。


子供は全然嬉しくないそうです。

きっと、入居者さんも同じでしょう。

「適当にほめてんな」

というのが、分かるらしいのです。


ですから、細かく具体的にほめてあげる。

そうすると、「うれしい!」

となります。


さて、叱るポイントですが、これはほめるよりちょっとだけ難しい。

叱るときは、

「正直に、自分が感じたことを伝え、なぜいけないと思うのか、理由を伝える。」

「どうすれば改善できるのか、相手から引き出すように話し合う。」

をやると良いと、この本を読んで思いました。


特に、改善策を自分で考えるというのは、子供の成長を大きく促し、入居者さんの自己肯定感も大きく上げると感じます。


その上で、この本では

③子育ては無理しないでね♪

ということも伝えていました。


子供と長い時間いなければいけないということはないそうです。

むしろ、一緒にいる時間の長さより、その質が大事とのこと。


仕事を持っている親は、なかなか子供といる時間を長く取れませんが、質を高めることはできる。

それは、入居者さんに対してもきっと同じだと感じました。


以上、いかがだったでしょうか?

ワタシはいくつかのポイントの中で、特に

「共有、共感」

が大事だと思いました。


子供でも、入居者さんでも、評価されたい人ってあまりいないと思うのです。

それより、気持ちをわかってほしい、素敵な情報を共有したい、だから、話したい、また会いたい、となるのではないでしょうか?


ワタシは、まだまだな父親であり介護職ですが、「話したい、また会いたい」と思われるようになりたいと、この本を読んで思いました。


今回も長くなってしまいました。

良かったら、原著「自分でできる子に育つ ほめ方叱り方」も手にとってみてくださいね。


最後までお読みいただき、ありがとうございます!

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