【御礼】ヅカデミー賞2022
一昨日、12月27日(火)にヅカデミー賞2022の投票受付を終了いたしました。
今年も想いのこもった愛ある投票(コメント)をいただき、ありがとうございました。
ご覧いただいた皆様にも感謝いたします。
お一人お一人、一票ずつ読ませていただき、2022年の宝塚歌劇の充実を噛み締めています。
舞台を創って下さる全ての方々への感謝の気持ちを改めてお伝えしたいです。
今年に限らず、いつも本当にありがとうございます。
一昨日、歌劇団内部での極めて卑劣で許せない行為に関する報道を見ました。
劇団もハラスメントの事実をリリースで認めています。
作品に罪はありません。
言うまでもなく、作品は罪を犯していません。
そして舞台芸術は1人の力で完成するものではありません。
作品に関わる全ての方々がそれぞれの役割を最大限発揮し、それらがピッタリと調和した時に、劇場で観客と共に傑作になるのだと思います。
1人が道を誤ったとしても、カンパニーで補完、いやそれ以上のリカバリーが可能なはずです。
作品に関わった1人の卑劣な行為によって、作品そのものが汚されることはないと信じています。
その人や、その人の作品創りにおける役割(ポジション)を過大評価することは、今後その役割への権力の集中を再生産しかねません。
自分が舞台を観て感じたその時の気持ち、感動は変わらないです。
踏みにじられてたまるか、という強い想いを持っています。
卑劣な行為がなければ作品が完成しなかった訳では決してありません。
そんなことがあっても、皆で創り上げたのです。
千穐楽まで素晴らしいクオリティで完走したのです。
(もちろん「そんなこと」は二度と起こってはならないですし、今回のような逆境はあってはならないことですので美談にしてはいけないと思います)
正直、そう簡単に気持ちの整理はつかないです。
簡単に整理する必要はないのかもしれません。
それでも作品の魅力を語り、生徒への愛を語ることは決して憚られることではないと確信しています。
話しにくい雰囲気を少しでも変えることができたら。
顔を上げて、作品と生徒への敬意と感謝と共に、結果発表をさせていただきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いいたします。
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