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山を歩いてみた 20240504

 大三様は、延喜式神名帳(じんみょうちょう、927年)に記載があることから、向山噴火(886)のわずか数十年後にはすでにつくられていたことがわかる。その場所は近年長い間、私たちが参詣していた瀬戸山西端の大三山ではなく、元々は向山の石切場南側の沢の奥の尾根筋にあった。昨日、その場所の確認のためあらためて歩いてみた。ここから、大三山に移されたのは大正年間で、その社も令和元年の台風15号で壊され、現在は十三社神社に移されている。噴火間もない、こんな離小島に神社を置いて、国を築いて来た当時の朝廷。その当時は今の本村地域の平地すら出来上がってはいなかったかもしれないことを考えると、すごい。今となってはこの場所を知っている人は、島の中でも少ない。

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