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好きを再確認する旅


こんにちは。ゆうづるです。

今回は昨年12月に金沢を一人旅した時のお話。旅行記でもありつつ、自分のネガティブな内面にも触れています。その辺りをご了承の上読んでいただけると幸いです。




旅のきっかけ

・ネガティブの循環

きっかけは昨年10~11月頃。Grateful Concertの練習や準備が本格化していた頃です。自分は楽器演奏以外にもステージ進行の部分で演奏会の準備を担当していました。
もちろん自分から名乗り出て好きでやっていたことなので嫌々だった瞬間は一切ないのですが、上手くいかないことや息詰まることが増えきて、焦ってしまったりネガティブになることが増えていました。
誰が悪いという話ではありません。人が集まって何かを成し遂げようとする上で、全てが上手くいくなんてあり得ません。ただ自分の性格上、ネガティブは気持ちになると自分の中で考え込んでしまうのと、他人の言動に物凄く過敏になってしまいます…悪循環です。

また、団内を見れば編曲ができたり動画編集ができたりデザイン系のセンスが長けたいたりと、楽器を演奏する以外にも本当に様々な能力を持っているメンバーが集まっています。自身がネガティブになった時、どうしても周りと比べてしまって自分は何も貢献できていないのでは?と考えてしまいました。

そして活動をするなら自分が楽しめないと意味が無いと考えています。楽しむことは自分のためにとても大切であることをスクールアイドルたちは教えてくれています。このままではGrateful Concertという一度きりの瞬間を楽しめないかもしれない。あえてBloomの活動から離れてみて、ガス抜きをしないとまずいと思っていたのが今回旅に出た理由の一つです。

・自分の“好き”に自信がなくなった

一つ前のネガティブの循環から連鎖してます。
蓮ノ空が好きだからBloomにいるのか。Bloomが好きだから蓮ノ空も好きなのか。自分の蓮ノ空に対する気持ちはBloomや周りのオタクに依存していないか。
活動していくうちにこんなことを考えるようになり、少し自信がなくなってしまいました。単純に考えすぎだとはわかっています。でもこれも自分の性格なのでちゃんと結論を出したいと思いました。
Grateful Concertや更にその先の活動のためにも、蓮ノ空に対する気持ちを整理・再確立するために一人で金沢に行き、その魅力に再度触れようと決めました。

・コラボ企画を楽しみたい

ありがたいことに蓮ノ空は金沢でのコラボ企画を頻繁に開催してくれます。ただほとんどが期間限定のもので、その期間内に足を運ばなくてはなりません。
Bloomでの演奏活動も大切にしたいけど普通に金沢も回りたい…でも休みは足りない…
特に2024年末で終わってしまった石川県立図書館とのコラボは、どう考えてもそのために一回金沢に行く日を設けないと回収ができませんでした。そしてスタンプラリーは3月までですが、今後落ち着いて回れる確証もないという状況。
お金はどうにかなるけど時間は作らないと生まれない………
先述の悩みもありますが、純粋にコラボ企画を楽しみたい気持ちも決め手となりました。



ということでネガティブな内面に触れてきましたが、ここからは旅行記です。結構楽しげに書いているのでさっきのネガティブメンタルはどこ行ったんだよって思うかもしれませんが、楽しいことを楽しむのはできたというのと、旅を終えた今のテンションで書いているので悪しからず。


【1日目】


北陸新幹線W7系

旅の始まりは我らの北陸新幹線。お前が一番。
この日は東京8:33発のかがやき521号金沢行き。隔日運転の臨時列車です。

夜勤明けでそのまま東京駅に向かったので既にお疲れモードでしたが、JR西日本所有のW7系でテンション爆上がりです。「北陸ロマン」が聞けるかどうかは旅の満足度を左右します。

テンション上がってたのも大宮までで、東北新幹線と別れてからは寝落ち。起きたら長野発車してました。


金沢ゲーマーズ


さやかほ~

金沢に着いたらとりあえずゲマみたいなところあります。何かを買いたいわけでもありませんが、とりあえず一周。

スタンプラリーシートの受け取りと梢のスタンプを押していざ金沢巡りスタートです。


ハントンライス

腹が減っては戦はできぬ。ということでとりあえずお昼ご飯へ。聖地になった飲食店は一通り行ったのでいい加減地元のお店を開拓しようと思ってたんですが、脳がこの味を求めていたのでグリルオーツカさんに行きました。やっぱり美味しいんですよねぇ…



しいのき迎賓館

クリスマス前ということもあってか赤い花に囲まれる徒町。児童会にいる子供みたいでかわいい……

リンクラカードイラストのパネル

自分こういうの好きです。リンクラのカードって性能やボイスに話題になりがちですけど、そもそもイラストそのものが最高にいいですからね。

しいのき迎賓館は大正時代に建てられた旧県庁舎を一部を保存しつつ現代に合わせてリニューアルした建物。歴史や伝統を重んじつつしっかりと今に合わせて進化を遂げていく姿はとても金沢らしいと言えます。そんな建物にリンクラのカードイラストが展示されているというのは、代々続いてきた金沢の歴史の中に蓮ノ空が刻まれているような気がして、勝手に感慨深くなってしまいます。


加賀友禅会館

お次は加賀友禅会館へ。こちらは以前にも染め物体験で訪れたことがありその際にこちらの展示も見たのですが、何度来ても良いですね。詳しい展示内容について語りたいところですが、こればっかりはどうしても生で見て欲しいと思える、とても拘りを感じる展示なので詳しくは割愛します。

こちらの展示も2024年内で終了だったので、スタンプを押すためと言えこの機会に訪れることができて良かったです。104期生の蓮ノ空歌留多も実装されたことですし、9人で再展示して欲しいと願ってます。


卯辰山公園

その後はバスに乗って卯辰山へ。せっかく天気も良かったので、見晴し台より更に奥にある終点の卯辰山千寿閣まで乗って、歩いて戻ってみることにしました。

多分蓮ノ空って見晴し台よりもっと山奥にあるはずなので、どの辺が校舎なのか想像しながら歩きました。こういう妄想も楽しいですよね。


夕暮れの山道

活動記録や配信を見る限り校舎と寮は少し離れていると考えられます。もしかしたら彼女たちもこの道を歩いて登下校しているのかもしれません。

季節によって表情を変える山。スクールアイドルクラブに限らず、蓮ノ空の学生たちの日々も嬉しいことがあれば悲しいこともあるはずで、色んな子達の声や表情が浮かんできました。



卯辰山公園 見晴らし台

そして本当の“聖地”へ。蓮ノ空が世界にバレてからというもののここを来訪する方も増え、いつ行っても人がいる状態でしたが、この日はお散歩する地元の方のみ。ド平日なのでそれはそう。

この景色を独り占めしながら芝生に座り込んで蓮ノ空の楽曲を聴く。これほどチルい時間は他にないでしょう。

小一時間過ごしたところで日も暮れて風も冷たくなってきたので下山。疲れたので早めにホテルにチェックインしてベッドで転がってました。こういう自由なムーブができるのも一人旅の醍醐味と言えます。



おでん処 大酉茶屋

夜はおでんと日本酒でしっぽり。金沢在住のBloom団員にオススメのお店を聞いたところ、紹介された勢いで一緒に呑むことになりました。一人旅じゃないのかよって感じですが、ずっと一人なのも寂しいので実はありがたかったです。

Bloomメンバーと呑む時って賑やかなことが多いので、サシでゆっくりお話できたのも新鮮でしたね。もう1年以上の付き合いですが、まだまだメンバーの知らない一面もあるんだなぁと思うばかりです。


【2日目】


石川県立図書館

2日目は朝イチで県立図書館に行きました。年末でコラボが終わってしまうのでギリギリの滑り込みでしたが、間に合って本当に良かったです。

館内放送も花帆が担当していたのですが、変にコラボやスクールアイドルクラブのことに触れることはなく淡々と事務的な放送を行っていたのがとても良かったですね。地元の高校生である花帆が司書の職業体験に来ているような、そんな感覚になりました。

館内放送が10:00頃でカフェでのフードメニュー提供が11:00~だったのでせっかくならばとちょっと読書してみることに。ちょうど花帆のパネルの近くにあった吹奏楽の本を手に取ってみました。普段本はあまり読まないタイプなのですが、石川県立図書館の落ち着きのある空間のおかげであっという間に1時間が経過していました。1日ここで本を読む日を作りたいです…


コラボフード

オタクはコラボフードに弱い。これは古事記にも記されています。

でもコラボ抜きに普通に食事として美味しかったです。正直世間のコラボフードがぼったくりなイメージがあったためそこまで期待してなかったんですが、いい意味で裏切られました。
カレーはスパイスの旨味が凝縮されていましたし雑穀米も嬉しい。そしてプリンも濃厚で美味しい。味も濃ければ物理的な質量も濃く、どんどん胃が重くなるのを感じました。

他を下げるつもりもありませんが、蓮ノ空が展開するコラボは飲食に限らずきちんとした価値を感じるものが多いですよね。こういうものにはきちんとお金を払いたくなるものです。そして破産へ。



金沢くらしの博物館


吟子ォォォォォォォォォォォォォオ!!!!!


お次は金沢くらしの博物館へ。スタンプラリーのポイントでもありましたが、With×MEETSで紹介されてから気になっていた施設でもあるのでゆっくり訪れることができて良かったです。


くらしの博物館での戦利品(?)

中でも良かったのが、過去の企画展の資料を購入できること。過去にも気になる企画展がいくつかあったのですが、気軽に行ける距離ではないため諦めていたんです。実際の展示が見れるのが一番ですが、こうしてアーカイブを手に取ることができるのは本当にありがたいです。こういう取り組みからも金沢という土地の温かさを感じます。



金沢蓄音器館

個人的金沢オススメスポットはここです。初めて回る人には必ず紹介しています。

金沢に来て蓄音器…?と思うことなかれ。蓄音器の音って想像しないほど大きくて優しい音が鳴ります。実際にその音を生で聴いたことがある人は現代においては少ないでしょう。音は生で聴くのが一番です。その聞き比べが1日3回実演されています。
そして聞き比べの時の館長さんの語りがとてもお上手で、かつ落ち着いた声色でとても癒されます。そこも含めて癒しの空間と言えるでしょう。

実は今回で3回目の訪問なんですが、蓄音器の音と館長さんの語りで癒されるために、聞き比べの時間に合わせスタンプを押しに行きました。毎日11時、14時、16時に聞き比べがありますので訪れる際はタイミングを合わせるのがオススメです!



※これはおやつです

金沢市内のスタンプラリーも終わったところで小腹が空いてきてしまいカフェでも入ろうかなと考えていました。でも今回はまだ海鮮を食べていないことに気付いてしまい、勢いでもりもり寿司に駆け込みした。一人旅ムーブ、万歳。


スタンプラリー景品の交換

市内のスタンプをコンプリートしたので景品のカードと交換。スタンプラリーの景品カードを集めることが生きがいです。第四弾の開催もお待ちしてます(まだ第三弾も開催中)


松葉屋さん みらぱゾーン

目的も達成したし金沢から新幹線で帰るか!とはならないのが今回の旅。金沢からIRいしかわ鉄道で30分、小松へ。向かったのは松葉屋さん。

蓮ノ空のこと好き好きクラブの皆さんの脳内辞書には「月よみ山路」というワードが登録されているはず。そう、あの美味しい栗羊羹を販売している、今最もアツい小松市に本店のある和菓子屋さんです。

今回のスタンプラリーのエクストラスポットのスタンプがこちらに設置されているので訪れたわけですが、展示ゾーンが想像以上の濃さで横転。ここは本当に和菓子屋か……?(褒め言葉)


帰りはANA

3日前でも新幹線より若干安い値段で空席が残っていたのでたまには空路を選択してみました。小松も新幹線が停まるとは言えかがやきは朝晩1本ずつのみの停車ですから、変に金沢で乗り換えるなら空港出た方が早いです。

乗り物オタクなので久々に飛行機にも乗れ、帰り道もキャッキャしながら帰宅しました。



行ってみてどうだったか

本当に良いリフレッシュになりました。完全ではないものの、現地ではデジタルデトックス的な試みとしてあまりSNSを開きませんでした。一人で音楽を聴きながら黙々と考え事をしてみたり、金沢という街と蓮ノ空を肌で感じながら過ごす時間はとても濃厚で、誰かと賑やかに回ることでは得られない栄養があったと思います。

・好きの再確認

自分は蓮ノ空が好きなんだなと改めて自覚しました。一人で金沢を訪れてもひたすらに楽しかったです。極端な話、Bloomや周りのオタクと出会っていなくても蓮ノ空が好きでいられたと思います。もちろんその存在は私の世界をとても豊かにしてくれていますが、根底にある“蓮ノ空が好きだ”という気持ちは揺るがないと確信しました。

そしてBloomのこともやっぱり好きだなと思いました。(もちろん嫌だったことは一度もありません!)
蓮ノ空への気持ちを再確認したからこそ、この胸の高鳴りを表現したいという熱い気持ちが湧いてきました。Bloomに入団しようと決めた時の気持ちが蘇ってきた感覚です。

周りの勢いに呑まれず、自分がやりたいからやっているという気持ちを大切にしたいと思いました。何かができないから否定される場所ではなく、蓮ノ空が好きという気持ちがあれば受け入れてくれる暖かい場所であることを思い出し、Grateful Concertやその先の活動に向けてまた前を向くことができました。Grateful Concert前にこの時間を確保して大正解でした。

・聖地巡礼もリアルタイム

コラボイベントは逃したら終わってしまいますから、本当に開催期間中に行けて良かったです。


…という単純な話だけではなく、104期と過ごすの冬は1回だけなんですよね。リアルタイムに過ぎていくからこそ、訪れる時期によって感じ方が変わるはずです。彼女たちは日々成長していますし、我々の心情だって変わっていく。その全てを肌で感じることこそ、蓮ノ空にしかできない聖地巡礼の良さだと思います。彼女たちはラブライブ!を控えていて、私はGrateful Concertを控えていた。2度と来ないその瞬間を味わい、聖地巡礼を通して気持ちの整理をすることができたのも蓮ノ空ならではの体験でとても有意義でした。

もちろんコラボ企画だってメンバーが卒業することを踏まえたら同じ企画は2度と実現しませんから、そういう意味でも行きたいと思ったコラボに足を運べたのは大きかったですね。


最後に

自分の機嫌を取るのにかなりの時間とお金がかかってしまいました。自分って不器用な人間だなと思います。振り返れば勢いに上手く乗れず空回りしていただけで、根底にある気持ちに気づけなくなっていただけでした。

悩んだってかまわない
つまづいたっていいんだよ
遠回りを楽しもうよ
繋がるんだね
無駄なんかじゃない

Bloom the smile. Bloom the dream! より


でも遠回りをしたからこそ見つけられたものは沢山ありました。むしろ見つけられなかったら胸を張ってGrateful Concertに立てなかったと思います。
これからも遠回りをしてしまうかもしれないですが、自分のどんな気持ちにも正直に向き合っていければと思っています。


ちょっとネガティブな内容もありましたが、最後までご覧くださりありがとうございました。



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