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Grateful Concertを終えて

こんにちは。ゆうづるです。

2025年1月4日に石川県立音楽堂で行われたBloom Wind Orchestra ~Grateful Concert~に出演。無事終演しました!

今回はこちらについて振り返りを行っていきます。仕事や日常の合間に募る感情をまとめていたらかなり時間が経過してしまいました… 鮮度ガタオチではありますがお付き合いください…!

(Bloom放送局で振り返り配信やってるうちならセーフだろうという精神)

配信アーカイブはこちら↓



お客様への感謝


Bloom Wind Orchestra ~Grateful Concert~ にご来場いただいた皆様、お忙しい中足を運んでくださりありがとうございました!
ご来場いただいたお客様の大半が遠方からの方だと思いますが、アマチュア集団の我々のために金沢まで来ていただける。これは感謝してもしきれません。配信も用意しているとは言え、現地のお客様がいらっしゃることが我々奏者にとっての力になります。重ねて御礼申し上げます。

もちろん配信でご参加いただいた皆様にもとても感謝しております。3時間を超える公演に対して時間を割いてくださり、XやYoutubeのコメント等でも沢山のお言葉を頂戴しました。これは蓮ノ空の彼女たちがスクコネで配信を行っているのと同じで、いつでもどこでも繋がれる証だと思っています。我々の演奏が遠く離れたあなたの元に届く限り、我々は演奏する意味を感じることができます。本当にありがとうございました!!



終わってみて率直な感想


超楽しかったです!!!!!


そりゃBloomのこれまでの本番全部楽しかったんですけど、これまで演奏面でもそれ以外でも沢山準備をしてきて、それが全て報われた気がしました。更にステージ上の団員や支えてくれるスタッフの皆さん、そして客席や配信のお客様と蓮ノ空への愛を共鳴し合えたのを肌で感じることもできました。
準備や練習をした期間、そしてあの日のステージ、本当にこれまでの全てが楽しかったと思えます。

Bloomにとって大きな目標だったGrateful Concert。団創設当初から予定されていて、ここに向けて走り続けていました。

プレコン~アンコールまでの全28曲を団内にいる神アレンジャーたちが編曲をし、合奏を繰り返しました。
力を入れたのは演奏だけではありません。配信のために撮影スタッフの皆さんが何台ものカメラを用意しスイッチングまで行ってもらいました。パンフレット等の配布物、スクリーン画像、楽しみ方動画も作成。司会原稿やステージセッティングの取り回し等の準備も行いました。当日は団外の方の力もお借りして、受付やドアマンを担当していただきました。


それでも本番はたった1日1回限り。
もっともっと、この時間が続けばいいのに。せっかく準備したのだから、明日も明後日も公演を重ねていきたい。そう思いました。

こんなにもあっという間に終わってしまうなんて、本当に時間というのは残酷だなと思います。でもだからこそ美しくて、今を大切に、そして必死に生きようと思えるんですよね。

色んな感情が渦巻きますが、1人の奏者とオタクとして、本番直後からそんなことを感じております。

楽曲の振り返り


ここからは各楽曲の振り返りを行っていきます。
本当は乗ってない曲も書きたかったし全曲もっと語りたいことはあるんですが、全部書いてたらいつまで経っても公開できなくてお蔵入りの記事になってしまうので、ちょっと内容が薄いかもしれませんがご容赦ください……



パラレルダンサー

満を持して8人が揃ったクラリネットパート。フルメンバーで人前に立つのは今回が初めてです。

そんなクラリネットアンサンブルでお届けしたのはパラレルダンサー。編曲は同い年のともやんくんです。クラリネット属が持つ暖かくて重厚なサウンドを最大限に生かしつつ、楽曲が持つ世界観を再現した編曲で吹いてても気持ち良かったです。ともやん先生の編曲、無限に吹きたいマン。

完全に余談ですが演奏をする5分前、舞台裏ではちょっとした(ちょっとどころではない)トラブルがありました…w

詳しくはトラブったご本人のnoteで↓

こんなトラブルが直前であったにも関わらず、8人全員動揺せず演奏しきったのはすごいですよ。何より楽器を壊してメンタル来てるでしょうに借りた楽器でいきなり良い音で吹ききるだんろさんが一番すごいんですが… トラブったのはビックリしましたが、本当に心強いパートだなと実感できた出来事でした。

さて、プレコンの段階から余談をしていたら日が暮れるどころか今年が終わりそうなので本編へ……


Dream Believers

実家のような安心感。とっても安定していていい意味で飾り気の無い演奏だったと思います。演奏会のオープニングから感情剥き出しのコテコテ演奏だとお客様も飽きてしまいますからね。
とびきりの感情を乗せられる曲だからこそ、あえてプレーンに聴かせる良さってあると思います。

ド!ド!ド!

どうやって吹奏楽でアレンジするんだろって思ってました。どうしてもみらくらぱーく!って電子音が多いユニットだし、テンポも早いしコールばっかだし… でもいざ音を出してみたらめちゃめちゃ吹奏楽との相性が良い。
ライブではみんな騒いでる曲ですけど、音楽的に紐解くと本当に泣き曲の作りをしてるんですよね。原曲テンポで吹くのは木管が死ぬのでちょっとゆっくり演奏しましたが、むしろ音楽的に噛み締められるド!ド!ド!になったので良かったと思います。

音楽の作りが泣き曲という話はこちらのラジオで編曲者のるみえるさんが解説しているのでぜひお聴きください↓



夏めきペイン

Bloomの夏めきって良くってぇ…

ド!ド!ド!から繋げて来るのはさすがに文脈強すぎだろってずっと思ってました。
2024年5月のOpening Concertでも演奏しましたが、当時よりもまとまって落ち着いた演奏になっていると思います。当時の方が弾ける演奏をしていてこれもまた好きなのですが、より成熟して“聴かせるため”の夏めきペインになっているのが今回です。楽曲と共に歩んでいるのを肌で感じることができました。

↓聞き比べはこちら(さっきから団YouTubeチャンネルの宣伝ばっかですみません)


KNOT

KNOTのAメロクラップは1番じゃなくて2番なんですよ。これを完全に再現していたのがエフェクトシンバル。クラップ音を何で再現するのか気になっていたので、エフェクトシンバルのチョイスにもニッコリ(お前は何様なんだ)
うちのパーカッションは機材厨なのでKNOTに限らず色んな所にこだわりが感じられて目と耳が楽しいです。

そして皆さん、KNOTのAメロクラップは2番ですからね。覚えて帰ってくださいね(ニッコリ)


千変万華

激アツなKNOTと対称的すぎて2曲連続でやるのは切り替えが難しい…と曲順を見た時は思ってましたが、いざやってみたら意外とそんなことはなかったです。気付いたらスッと曲の世界に入り込んでて。奏者全員が曲への理解と愛が強くて、本能的に切り替えられてるのかもしれません。

この曲はファゴットとバスクラに対旋律やソロが振られていて嬉しかったのと同時にスリーブブーケにとってとても大切な曲なので緊張しました。ファゴットは梢センパイ推しのつるみがわさん、バスクラは花帆推しの私ということで、この割り当ては編曲したたまごさんからの愛だと思ってます。
譜面が難しいわけでもないのに色々考えてしまって練習の時は上手く吹けなくて正直焦りましたが、あえて雑念を捨てて吹いてみたら本番は上手くいきました…楽曲に泥を塗ることにならなくて本当に良かったです。


ツバサ・ラ・リベルテ

八重咲ステージのモデルと言われている石川県立音楽堂で演奏する意味が大きすぎる。もうこのエモさは多く語る必要はないかと。場所と相まって、この次に演奏したLttFよりも抱く感情がデカかったかもしれません。

そして譜面はロングトーンの嵐。伸ばしてるだけなら簡単でしょ?と思われがちですが、暖かく響く音を常に安定して伸ばすことの難しさと言ったら… 伴奏楽器として一番命を燃やした楽曲です。

演奏が終わった後、すぐに拍手が起こらず少しの静寂があったのも印象に残っています。会場全体が楽曲の世界に包まれていて余韻を感じているのが伝わってきました。肌で感じたあの空気感、上手く形容はできませんが堪らなかったですね。


Link to the FUTURE

3rd神奈川公演前に演奏できて良かったと思ってます。というのも、我々が演奏したLttFは103期としての意味合いが強かったので(MCでは104期Ver.に触れたし厳密な時間軸は定めてないですが)、3rd前に演奏できたことで一区切り付いた感覚になりました。リアルタイムで進行していく蓮ノ空だからこそ楽曲の持つ意味合いや強さが時間の経過と共に変わっていくので、短期間で103期と104期のLttFを体感できました。


ミルク

第二部のアンサンブルで自分がミルクを吹くと決まった時から暖かく包むような音で吹きたいと思っていました。実際の演奏はちょっと固い音になってしまったなと…ゆったりなテンポながらもベースラインが動いている譜面なので、休譜が全然無いんですね。息を吸うタイミングも難しいので、色々考えるうちにちょっと力んでしまったなと反省しています…

演奏技術と同時に改めてめぐルリについても考えました。もちろんこれまでもそのエモさに涙してきたわけですが、どうしてもスリーズブーケ推しとしては思考が偏ってしまうわけでして… 
活動記録を見返したり、感想ブログなんかも読みました。めぐルリの芯にある暖かさとまっすぐな気持ちに触れて、彼女たちの楽しさの根底を改めて実感しました。よりみらくらぱーく!のことが好きになれるそんな機会に感謝です。


ハッピー至上主義!

これは乗ってないんですけど特に印象深かったので書かせてください!
誰よりもハッピーだったのはベースのあゆねぎくん。袖で見てましたけどUNISON SQUARE GARDENの田淵智也かと思いましたw
バンド育ちの彼にとって今回の演奏会で正しく暴れられる楽曲はここだけだったので、むしろ好きなだけ暴れてくれて見ているこっちも嬉しかったです。これがまさしく“ハッピー至上主義”です。


Colorfulness

ミルクと同様にゆったりした曲調ですが、ベースラインは180°違う動きをしています。ツバサでも触れましたが、長い音符だからこそ気を遣う部分もあるので、丁寧に優しく、でも実のある音で吹くようにしました。

直前のファンミで披露されたのも演奏に良い影響を与えてくれました。会場と配信で参加している人全員に寄り添った音で、誰ひとり置いていかない演奏にしたいと強く思いました。届いていたら嬉しいです。

さて、衣装のワンポイントとしてColorfulnessの特徴であるチェック柄のアイテムを身に付けました。私は遠くからでも目立つようにオレンジ色のネクタイを選びました。

こういうお笑いコンビいそう

実はホルンのひーさんと偶然全く同じネクタイが被ってしまったという裏話もありますw 
お互いにAmazonで買うからこういうことになるんです。本番前に一笑いできて良かったですw


365Days

忘れがちだし知らない人もいるかもですが、この曲は伝統曲なんですよね。詳しくはリンクラのカードボイスへ。
伝統曲であるという前提で歌詞を読むとまた違った良さがありますし、歴代のスクールアイドルクラブもキラキラな毎日を送っていて、その延長線上に104期と我々がいる。そう思って吹いたら第三部の最初から泣きそうになりましたね。まだ泣くには早い。


レディバグ

吹奏楽アレンジするのが難しいかっただろうなと想像できますし、吹いてても難しかったです。譜面が細かくて難しいとかではなく伴奏としてのグルーヴ感を捉えるのが難しい…
でも編曲者でもあるウニ先生が主導となってセクション練を開いてくれたり、合奏中にもビックアップして合わせられたので良い演奏になったんじゃないかと思ってます。ありがとうウニ先生。


みらくりえーしょん

第三部は各自の負担を考慮してユニット曲の乗り降りが任意だったんですが、私は後先を考えないバカなので全部乗りました()
とは言えこれは安直な判断ではなくて、夏から入団してくれた同じバスクラのうおもみじちゃんが全部吹くというので、ならワイもやるかぁ!という感じです。ブランク明けで勇気出して入団した彼女を置いていくわけにはいかん。対戦よろしくお願いします。

吹奏楽の編成においてバスクラは1本いれば良い方なので譜面も1パートしかないのが普通なのですが、この曲は1stと2ndの譜面がご用意されました。これはめちゃめちゃ燃えましたね。

譜面をもらった時の私

アンサンブルを除くとこんなこと人生初ですw でもこれはバスクラが2本いるから成せる楽譜な訳で、我々にしかできないみらくりえーしょんになったなと。対戦ありがとうございました。


月夜見海月

いや、めっちゃ好き………(語彙の崩壊)
この曲、原曲の歌が低いのもあってメロディが中低音の楽器に振られてることが多いんですが、落ちサビだけはフルートソロになってるのがいいんですよね。音域と共に吟子の心情の変化が表れてるように感じますし、何より繊細な吟子の人物像とフルートという楽器がマッチしてるんですよね。(編曲したカカシさん、解釈が違ったらごめんなさい…!!)


Bloom the smile, Bloom the dream!

初現地回収はGrateful Concertになりましたね。まさかの公式より先にやることになるとは…
楽曲の情報がリリックビデオとカードボイスぐらいだったので、練習してても実感が湧かなかったというか、咀嚼しきれていない感覚はありました。こんな良い曲、早く活動記録で触れて咀嚼させてくれぇ…ってずっと思ってました(この後10話で無事回収されました)

とは言え、自分たちの色を乗せて演奏する上で歌詞を読んでできる限りの解釈をして、Bloomとしてのホントの“たいせつ”とは何かを考えて吹きました。奏者のみんなもそうだったら嬉しいです。


永遠のEuphoria (104期 Ver.)

MCなしだったので触れられてませんが、実は今回のGrateful Concert向けて104期Ver.にリアレンジされてます。楽器で演奏するならそこまでしなくても、「これは104期です!」って言い張れば通用すると思うんですが、そこをあえてリアレンジする辺りが愛です。

この曲に限らずですが、配信カメラのスイッチングが神がかってて横転しました。特に曲のラスト3音。これ“アマチュアがライブ配信”でやってるのは信じがたいです。Bloomは奏者以外も優秀すぎるし、奏者でなくても輝ける場所なんだなと改めて実感します。演奏以外にも本気なので、その辺も含めてアーカイブを見てもらえると嬉しいです!


抱きしめる花びら

真打ちの登場。奏者の感情が限界を迎えることをわかっててこの選曲。堪ったもんじゃない。
ツバサもそうでしたしもちろん他の曲も同じですが、この曲が一番県立音楽堂で演奏できて嬉しかったです。

公式がFes×LIVE後に出したこの写真を譜面に挟んで演奏しました。沙知先輩、この会場に連れてきてくれてありがとうございました。


Dream Believers (104期 Ver.)

涙はここに取っておきました。(正確には主催挨拶で泣いてたけど…)
1曲目のドリビリが物語のオープニングなら、これはエンディング。蓮ノ空公式のYouTubeチャンネルにアップされている活動記録の前後に流れるドリビリのイメージです。


団内Discordより

こちらも104期Ver.にリアレンジされていて、なるべく推しキャラのパートを吹けるようにメロディを割り振ってもらいました。吟子パートもらえて嬉しかったです。


司会原稿・ステージ進行

これは楽曲とは関係無いんですが、演奏とは別に第一部の司会原稿作成とステージ進行(セッティングの取り回し)も担当しました。

自分にとって司会原稿の作成は未知の分野だったので正直不安でしたが、団内外から好評の声を頂戴し本当に嬉しかったです。特にド!ド!ド!前と、ツバサ・ラ・リベルテ前のMCは息を吸う音や涙を堪える団員を見て内心超ガッツポーズでした。
これも、結果として形になったのは演出チームや運営メンバーが肉付けをしたり伝わりやすいように文の修正をしてくれたからです。
そして何より、聴き手に伝えたのは司会の蒼都さん。あなたがいなければ我々の作った文章はお客様に伝わらなかったです。間の取り方や抑揚の付け方が素晴らしく、演奏会の案内人として彩りを与えてくれました。皆さん本当にありがとうございました。

そしてステージ進行。こちらは逆に自分の得意としてる分野でしたのでやらせてもらいました。ゲネプロまでに一旦段取りを組んでおこうと準備したのが功を奏し、本番は円滑に進行したと思っています。セッティング回りはカカシさんにお任せすることが多かったのですが、テキパキとこなしてもらって本当に頼りになりました。一緒にやれて良かったです。



私が見つけたホントの“たいせつ”


今を頑張ること、そして今を楽しむこと


以前から意識していた訳ではなく、本番までの日々を振り返ると自然とこうなっていたなと思います。

今を頑張る仲間がいたから自分もとにかくやれることを頑張ろうと思えました。正解か不正解かわからないし遠回りかもしれないけど、ひとまず目の前のやりたいことや、やれること頑張ってみるって大事だなと実感しました。

そして頑張れるからこそ、Bloomで活動する毎日が楽しいです。楽しいとは言っても悩んだり不安になったりすることはもちろんあります。でもそのネガティブな感情を乗り越えた先にある景色が美しいからこそ、全てを楽しいと肯定できます。

もちろん、純粋に活動が楽しいという気持ちもあります。練習が楽しい。メンバーと会うのが楽しい。蓮ノ空のことを考えているのが楽しい。毎日本当に楽しませてもらっています。
毎日を生きていると疲れてしまうこともありますが、蓮ノ空とBloomに関わる時間だけは全力で楽しみたいと思います。


最後に


団公式Xの終演後ポストにあるように、ここからが私たちの2nd Season。演奏会のハッシュタグでエゴサをすると次回に期待をしてくださる声が多いのが嬉しい限りです。
一つの目標を達成したからこそ見えた絶景と課題。高まった今の状態に奢ることなく、そして見つけたホントの“たいせつ”を見失うことなく、今後も地に足を着けて活動をしていきたいと思っています。


長くなってしまいましたが最後まで読んでくださりありがとうございました!!!

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