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私をふらのに連れてって。富良野ワーケーション 前編(生活編)

私は現在、北海道は富良野市に1ヶ月の期間、短期滞在しています。
富良野といえば観光の街、となるとホテルでの滞在をイメージしがちですが、私は短期滞在用のアパートを契約し、初めての北海道(ガチ冬)の生活・スキーライフ・ワーケーション活動を行っています。

ほぼ自宅と同等の短期滞在拠点

今回は、富良野ワーケーション前後編の前編として
*  なぜ富良野をワーケーション先として選んだのか
* ワーケーション生活の実情
を紹介したいと思います。おおよそ生活編のイメージです。
今後執筆予定の後編では、滞在中のアクティビティに触れたいと思います。
みなさまの富良野滞在の参考になれば幸いです。


富良野の特徴と、ワーケーションに選んだわけ

富良野市といえば「北の国から」やラベンダーを思い浮かべる方が多いと思いますが、私が最初に富良野市を訪れたのは富良野スキー場の滑走が目的でした。2018年ごろだったと思います。

その頃はもちろん観光とスノボだけが目的でしたが、既に富良野の実利的なメリットに惹かれていました。具体的には下記の点です。
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* 市街とスキー場間のアクセスが異常に良いこと
* スキー場の雪質ポテンシャルが異常に高いこと 
* 必要な店舗、飲食店が市街に集まっており、非常にアクセスが良いこと
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スキー場からみた富良野市
コンパクトにまとまっていて町中での移動は苦労しない

その後に私は今までのキャリアを改めフリーランスにステージを移しましたが、富良野市の取り組みとしてワーケーションを非常に後押ししていることが判明しまして、昨年も市が用意している制度を活用しています。
昨年(2024年度)のワーケーションは1週間程度の滞在でしたが、帰宅する時には既に次年度の1ヶ月程度の滞在を計画していました。

実際に2週間ほど生活してみて

滞在1ヶ月の期間のうち半分、おおよそ2週間が経過しました。
それでは実際の滞在を通じて気になったこと、気づいたことを中心にまとめていきたいと思います。

富良野は外国なのか?

今は目下パウダースキーのシーズン、ここ富良野は多くの外国人スキー旅行客で溢れています。文字通り溢れていて、スキーリフトは長蛇の列が出来ており(これはブログ記事の後半でも触れたいと思います)レストランも待ち行列が、コンビニやスーパーでも食材を買い求める観光客で溢れています。

ただし、私はニセコとの大きな違いを感じていて、全く別物と思っています。
それは実際に富良野で生活する住民の存在です。ニセコは既に多くが外国資本主体であり、”文字通り”海外になってしまったと感じるのに対し、富良野では外国人観光客に一部戸惑いつつも、触れ合いたいと思い、そして富良野らしさを維持したいとする気概が感じられます。

だからこそ、ニセコとは異なる、ややノスタルジーと、”authentic"と、明るさを感じ、そしてまた融合していく文化的な萌芽も垣間見えるのです。

富良野を拠点とする団体(Furano BETA 大学)主催の
海外旅行客を交えた書き初め・たこ焼きパーティ

人が優しすぎる

今回の滞在はやや中期に渡ることもあり、とにかく色んな人と会いまくる!というサブ目標も設けてました。

私がお会いした範囲ですが、意外なことに生まれからずっと生涯を通じて富良野に住んで育ったという人がそこまで多くない印象です。

例えば一度離れるだとか、全く違う場所から「富良野」の何かに惹かれ移住して、そしてまた富良野の魅力の一部になっている方が非常に多かったです。

FURANO SHEDsのオーナーであるイマイさんに直接施設を紹介いただきました。
グループワーケーションにも最適で、オススメです!(別に紹介記事を書きたい)

皆一同、常にウェルカムで、バス停や町中でお会いすると声をかけてくれるのが印象的でした。町がまとまっているというのもありますが、それでもInclusiveを非常に強く感じた瞬間です。

また、今回も富良野自然塾でのウッドバーニング体験プログラムを通じて、地球全体の環境について学ぶとともに、その地球環境への畏怖と尊敬が共通認識にあるような富良野の人との交流は、とても穏やかな時間だと痛感します。
ぜひ、富良野自然塾での体験活動を通じて、日頃の生活とのギャップを感じていただきたいです。

富良野自然塾での体験学習
帰ってきたぞ、富良野と書きつけた防草プレートとともに、
富良野の森に歓迎してもらえました。

車がなくても生活はなんとかなる

さて、東京から離れて富良野での暮らしですが、私は免許証を持っていません。そのため、移動は原則として公共交通機関に依存することになります。

富良野市は先に述べた通り、非常にコンパクトな街の作りをしています。つまり市街地にコンビニやスーパー、飲食店や雑貨店、お土産店、公共施設が密集しています。しまむらやコープなど、車がないとやや移動が大変な店ももちろん存在しますが、それでもなんとかなるでしょう。

もちろん車があれば行動範囲も広がり自由度が増すのは確かですが、例えば市街とスキー場間の移動は、基本バスでの移動でも十分可能です。街からスキー場へは10分以内、街からスキー場が見えます。
何より今シーズンは便が増発され、利便性も更に増しています。

富良野駅近くのターミナルで定期券や回数券を買うこともできます。
一定期間の利用が見込まれるなら、事前に購入しておくのがおすすめです。

困ったこと、悩んだこと。寒い

とにかく富良野の冬は寒いです。今年は暖冬で小雪だと聞きますが、それでも夜は平気で-10℃ぐらいになります。特に服装は2段階ほど暖かくしないと耐えられません。

ただ、これは富良野に限った話ではないのですが、FF式の灯油ストーブの有り難みを切に実感しています。とにかく暖かく、換気も不要、不要な水蒸気も出ないとあって、文明の利器をひしひしと感じます。家の作りも明らかに自宅とは異なるので、室内にいる分は快適でした。

なお、2週間程度灯油を使い、おおよそ4000円程度でした。

困ったこと、悩んだこと。ワーケーション環境

私は今回、短期のアパートを個人で契約し、いわば一部屋を丸ごと借りていますので、オンラインミーティングや通常業務は自宅とほぼ同じセキュリティレベルを保つことが出来ています。

気晴らしに市役所やEvelsaなどのオープンスペースに向かい、関連する調べ物や個人環境での評価・検証を行うことも出来ていて、なんなら自宅にいるときより健康的に仕事を出来ている気もします。

ただ、やはり社内やお客様とのMTG参加などを考えると、高セキュリティエリアの利用にはある程度の壁があり、ともすればホテルの自室に篭りきりになる可能性があるのも事実ではありますので、ブースなどのワークスタイルが確立できると利便性は上がると思っています。

ただ、WIFIの速度やワーク環境で困ったことはあまりなく、ワーケーションを行う上でのポテンシャルの高さを感じます。

最後に

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