【NAGAREYAMA F.C.設立への想い】
今日僕はある事を正式に発表した。
千葉県最下層リーグ(J9相当)からJリーグを目指す本格社会人サッカーチームを設立した。
NAGAREYAMA F.C.は来年の2022年シーズンから千葉県3部リーグに参加し、活動する予定だ。
そんなドデカい目標を掲げて立ち上げたNAGAREYAMA F.C.だが、僕がこれまで22年間サッカーから学んだことや、27年間生きてきた中で培った人生観がたくさん詰まっているチームである。
今回はそんなNAGAREYAMA F.C.をどんな夢や想いを込めて創設したのか、そして今後どんな事を目指していくのか話していきたいと思う。
【なぜNAGAREYAMA F.C.を設立したのか?】
『なぜNAGAREYAMA F.C.を設立したのか?』
僕はその問いに対する答えをハッキリと持っている。
それは、
『周りの人に夢や感動を与えたり、「僕も/私も頑張ろう!」というエネルギーを届けたい。』からだ。
普通に働いているだけでは、人に夢や感動、勇気や活力のようなプラスのエネルギーを届ける事はなかなか出来る事ではない。
しかしサッカー選手にはそれが出来る!
仕事や家事、育児や人間関係に疲れている人に。
夢に向かってボールを追いかける少年少女に。
そうやって何かしらと向き合い、悩み、苦しみながら生きている人々に。
僕もこれまで多くのサッカー選手達に夢を貰った。
同じようにNAGAREYAMA F.C.がJリーグ参入に向けて本気で戦っている姿を見てもらう事で、夢や感動、勇気や活力を届ける事が出来る。
サッカーにはその力があると確信している。
そしていつかJリーグに昇格して、柏レイソルやジェフユナイテッド千葉と戦えることになれば、NAGAREYAMA F.C.を応援してくれる人へ、もっと大きなエネルギーを届ける事ができる。
流山市で育った子ども達がNAGAREYAMA F.C.でプレーする日が来ればさらに多くの人にエネルギーが届くだろう。
そんな想いと目標を持って、今度はプレーヤーとしてではなく、運営サイドとしてJリーグ参入を掲げて進み続ける事を僕は決めた。
【選手ファーストのサッカークラブ】
僕はサッカー選手になるという夢を叶えたが、本田圭佑選手や久保建英選手みたいにサッカー選手として有名な選手ではなかった。
だからこそハッキリと見えていて、解決したい問題が山ほどサッカー界にはある。
夢は与えたいが、その為には現実的な事もしっかりと話さなければならない。
大学までの競争を勝ち抜き、サッカーを続けた大学4年生のサッカー選手の中でプロになれるのは大体100人に1人だと言われており、1%の確率だということになる。
つまり小学生や中学生がプロを目指す確率はもっと果てしない確率という事になる。
そんな激しい競争を勝ち抜き、プロになった選手もチームとの契約が満了になれば、なんの社会的スキルも持たないまま世の中に放り投げ出される事になる。
これは残酷な事だと思う。
NAGAREYAMA F.C.はそんな問題にも向き合いたいと思っている。
周りから見ると輝いて見えるサッカー選手も、いつかは必ずサッカー選手を引退する事になるし、自分の人生と向き合わなければならない。
サッカー選手は現役のうちに引退後のキャリアを考えて準備しておくべきだとも思う。
僕自身が選手だったからこそ、選手がどんな風に未来を考えるのか?とか、選手の大変なことは何か?という事を理解できる。
だからこそ選手がよりサッカーに集中できる環境や、社会人としても活躍できる場を提供したいし、親身に相談に乗ってあげられる人間でありたいとも思っている。
そのような経緯からNAGAREYAMA F.C.というチームは企業の協力を得ながら選手がセカンドキャリアの準備やキャリア形成が出来る環境作りにも力を入れている。
【スポンサー型(支援)からパートナー型(協力)へ】
これは完全に僕の個人的な意見だが、ただ企業からスポンサー(支援)してもらうだけで終わるクラブにはなりたくない。
企業の皆さんが汗水垂らして稼いだ貴重な資金を頂く訳だからその企業の利益に繋がらなければ意味がない。
「社長が趣味でサッカーチームのスポンサーになったらしいよ〜」とか
「だったら俺らの給料上げてくれよな〜」
みたいな社員の愚痴が社長に伝わって欲しくないし、社員にもそんな風に思わせたくない。
だからNAGAREYAMA F.C.はただ支援してもらうだけのスポンサー企業(支援型)という言い方はせず、『一緒に上を目指して頑張りましょう!』というパートナー企業(協力型)という言い方をする。
つまり、
NAGAREYAMA F.C.のパートナーになる事で、企業の売り上げが上がる。
NAGAREYAMA F.C.のパートナーになる事で社員も満足してもらえる。
NAGAREYAMA F.C.はそう思って貰えるために誠心誠意、企業と向き合い、企業が上手くいくように考えるし、上手くいくような取り組みをしていく。
選手もサッカーだけしていれば良いという訳ではないから、大変だとは思う。
でもそういう考え方ができれば自ずとセカンドキャリアの形成にも繋がると僕は思っている。
サッカーだけしていては、社会人としての成長はないからだ。
そうやってNAGAREYAMA F.C.はパートナー企業と共に汗水垂らしながら上を目指すサッカーチームだ。
【最後に】
このチームは僕の27年間の集大成であり、人生を賭けた新しいチャレンジである。
5歳からサッカーを始め、Jリーグやアイルランド、社会人リーグ等でサッカーを続けてきたが、たくさん苦しんだし、たくさん悩んだし、上手くいかない事ばかりだった。
それでもサッカーが大好きなのだ。
これを読むサッカー選手も同じだろう。
サッカーには物凄い魅力が詰まっている。
僕ら選手にとってサッカーは家族みたいなものだ。
そんなサッカーとこれからも向き合い、サッカーを通して人々に夢や感動、「私も頑張ろう!」というプラスのエネルギーを届けたいと思う。
今度は自分がチームを創り、運営していく中で、選手、スタッフ、ファンやサポーター、地域の人々や企業に僕がエネルギーを届ける番だ。
★第1回初代メンバー選考会(セレクション)のお知らせ
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