あと10年、あと5年、あと1年を繰り返して来たけれど
ご無沙汰しております。佐久良銀一です。
必要以上にポジティブに活動しようとしてたので。
多分これまでの記事とは違う雰囲気になるかと思います。
創作と私の出来事は切り離せないので。
突然「BL描いてたんですけど」って言う話もします。
途中からブロマンスが増えた理由もここでお話します。
なんにしても落ち着いて、ただ自分の話をしよう。
そんな回です。
自分を騙して生きて来た
「みんなそうだろう」と言い聞かせて来たんですが。
どうやらそうではないらしい、と思い始めて。
書き残しておこうかなと思った次第です。
そんなに暗い話ではないです。
本当に暗い時は文章書けないので。
あともっとヤバいときは窓辺で蹲ってます。
あと数歩、余計な勇気を踏み出さないように。
お願いだから、そうなる前に誰かを頼ろうね。
自分が居ることの違和感
「私はこんなところに居る人間じゃない!」
っという意味じゃあないですよ。
それは「何様だよそいつ」って思いますからね。
「この世に自分が居ることが気持ち悪い」
という感覚があるんですよ、そう言う違和感。
幼稚園ぐらいから拭えませんでした。
今もぬぐい切れては居ないんですが。
「みんなそうで、我慢してそれでも明るいんだ」
と本気で思ってたんですよね。
同じ苦しみを持つ人もいるかもしれないですが。
どうやらそうでもないらしく。
大勢がそうでないならよかったなぁ、って思います。
辛くて苦しい思いなんて出来るだけして欲しくない。
しなくて済むなら私はそれが良いです。
何で必要以上にネガティブなんだ。
っていうのの答えはこれだなと思いました。
今のところは、ですが。
この思考が無い時点で私から見れば恵まれてるというか。
すごく羨ましいなと思うのが本音です。
考えの起点がマイナスなんですよね。
まずそれを0にしてからが始まりなので。
そういう自分を否定しようとしてさらに苦しみました。
苦しんでました、かな。
今も苦しいことは苦しいんですけど。
妥協ってこういうのにもあるんですね。
希望なんか持ってなかった
そういう「違和感」の気持ちの悪さがずっとあって。
それで「希望」とか語れるわけもなく。
斜に構えた人間でした。
斜めにしてなんとか隠そうとしてた気がします。
多分それが傍から見たらプライドにも感じたかもしれない。
そこにはないです、そんなもん。
有るのは悟られたくない消えたがりだけです。
何せ自分のことバグだと思ってるようなものですからね。
気付かれたら消される、それぐらいの不要なものだと。
本気で思っていたんですよ、心の奥底でずっと。
今も完全に打ち消せたわけではないですけど。
おかしなことを書いているなと思うけれど。
だからこそ誰にも言いたくなかったけれど。
隠していたからおかしくなったような気もします。
だからって気軽にひけらかせとは思いませんが。
人に話すには消えたいは相手に重すぎますから。
簡単に伝えるのは思いやりがない、と思う私は。
「そんな余裕があるから大丈夫だろ」と言われても。
頭を支配するほどの「消えたい」が大丈夫なわけもなく。
正気のままで「消えたい」のはしんどいです。
いっそもう少しおかしければ。
もう少しまともならば。
どうにもならない思考がつらい所ですが。
どうにもならないまま「置いておく」。
そのぐらいは出来るようになりました。
有益でも何でもないけれど
せめて無害でありたい、と思いました。
突き詰めていくと「自分がいらない」になるんです。
極端だと思うし、それはそれで傲慢です。
捨てた所で誰が片づけるんです、とも。
この上なく大きなゴミが出ますからね。
放置すれば腐るし、生きるのが一番低コストだなぁ。
そういう思考でだましだまし生きてきたのが最近。
もっと前はさらに幼稚な言い訳で生きてきました。
あと10年、あと5年、あと1年
14歳になったら。
18歳になったら。
20歳になったら……
終われると思って生きてました。
そんなわけねぇだろと冷笑もしてました。
おかしなことを考える自分自身と。
冷静な自分自身が常にそこにありました。
あと楽しげに普通であろうとしつつ目を逸らす自分かな。
普通だったことは多分ないんですけど。
特別でありたいというより、擬態しきれてない感の方の。
頑張っても足りない所は普通になれないみたいな感じ。
溢れてきてしまう「消えたい」とかその辺の感覚のズレ。
いわゆる普通の人はすごいと思います。
それも「頑張って普通になってんだよ」という。
普通に擬態しきれてる人も大変だと頭では思っています。
でも頑張っても至れるかは、別です。
未だに「普通って何」と思いながら擬態しようとしている。
これはこのぐらいのバランスで良いのかな、みたいには。
傍から見れば呑気そうで、奥底に消えたいを抱えたまま。
出来るだけの「普通」をしていた頃でした。
それでも「軽蔑する」ってハッキリ言われたんですよね。
面と向かって、親しいと思っていた人に。
あ、そうかぁ。
苦しんでても頑張っても私はゴミなんだぁって。
そこからプッツリ、感情の糸が切れました。
でもだましだまし生きて来た甲斐もあったんですよここで。
元々違和感をごまかす方の感覚は良くできてたので。
それで動けてはいたんですけど。
ありとあらゆることに鈍くなって。
好きがわからなくなりました。
この時の名残で今もあんまり長めのBLは描けないです。
ぷっつり切れる前に好きだったモノが繋がらないんです。
多分こうだったはず、みたいなそういう。
いくつかのシリーズの続きが上手く描けないんですが。
この時の名残かもしれないなぁ、なんて。
とっくに終わったことだと思っていたんですが。
ショックをちゃんと処理しなくてはいけなかったんですね。
言われた日は別れてから途中で動けなくなって
マンションの階段でみっともなく泣いて
帰って来てからも泣いて放心状態みたいな感じで
しばらくものは作ることは出来ても苦しくて辛くて。
そこからBL描くの楽しくありませんでしたからね。
じいちゃんの葬式の日も泣きながら漫画描いてたので
創作で自分の心をごまかす癖があるんだなと思います
それはそれとして
お相手を目にする機会もその後もありましたから。
リアルイベントにもオンラインイベントにも
BLジャンルで出るのが本気で怖くなってしまいました
あの時の哀しい感情を思い出して胸が詰まって
酷いときは呼吸が出来なくなるんですよ。
でもまあ、相手は関係ないことですし。
自分が出なければ良いか、と活動を縮小しました。
これがまた不調に拍車をかけていきました。
とっくの昔に壊れては居るんだと思う
そもそもが「自分が居ることに違和感がある」人間です。
夢中になって意識が逸らせるから創作をしているような。
そんな人間が「好きな活動を出来るのに縮小」したら。
何がやりたいかわからなくなりました。
結果もがいてあがいて。
色々と楽しい事や経験出来ない事もさせて頂きました。
連絡が取れなくなってしまったけど珍しいご縁とかね。
そういうのもありましたが。
根底にはずっと「消えたい」。
自信を持つとかそういうのとは別なんですよねこれ。
何してたって出てくるんですから。
多分私がバグなんじゃなくて「消えたい」という
思考そのものがバグなんだと思う
消そうとしても消えない選択肢です。
薄まったり濃くなったりはするんですがずっと。
そこに表示されている、何かを選ぶときに。
絶対に選んではいけないのにあるんですよ。
嫌だし選びたくないけど、あるんですよ。
そんなものは甘えだと一蹴するのは簡単でしょう。
本当に消えた人もいるという気持ちもわかります。
そう言われた日の夜、窓辺で蹲って考え事をしていた。
私の気持ちはきっとわからない。
いや、わかってくれなくていいんですけど。
重いし。そんなん経験しなくていいんですけど。
いつまで経ってもその時の「軽蔑」が私をおかしくする。
私が気にし過ぎなだけなんですよ。
そう思って行動しても行動してもぬぐえなかった。
創作活動辞めようと思ってました。
それから本当に消えてしまおうと思いました。
だからこそ無責任に言葉が紡げることがありました。
……もちろん悪い言葉じゃないですよ、ダメなことですから。
自分は騙せても人に嘘は吐きたくない
出来るだけ、人に嘘ってつきたくないじゃないですか。
もちろん、思ったまま全部言うってことじゃないですよ。
流石に失礼になる事もあるのでちゃんと判断します。
その中で、今の創作の相方ササノユリさんに出会いました。
「あああめっちゃ好き~」と思って見てるだけでした。
なんとなく「声をかけなくては」と思うツイートがあって。
普段の私は考えすぎてしまって人に感想が言えないし。
好きな方に好きですというのもレアケースなんですが。
「私はこれから創作物を全部消して、アカウントも消すかもしれないし世界からも消えるか考えているんだから好きな人の活力になるなら気軽に声をかけてしまえ」
というので声をかけました。
あの、私に感想を言われた事がある方。
あんまり振り返らないでください。
ここ数か月以外の時は
「自分が消えるかもしれないし好きぐらいは伝えとこ~」
というとんでもない活動原理で言ってたりします。
思い残すことが無いようにって。
そうすると普段からあまり感想を書いてないですし。
見に行くと新作とか皆さん作ってらっしゃるので。
あ、まだ消えられないやって戻って来れるんですよね。
話がそれました。
そうして素直な気持ちをササノさんに投げかけた結果。
紆余曲折は私のモノなので省かせて頂いて。
大変仲良く活動させて頂いております。
多分ですがSNSとかだけを傍から見ると
「え、この二人本当に仲いい……?」
ってなるかなと思ってるんですがめーっちゃ連絡してます。
そんな紆余曲折と連絡の中。
心の中の恐怖と緊張と思い込みをほぐしてもらいました。
怖がって活動をやめることはないし
常に新作を投稿し続けなければいけないわけじゃないし
私が消えなくてはならないなんてこともない
おかしなことになってる自覚はあっても
どうにもならなかったことに付き合って貰いました
「よーしササノさんにお話聞いてもらお」
っていかないでくださいね、私は助かったという話です。
「紆余曲折」の部分で積み上げた信頼の結果です。
趣味嗜好が近い所にあって
少し言葉が足りなくても通じたり
誤解があればすぐに確認し合える距離感だからです
エピソードは私のモノなので詳細は話しませんが。
作品のモデルにした場所に連れて行った時のことです。
私の作品を思い出して、感動してくれたことがあるんです。
描いた私よりも、ずっと心が動かされるような。
その様子が綺麗だと思いました。
世界が輝いて見える気がしました。
こんなにも好きだと言ってくれる人が居るんだって。
「わ~、漫画みたい~」って自分の感情に思いました。
今までなら斜に構えてなかったことにした気がしますが。
そこからは長かったんですけども。
自分の手で捻じ曲げて来た物と向き合いました。
「自分が好きだと思ったら冷静さを失う」
そう思い込んでいた自分の創作が私は大好きでした
多分ずっと好きでした
でも自信が無くて、その前に自身がなくて。
なにせ「消えたい」んですからね。
あれだけ我が強いキャラを書きながら
己には我がないと思ってたのです
そんなわけないだろうとセルフツッコミもでるレベル。
自分の事を騙して来た部分が
素直に伝えた言葉で壊れていく感じがしました
嫌な方じゃなくて、良い方で
無駄に作り上げてしまった壁が崩れていくような
頑丈だったので時間はかかりましたけれども
人に嘘をつきたくなければ
自分にも吐きたくないんだなと思いました
過去には戻れなくても
結果として。
ずっとイベント、出たかったんだなと思います。
怖いが勝っていたし、久々に名古屋コミティアに出た時。
「中学の頃、ウスイホン手に取った人が
『これはいらない』って机にぽいした思い出が…」
って当時は言ってましたが
ちがう事が怖かったんです。
それも結構傷つきましたし、いやですけども。
買わない本は誰かが買うので扱いは丁寧にお願いします。
それはともかく。
件の方が隣だったら私、卒倒してしまうなって。
それが理由で「創作BL」で今もイベントあんまり出ません。
どんだけ怖いのって思いますが。
そのぐらいの衝撃だったんだなーって。
今になってようやく自分の感情が来ています、遅い。
怖いなっていう感情を押し切って参加しました。
本当に当日トイレで震えてましたよ。
その日、BL島に本当にいましたからね。
読みは合ってた、よかった。
相手が悪いわけでなく、私が怖がってるだけですが。
そうして長い間出れなかったイベント。
申し込みから当日までササノさんに支えて貰いました。
全然SNSでは絡みないんですけど仲良いんですよ
もちろん他の方が出てたり来てくれたり
他にも支えて貰ったりしております
そうしてなんとか「名古屋コミティア」の春には
それなりに出れるようになりました
次も出れると良いのですが場所が変わるそうで……
なにせ私、方向音痴なモノで。
それはともかくとして
その後、創作BL自体もまた楽しく
描けるようになりつつあります
色んな人のおかげです、ありがたいですね。
まだ完全にではないですけれども。
過去のシリーズを手繰り寄せて繋げることは出来ないので。
信頼していた人物に面と向かって
「軽蔑する」と言われたぐらいで壊れてしまった
そんな「弱い私でもいいんだ」って
想わせてくれた信頼できる人が出来た結果です
また裏切られるかもしれない。
とは予防線で片隅に残すようにしていますが。
多分そんなこと思う人じゃないと思う、信じてるので。
そう言う人が今は居ます、ありがたい事ですね。
これからも自分を騙して生きていく
騙すってなにも悪い事だけではないですよね。
本当は自信はないけど唇噛みしめて立ち上がるみたいな。
そう言う騙し方もあるか、と。
完全に「消えたい」を消すことはできません。
最初に言った「違和感」も残ったままです。
でも、そんな自分を騙して「生きて」いきます。
前よりも楽しく、夢中になってごまかして。
だましだまし、生きていこうと思います。
自分の作品が好きだと言える人がうらやましかった。
キャラの事を楽しげに語れる人がうらやましかった。
活動周年を記念日として祝う人がうらやましかった。
全部過去形になりました。
私は自分の作品や世界観が大好きです。
自分の創ったキャラの事いくらでも語れます。
……お話との兼ね合いで語れない設定はありますが。
投稿とか周年を祝いたいので掘り起こして調べる予定です。
……数が多いのと古いのとで本当に探さないいけませんが。
ちゃんと続けてきた人のすごさがよりわかった気がします。
ひねくれなくても良かったところは騙さず素直に。
変わらず「良くない衝動と感情」は程よく騙して。
生きていこうと思います。
これでも物語を紡ぐ存在なので
さて、どこまでが本当だったでしょうか。
一応は本当なんですけれども。
当然、時間も経っていますし記憶は変わるものです。
なので、「捻じ曲げているんじゃないか」というのを。
私の中の冷静な部分は、忠告してきています。
なのでエッセイ調にした話と矛盾があるかもしれません。
あと許可取ってない助けてくれた人の事は書いてないです。
少なくとも、今の私はこうして考えて感じています。
「消えたい」は持っていても良くて、生きてて良い。
比較的上を向いている時に、残しておきたかったのです。
そんなお話です。
ここまで長々と読んで下さりありがとうございました。
今度は作品や進捗報告をお届け出来たらと思います。
それでは、佐久良銀一でした。