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頼られることで得られること

近年、承認欲求という言葉をよく耳にするようになり、SNSの「いいね」に代表されるような基準によって、誰かに認められたと感じて安心感を覚える傾向が見られます。しかしながら、どれだけSNSの世界に力を注いでも、どんなに反響があっても、不安な気持ちが起きることも少なくありません。なぜでしょうか?

SNSに反響があった時、それは一時的な盛り上がりであることもあります。その瞬間は話題になっても、いずれ新鮮さを失い、流行からかけ離れていくものは、秒毎に生まれる新たな情報に埋もれていき、だんだんと忘れ去られていきます。

一方で、あなたに「できること」を知ってもらい、誰かが困った時に「頼れる人がいた」と思い出してもらえると、頼られる度に自身の存在意義を感じられるでしょう。日常的に「必要とされる」ことは難しくても、困った時に「思い浮かべて」もらえることで、十分に存在意義を感じられるものです。つまり、自分に「できること」や「提供できる物事」を周囲に知ってもらい、困った時に思い出してもらえることが、誰かに存在を認めてもらえたと信じられる根拠になります。

自分に自信を失ってしまいそうな時、どんなに些細なことだと思っても、まずは自分に「できること」を(実際に頼んでもらえるくらい近い範囲の人たちに)知ってみてもらってはいかがでしょう?
特に自分の好きなことや得意な分野なことであれば、頼ってもらうことを楽しむことさえできるかもしれません。そして、こういった行動は仕事や恋愛の場面でも活かせることが少なくありません。

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銀英雄
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