人生十分と思う日
高速道路のインターチェンジは
街の建物よりも高い視点を得られる場所があり
遠くの入道雲まで見えました
青い空と白い雲を見たとき
子供の頃に田舎で見た空を思い出し
30年以上前の空と何も変わってないことに気づきました
そして、ふと悟ったことがありました
自分の血脈をたどり母親も、祖母も、曽祖母も
そして、父方の血脈、父親も、祖父も、曽祖父も
皆、夏には、今私が見ている空と何も変わらない空を見上げたのでしょう
それは100年以上の時間の流れの中の話ですが
何も変わってはいないし
時間の流れは大きくて
大き過ぎてゆっくりで
100年、200年くらいでは何一つ変わりはしません
変わるのは人間の世代くらいで
一人一人の人生で困難に悩むことは
瞬きの間ですら無いかもしれません
今日まで生きてきて
自分が歴史に何かを残したいとは大それた話で
血筋も血統も関係もなく
ただ生きて、次の世代に気持ちを繋ぐ
入道雲を見て
何世代も前から繋いできた気持ちがあることを理解しました
そういったことに気づき
そういった気持ちで生きれば
人生を十分と思う日があるのも
たまには良いことです
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