大人の真性包茎、このままでも大丈夫?
前回の記事で包茎について書いたのですが、その中でも手術が必要な真性包茎について今回は書きたいと思います。
1 真性包茎とは
赤ちゃんの時はみんな真性包茎です。そして子どもの皮膚は伸びますし、中学生くらいの第二次成長期の時に剥けちゃう子も多いです。
でも、成人してからは皮は伸びないので、狭窄(締め付け)が解除されることはありません。つまり包皮が普段から剥けない状態です。
2 真性包茎だと何が問題なの?
真性包茎で一番注意したいのが、排尿時に尿が包皮内に溜まって風船のように膨らんでしまう事です。
3 排尿時に包皮内が膨らむと何が問題?
排尿のたびに、膀胱・尿管・腎臓内の尿に貯まる部屋、腎盂に圧力が上がるため、だんだん腎機能が低下するリスクが高まります。
ですので、成人になっても剥けず真性包茎の方は一度受診されることをお勧めいたします。
番外編 赤ちゃんの時におちんちんの皮は剥いた方がいいの?
答えはNOです。この質問はとてもよくされます。でも生まれたときはみんな包茎なんです。不安に思うことはありません。
放っておいても中学生くらいになると剥けてきます。
じゃあ、おちんちんに臭い垢みたいなのが溜まってしまって大丈夫なの?
これも多い質問です。
この垢は恥垢といって、赤ちゃんのまだ未熟な亀頭を守ってくれています。なのでとても大切な垢なんです。
剥かずにどうかそっとしておいてあげて下さい。
何か質問などがございましたら、こちらでも、クリニックのmail相談でも構いませんでいつでもご相談ください。
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