
孤高、愛と恐れ、そしてトムハ『ピーキー・ブラインダーズ』
あーーーーーーーーーーーーー!!!ああもう!!ああ、ああしか出てこないよああ!!!トミー――――――――!!!トミートミートミーああそしてトムハ。トムハトムハトムハ。もう、地団駄!!!かっこよすぎて家で地団駄!!!!だんだんだん!!!キリアン。。。キリアン・・・キリアン~~~~~!!!くわっ!!!ぜぇはぁぜぇ・・・はぁ・・寿命が・・・寿命が持たない・・と思ったけどわたしたち、人生100年だった。余裕だ。寿命くらいなんだ。ドラマのために30歳分投げうって、70歳で死にます。(それでも十分大往生だよ・・俺たちは100年も生き抜けんのかよ・・)ああ脱線脱線。Anyway,トミーの話ね。
Photo by Peaky blinders (on Netflix now)
トミーの孤高、愛と恐れ。
すべてはE6。E6の高揚感がすごい。もう、気絶するかと思った、E6ラスト15分のシークエンスのトーマス。もうすべてが詩なんだよ、キリアンの一挙手一投足、台詞すべてが詩なんだよ。
A woman I love. And I got close.
Nearly got fucking everything.
くそかっけえ。
一人で背負って、一人で企んで。一人で愛して。一人で傷つく。その孤高。その孤高を揺さぶるのは、愛と恐れ。キリアンの、陶器のようなポーカーフェイスが揺れるとき、その表情がぐらりと揺らぐとき、浮かぶ愛、または恐れ。その不安定さに胸が締め付けられるんだ。悲しくて愛しくて泣けるんだ。エイダのように、”We love you,Tom.”
何を隠そうトムハ
そしてね皆さん。まあ聞きなさいよ。S2の醍醐味と言えば
なんてったってトームハ!!!!!!!!みなさんトムハですよ~~~~~トムハ!!!!
トムハの登場シーンわたしもう飛び上がったよ。座布団の上でな。空中浮遊な。トムハっ!!のハのところで過呼吸ですよ。
背中。後姿。その、歩き方。トムハだからなんです。トムハだから、あの憑依ぶり。Jewish,greedで狂暴な、それなのにどこかピュアでいたずらっ子のような、予測できないオンリーワンのギャングぶり。くっそくっそくっそ最高だよ。ならず者やらせたら右に出るものいないよ。ロンドンのワル。ロンドンのバッドボーイ。我らがトムハ!!!!!!
次はエイドリアン・ブロディかーーーーー。なんてジューシーなの。嘆息。
シェルビー・ファミリー、危機、絆
不安定でFrafileなアーサー、かっこつけのジョン、まだ幼いフィンに、思いがけぬ野心を見せるマイケル。弱くて誰よりも強い母なるポリー。独立独歩のはねっかえりエイダ。
シェルビーズの危機と絆。みんな屈託を抱えて、みんな清濁ごぼごぼ併せ呑んで、野心を隠せず暴れまわって、危険に肌を焼いて、生きている。
とにかくS2はずっとピーキー・ブラインダーズが追い詰められていて、予想がつかなくて、ずっと緊迫している。そしてその、すべての張りつめた意図が一か所に収束する、そのクライマックスに目を瞠る。E6。息ができないぜ。
最後のトミーのセリフと表情な・・・打たれるよな・・「まーーーじーーか!!!!」ってまた飛び上がって終わる。もう最高。
せめて愛の力を見せて欲しい、だって
気づいたことがあるんですけどね。やっぱりわたしトミーがグレース以外の女とファックしてると傷つくんですよ、けっこう。それはね。トミーに貞操観念を求めているからじゃない。わたしに真実の愛を見せてほしいからなんですよ。他の女とグレースとでは、全然違うんだって、愛の力を見せてほしいからなんですよ。せめて物語の中では。
本当の愛を一度手にしたら世界が変わるんだって。そう、信じさせて欲しい。
まあ、結局どうなるかは、S3をご覧あれ、なんですけどね。
そう。そうなんですって、わたし、この期に及んでまだ、愛を信じたいらしいです。
トミー&グレース。どうかよろしく頼んだ。