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FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 054:一周年記念、ラジオであまりかからなくなった曲特集

さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise-
第54回(2022年10月7日(金)20時~
(再放送:10月9日(日)19時~)

清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。
全曲アナログ・レコードでお届けします。しかも可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。
サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。

2021年10月1日にスタートしたこの番組も一周年を迎えました。そこで今回は、初心に戻って、ラジオであまりかからなくなった曲の特集です。

1曲目
「Love Is What You Make It」The Grass Roots (1973)

日米で人気のある曲が違う面白いバンドです。元はPFスローンが書いた曲をやる実体のない覆面バンドでしたが、「リヴ・フォー・トゥデイ」のヒットが出て急遽メンバーを集め、バンドの形態を整えたところ、その後もヒットを連発することになったわけです。日本ではヤンキー・サウンドなどと呼ばれて、結構人気はありました。この曲「恋に乾杯」は日本での一番人気かと思いますが、アメリカでは55位どまりでした。

2曲目
「Sundown」Gordon Lightfoot (1974)

カナダの吟遊詩人、ゴードン・ライトフットはボブ・ディランも敬愛する詩人といわれ、詩で売るタイプです。「エドモント・フィッツジェラルド号の遭難」と迷いましたが、お届けしたのはNo.1ヒットの「サンダウン」でした。中央エフエムではよくかかる曲ということで、企画倒れでした。

3曲目
「Holdin’ On To Yesterday」Ambrosia (1975)

プログレ的にデビューしながら、AORになって行くアンブロージアのデビュー曲です。AORのビッグヒットは結構かかりますが、この辺はもう全然かからなくなってしまいました。

4曲目
「Fooled Around And Fell In Love」Elvin Bishop (1976)

ポール・バターフィールド・ブルース・バンドからキャリアをスタートさせたブルース・ギタリストですが、ポップなヒット曲もある人です。マイク・ブルームフィールドとアル・クーパーの「フィルモアの奇蹟」にも参加していました。この曲「愛に狂って」はビルボードで3位まで行った大ヒットです。ヴォーカルは後にスターシップなどで活躍するミッキー・トーマスです。

5曲目
「Young Blood」Rickie Lee Jones (1979)

ここからは他にビッグヒットがあるがためにかからなくなってしまった名曲をご紹介します。まずは「恋するチャック」の大ヒットで有名なリッキー・リー・ジョーンズです。バジー・フェイトンやフュージョン系のもの凄いメンツで作られているファースト・アルバム収録の名曲です。

6曲目
「What’s Goin’ Down」Stray Cats (1981)

時代遅れのロカビリー・バンド、ストレイ・キャッツですが、当時は意外に新鮮でした。「ロック・ディス・タウン」や「ストレイ・キャット・ストラット」などは今でも耳にしますが、トヨタ・セリカのCM曲「ごーいん・ダウン・タウン」はかかりませんね。

7曲目
「Every Little Kiss」Bruce Hornsby And The Range (1986)

ブルース・ホーンズビーといえば「ザ・ウェイ・イット・イズ」もしくは「マンドリン・レイン」でしょうか。デビュー曲「エヴリ・リトル・キス」はヒットが出た後、再度シングルカットされた、拘りの一曲です。音質も素晴らしい盤です。

8曲目
「Justine」The Cretones (1980)
9曲目
「Mad Love」The Cretones (1980)

「Justine」はYouTubeに載せられておりません

10曲目
「Real Love」The Cretones (1980)

ここからは2組の忘れられてしまったかのようなアーティストをミニ特集的にご紹介します。まずはクリトーンズ。マーク・ゴールデンバーグのバンドですが、丸ごとリンダ・ロンシュタットのバックにつき、「激愛 Mad Love」というニューウェイヴ・スタイルのアルバムを作ります。エルヴィス・コステロも3曲やってますが、マーク・ゴールデンバーグも3曲提供しております。その3曲の作者ヴァージョンをお届けしました。

11曲目
「Rock And Roll Hoochie Koo」Rick Derringer (1973)

もう一組がリック・デリンジャーです。マッコイズの「ハング・オン・スルーピー」などの大ヒットを持ち、70年代前半はアイドル的人気もありました。ジョニー・ウィンターやエドガー・ウィンターと仲がよく、プロデュースをしたり、バンドでギターを弾いたりします。ご紹介したのはジョニー・ウィンターもやっている「ロックンロール・フーチークー」でした。

12曲目
「Let Me In」Derringer (1976)
13曲目
「Sailor」Derringer (1976)

デリンジャーというバンド形態でも活動しましたが、ダニー・ジョンソン、ケニー・アーロンソン、ヴィニー・アピスというなかなかのメンバーでした。ここからはエンディングも含め2曲をご紹介しました。


次回は70s ソウル特集です。お楽しみに。
番組へのご意見やお便りをください。
voice@fm840.jp


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