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清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : 高齢社会のモチベーション3

終戦記念日、平和であることの有り難さが身に沁みております。音楽好きなどというものは、戦時下でも密かに聴いたなどという話もありますが、やはり平和でないと楽しめません。ジャズ好きやら洋楽好きは特に困ってしまいますな。まあとにかく戦争などという愚かしいことは国民は誰も望んでないと思うので、政治家さんは好きにしろ…ではなくて、肝に銘じて平和維持に努めていただきたいですね。

ここ数日、体調がイマイチで、お盆休み5連休だというのに、どこにも行けず、何もできずに過ごすことになってしまいました。やったのは自宅の風呂掃除だけ…。全くもって情けない状態です。とにかく血圧やら脈拍やらが乱高下するもので、動悸も酷ければ眩暈も酷く、真っ直ぐに座っていることもシンドイ状態なんです。どうもFacebookの思い出などという機能で出てくる情報を見る限り、毎年この時期は調子が悪いようです。低気圧のせいか、暑さのせいか、疲れが溜まっているだけか、お盆でお迎えがきているのか…。

直後に計測し直して脈拍数が半分以下とか、眩暈がしそうな数字です…眩暈が止まりません

とにかく還暦を過ぎて無病息災などという贅沢は申しません、一病息災、二病息災でいられればと思います。十年ほど前、言葉もロクに出なくなっていた自分、車椅子のカタログを眺めていた自分と比べれば、随分元気になったなぁとも思うので、この調子でごまかしながら行ければなぁとも思います。

正直な気持ち、音楽の力って凄いと思うんです。自分は普通以上に音楽好きでしょうから猶更ですが、年取ってから自分と向き合ったときに、どうあるべきかと思うことはできても、思うほど動けないわけで、音楽に励まされながら、突き動かされて自分自身の最終形を見極めようともがいているようなものなんです。元気が出る曲を聴いて気持ちを高ぶらせることが、高齢者にとってどれほど大事なことか、身につまされ、思い知らされている日々です。

20年ほど前に書いた自分の文章なども読み返して、認識を新たにしているところですが、周囲の高齢者をみていると、女性は元気におしゃべりをしていたり、老後の自分を楽しんでいらっしゃるようなんです。でも男性は多くの場合、独りでいらっしゃるのは何でなんですかね?自分の脳ミソも酸欠が祟ったか、1~2年は言葉が思うように出なくなって困ったものでした。それでも、20kgほど体重を落としてカラダを動かすようにし、引きこもらないように外に出ていろいろやったのが功を奏したようで、今は下手でもラジオ・パーソナリティをやらせていただける程度にまで回復しましたからね。思うに会話は脳の活性化にとって大事だとも思います。

加えて、元気になれる曲の効能ですよ。ヴァン・ヘイレンやボン・ジョヴィも当然のように元気が出てくるとは思います。時代背景とリンクした80sサウンドは多かれ少なかれ、元気が出ます。それでも、最も元気が出るのは、やはり自分が元気で頑張っていた頃によく聴いた曲なんです。だからもの凄くパーソナルな事情が絡んでくるので、「どうしてこれで元気になれるの?」というものも、実はアリなんです。何でもアリなんですよ、ホント。

元気な頃の自分は恐ろしく生意気で、ひねくれ者で、脳捻転とか言われていたくらいですから、コーギスを聴いては元気出してましたけどね…。ひどいですね…。でも、これだけヘンな世の中で無事に生きていくには、開き直りも大事ですし、こういった部分でのメンタルの強さみたいなものも求められるように思います。自分の場合、音楽さえあれば寂しい老後は全然怖くないですけどね…。まあ、「このアルバムよかったよ」みたいな会話は何歳になっても楽しいでしょうけどね。高齢社会のモチベーション、じっくり考えることは決して無駄ではないと思いますよ。


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