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7インチ盤専門店雑記095「ダンガン・ブラザース・バンド」

相変わらずのシティ・ポップ・ブームなんだそうで、どうも自分には縁がないかなと思いつつ、少し冷ややかな眼で眺めております。時々聴いていた山下達郎さんの「SOFTLY」も、アナログで買ってはみたものの、もういいかなと先日売りに出したら、そのSNSの書き込みをご覧になったお客様が翌日買い取っていかれました。ああ、ビックリ。

山下達郎、竹内まりや、大瀧詠一、吉田美奈子、大貫妙子、松任谷由実…といったあたりなんでしょうか。YMOもシティ・ポップって言うんですかね?まあ定義なんてあってないようなものですから、どうでもいいんですけど、佐野元春とかサザンオールスターズとかも含まれている記述が多くなってきて、へぇ~と驚いてみたり、南佳孝とか加藤和彦とか寺尾聡とかに関しては納得もしてみたり…、今更ですけど、懐かしいですねぇ…。昔好きだった柳ジョージとかクリエーションとかはダメなんですかね?

そんなこんなでいろいろ考えていたら、ふと、ダンガン・ブラザース・バンドってあったよね。…好きだったよね、となってしまい、引っ張り出してきたものの、まあアルバム全部を揃えるような聴き方をしたわけでなし、何枚出ていたんだろ?とWikipediaを覗いてみたら、…ない。2022年10月の時点でWikiのページがない!!!!! ビックリ。下町テイストのロックンロールはシティ・ポップ・ブームとも連動していませんでしたか。あら残念と思いつつ、聴き返したりしております。

当時はKUWATA BANDに参加したキーボーダー、大谷幸さんがいるバンドという聴き方でしたが、まあヴォーカルの中島文明さんのバンドだったんでしょう。いつ解散したのか、いつのまにかソロ活動に移行していましたから、詳しくは知りませんけど、初期…というのか、これで全部なのかどうかもわかりませんが、多分アルバムは5枚なのかな?

大谷幸さんがまだいない「DANG GANG BROS.」表記の時代の「33℃」、レアかもね…
1983年、ダンガン・ブラザース・バンドの1st…名盤です
1984年、2nd、「火気厳禁」、これ結構話題になっておりました
1986年、3rd、「大吉」、大好きな盤です
1986年の12インチ・シングル、「背徳のスウィング」、所蔵アルバムには未収録です

↑ といったあたりのアルバム、どれをとっても、実に下町の80sテイスト満載。今聴いても、決して古びてはおりません。かなりメロディアスなロックですが、歌詞も面白いし、サウンド面はもう日本国内ではトップ・レベルかと思います。少々クセのあるヴォーカルが好きかどうかなんでしょうかね。個人的にはこのヴォーカルがさほど好みではありませんでしたが、スピーディな演奏は確かなもの、みんな上手いです。J-POPでは圧倒的におススメなんですけどね。


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