運転免許更新に行きつつの、春の外出

暖かい3月の末日。なんだか家にこもっているのが嫌で開放的になりたい日だった。

この日は水曜日だったが夫が有休をとっているというので、次女を見てもらって、私は運転免許の更新に行くことにした。誕生日が年始なので本当は年末年始に行かなければならなかった。でも新型コロナウイルス感染症の第三波の真っ最中で、この冬の時期に行くのは絶対に嫌だ!と思って調べていたら更新の延長ができることを知り、延長をかけていた。ということで2か月遅れの更新。

久しぶりにちゃんとお化粧して証明写真撮って行ったのに、持参写真は使えないとのことで…。自治体によって違うのを知らなかった。その場で撮ります、と言われた。こういうときは「綺麗にお願いします!」「ハイわかりましたー!」というのが私にとってお決まりのやりとりなのに、誰もそんなことを言っていない(笑)ポカポカ天気で気分が高揚していた私はいつもどおりそう言って、係りの人も「わかりましたー!」と言って、そのとおりにわりかしまともなものが返ってきた。だいたいこういう時に満足いく写真が仕上がることなんてないのに、まあ5年間持ってもいいかな、と思えるものが返ってきてさらに気分が上がった。

自宅までは自転車で20分の距離だった。途中のスタバで、この春どこかで飲もうと思っていたさくらのフラペチーノを買う。気分が上がっているのが止まらなくて、「追加料金なしで(ここがおばちゃんだけど)できるトッピング何ですか?」と聞く。チョコソースを多めにかけてもらって、ホイップも増量してもらって、桜を見ながらフラペチーノを飲みつつ帰る。

この日、エアレースパイロットの方が空にニコちゃんマークを描くというイベントがあるというのを聞いて、帰りがちょうどそのくらいの時間だったので空を見上げつつ自転車をこいでいた。そうしたらあちこちでみんなが建物から出てきたり歩道橋に上がったりして空を見上げていた。あーこういう瞬間好きだなあ、と思った。いつもの私なら見知らぬ人にも「どこですかー!綺麗に見えますかー!」と言って話しかけるけれど、むやみに人に話しかけられない今のこの状況がもどかしくて嫌だった。

あ〜気持ちいいな、お昼はお弁当もって公園に行きたいな、と思って、家にいる夫に電話したら「筍ゆがいてるから出られない…」と。うんうんそれも春だなあと思った(しかし夫は換気扇も回さずにモクモク筍を湯がいていたのでキッチンとリビングはサウナのようになっており、ここで私の気分は下がった!)。

そんななんでもない年度末の一日だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?