見出し画像

天鵞絨書店・1月第1週

あけましておめでとうございます。青井いんくです。

今年初の天鵞絨書店、第51回です。

天鵞絨書店とは、
「題名を言わずに」
「140字以内で」

本を紹介するというものです。毎週水曜更新です。

では、本日の天鵞絨書店です。先週の分はその下にあります。

本日の天鵞絨書店

三島由紀夫が『金閣寺』『仮面の告白』『潮騒』だけだと思っている人に読んでほしい。ハイソな嫁姑戦争のように見えて面白いです。しかしキッチュな感じではなく、題名が象徴するように、贅沢にドレープが施されたような美しい空気が漂う物語。美文調は癖がありますが、好きな人はハマると思います。(139字)

先週の天鵞絨書店

今年かなりプッシュされていたので、題名を見た人も多いかもしれません。収録作品全てが文書の形式でありながら、全く飽きない一冊。やり取りを覗き見る、という背徳感も込みで面白かったです。各話の構成もさることながら、一冊の本としての流れも鮮やか。今年読んだ本のなかでも上位の面白さでした。(140字)

先週紹介した本
井上 ひさし『十二人の手紙』(中公文庫)

今年も頑張って更新してまいりますので、よろしくお願いいたします。

それではまた来週、お待ちしております。

いいなと思ったら応援しよう!

青井いんく
スキをしていただけると嬉しいです :)