天鵞絨書店看板青

天鵞絨書店・3月第1週

こんにちは。青井いんくです。天鵞絨書店、第7回です。

天鵞絨書店とは、
「題名を言わずに」
「140字以内で」

本を紹介する、というものです。毎週水曜更新です。

それでは、本日の天鵞絨書店です。先週の天鵞絨書店は、その下にあります。

本日の天鵞絨書店

友人に紹介されて読みました。繊細でしなやかな、友人らしい本だと思ったのを覚えています。表題作は、卒業式の朝の空気暖かい日だまり爽やかな春風を感じさせる、私にとって「春」がつまった物語です。短編集で読みやすく、どの話も穏やかな気持ちになれます。出会いと別れのこの季節に、是非。(139字)


先週の天鵞絨書店

一つ一つの章も濃厚なのに、それらがずらっと並べられてひとつの話になっているのがすごい。展開も読めなかったです。「憑依作家」(今調べたら、もしやあまり浸透していない……?発表当時すごく言われていたと思います)の代表作。肺の中に、重たい石がずしりと入ったような感覚になります。(136字)


先週紹介した本
湊かなえ『告白』(双葉文庫)


それではまた来週、お待ちしています。

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青井いんく
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