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天鵞絨書店・8月第2週

こんばんは、青井いんくです。天鵞絨書店、第186回です。

天鵞絨書店とは、
「題名を言わずに」
「140字以内で」
本を紹介するという記事です。毎週水曜更新です。

それでは、本日の天鵞絨書店です。先週の分はその下にあります。

本日の天鵞絨書店

少女漫画の枠にとらわれず読んでほしい漫画短編集。表題作は、華やかで賑やかで陽気な夏の喧騒の裏側にある、忘れてはいけない暗い影を呼び起こします。茹だるような暑さや、明るい青空にかき消されてしまう「それ」を示す少女の末路を見届けてください。その他収録作も読み応えがあります。(135字)

先週の天鵞絨書店

これだけ短い文で、ページ数で、ここまでゾクっとさせられる本は初めてでした。ページを捲ることへの惧れ、肌の上を虫が這うような嫌悪感、最終ページの何とも言えないじとっとした嫌な質感は、忘れられない経験【トラウマ】になること間違いなし。この数年間で読んだ絵本の中で、最も印象深い一冊。(139字)

先週紹介した本
宮部 みゆき著/吉田 尚令絵『悪い本』(岩崎書店)

それではまた来週、お待ちしております。


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青井いんく
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