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天鵞絨書店・6月第4週
こんにちは、青井いんくです。天鵞絨書店、第126回です。
天鵞絨書店とは、
「題名を言わずに」
「140字以内で」
本を紹介するというものです。毎週水曜更新です。
それでは、本日の天鵞絨書店です。先週の分はその下にあります。
本日の天鵞絨書店
小さい頃のことを覚えていますか。子どもなりに悩んでいたり、今でも記憶に残る言葉があったり。そんなあの頃の回想を中心としたエッセイ。タイトルは後ろ向きっぽくも、意外とサバサバしている著者の語りが読みやすいです。一緒になって傷ついたり考えたりと、心の奥をつつかれるような一冊です。(138字)
先週の天鵞絨書店
「架空の生き物」には人の夢想と好奇心が尽きないものですが、死神という存在は、まさにその筆頭なのではないでしょうか。人間とは異なる異質な存在でありながら、時に人間臭さを覗かせつつ、しかし淡々とした目を向ける死神の様子が魅力的。一冊を最後まで通して楽しめる、雨の似合う短編集です。(138字)
先週紹介した本
伊坂 幸太郎『死神の精度』(文春文庫)
それではまた来週、お待ちしております。
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