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天鵞絨書店・3月第1週

こんばんは、青井いんくです。天鵞絨書店、第110回です。

天鵞絨書店とは、
「題名を言わずに」
「140字以内で」
本を紹介するというものです。毎週水曜更新です。

それでは、本日の天鵞絨書店です。先週の分はその下にあります。

本日の天鵞絨書店

「本の虫」な少年が、快適に読書を楽しむためのアイデアを思いつくところから始まる児童文学。海外らしい空気感も素敵ですが、登場人物が極端に善悪でキャラクター付けをされておらず、いいところも悪いところも描かれているのが印象的。次々と出てくる、実在する本のタイトルにもワクワクします。(138字)

先週の天鵞絨書店

ただの女給だった普通の少女が、「小悪魔的」を通り越し、男を狂わせ破滅させそれでも求めたくなる運命の女へと変化していくさまは耽美的。彼女への印象や、この物語をどう捉えるかに読者の個性が出るであろう一冊。老若男女問わず是非「私」と共に彼女の魅力にどっぷり浸かってください。(137字)

先週紹介した本
谷崎 潤一郎『痴人の愛』(新潮文庫)

それではまた来週、お待ちしております。

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青井いんく
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