天鵞絨書店看板青

天鵞絨書店・2月第1週

こんにちは。青井いんくです。天鵞絨書店、第3回です。

天鵞絨書店とは、
「題名を言わずに」
「140字以内で」
本を紹介するというものです。

それでは、本日の天鵞絨書店です。先週の天鵞絨書店は、その下にあります。よろしければご覧ください。

本日の天鵞絨書店

林真理子氏の短編集。毎年この時期になると読みたくなります。表題作に出てくる「女の心のどろどろしたもんが結晶になって、それがチョコになるような気がする」という言葉が衝撃的でした。どろどろしていない自分の気持ちを、丸ごと相手に伝えるためには?それに対する答えのようなものを感じます。(139字)

先週の天鵞絨書店

もう何も言わなくても、この著者の凄さは皆さんご存じかと…。ショートショートの名手、だけで通じてしまうあの方の作品。マイナンバーと聞いて、真っ先にこれを思い浮かべた方もいたはず。もはやSFではなくなっているのかもしれません。不条理であり、リアルであり、ブラックユーモア的な風景です。(139字)


先週紹介した本
星新一「番号をどうぞ」
『星新一ショートショートセレクション〈5〉番号をどうぞ』(理論社)
『ひとにぎりの未来』(新潮社)に収録。
Amazonリンク(理論社ハードカバー)
Amazonリンク(新潮社文庫版)


↑どちらもアフィリエイトじゃない普通のリンクです。
個人的には、理論社のハードカバーの表紙の絵が好きです。おすすめです。
それでは、また来週お待ちしています。


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青井いんく
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