天鵞絨書店・11月第1週
こんばんは、青井いんくです。天鵞絨書店、第42回です。
天鵞絨書店とは、
「題名を言わずに」
「140字以内で」
本を紹介するというものです。毎週水曜更新です。
では、本日の天鵞絨書店です。先週の分はその下にあります。
本日の天鵞絨書店
安楽椅子探偵、と言うとミス・マープルが鎮座しているけれど、これはまた別の安楽椅子探偵もの。妻の語りを聞いた夫が謎を解く、という展開が新鮮。一気に読むというよりも、少しずつ時間をかけて読みたいミステリー。登場人物(と言うより登場するおば)が多いけれど、それでも読みたい一冊。(136字)
先週の天鵞絨書店
虎に変わった天才の話と同時収録されがちな物語。しかし知名度はいまひとつ……? 秋に読みたい、かっちりとした漢文調がかっこいいのは勿論、内容も興味深いです。「名人(現代風に言うならプロフェッショナル?)とは何か」という問いに対する、一つの正解のように思えます。(128字)
先週紹介した本
中島 敦『李陵・山月記・弟子・名人伝』(角川文庫)
中島 敦と言えば! の山月記ではなく、名人伝についての紹介でした。
それではまた来週、お待ちしています。
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