天鵞絨書店・10月第2週
こんばんは、青井いんくです。天鵞絨書店、第91回です。
天鵞絨書店とは、
「題名を言わずに」
「140字以内で」
本を紹介するというものです。毎週水曜更新です。
では、本日の天鵞絨書店です。先週の分はその下にあります。
本日の天鵞絨書店
かわいいと持て囃される動物の、獣性という一面を特化させて差し出したような傑作短編。不気味で怪しい獣が、誰かの人生をそっと横切った瞬間を切り取ったかのような小説です。ある男の告白で明かされる、犯してしまった罪、猟奇的な発想、奇妙な顛末。秋の夜長に、少しゾクッとする時間を。(135字)
先週の天鵞絨書店
ストーリーよりも、そのキャラクターそのものが強いインパクトを残すという女性が出てくる漫画です。ただ容姿が美しいだけでなく、しなやかで強か、どこまでも怪しく危険で、人を魅了するその姿から最後まで目が離せません。タイトルが象徴するような、人間離れした存在に陶酔してください。(135字)
先週紹介した本
吉田 秋生『吉祥天女』(小学館文庫)
少しずつ寒くなってきましたね。
それではまた来週、お待ちしております。
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