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天鵞絨書店・8月第3週

こんばんは、青井いんくです。天鵞絨書店、第187回です。

天鵞絨書店とは、
「題名を言わずに」
「140字以内で」
本を紹介するという記事です。毎週水曜更新です。

それでは、本日の天鵞絨書店です。先週の分はその下にあります。

本日の天鵞絨書店

どうして人は生きるのかどのように人は生きるのか。そんな根源的な疑問を、とある姉弟のエピソードから考えることができる一冊。作者は大人気絵本作家ですが、今回の内容は結構大人向けです。とは言え、思わずくすっと笑うシーンばかりなので、肩ひじ張らずに手に取ってみては。(130字)

先週の天鵞絨書店

少女漫画の枠にとらわれず読んでほしい漫画短編集。表題作は、華やかで賑やかで陽気な夏の喧騒の裏側にある、忘れてはいけない暗い影を呼び起こします。茹だるような暑さや、明るい青空にかき消されてしまう「それ」を示す少女の末路を見届けてください。その他収録作も読み応えがあります。(135字)

先週紹介した本
山岸 凉子『夏の寓話』(潮出版社)

それではまた来週、お待ちしております。


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青井いんく
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