天鵞絨書店・1月第5週【天鵞絨書店閉店のお知らせ】
こんばんは、青井いんくです。天鵞絨書店、第211回です。
天鵞絨書店とは、
「題名を言わずに」
「140字以内で」
本を紹介するという記事です。毎週水曜更新です。
本日の天鵞絨書店について書く前に、今回はまず先週の天鵞絨書店をご紹介します。
先週の天鵞絨書店
夜空を見上げた先にある光。ときに眩しく、ときに儚げに自身を照らす。そんな星のような、人を恋しく、愛しく思う心の機微を描いた短編集。社会的な規範もこれまでの人生も、それら全てをひっくり返す、隕石のようなパワーを持つ感情。その感情そのものすらぎゅっと抱きしめたくなる、煌めく一冊です。(140字)
先週紹介した本
三浦 しをん『君はポラリス』(新潮文庫)
お知らせ
今回の更新で、天鵞絨書店を閉店(=更新停止)します。
2020年の1月22日から「天鵞絨書店」を続けてきましたが、
・更新によって本の面白さを広めることが当初の目的だったが、その目的を果たせているのか疑問がある
・続けることも大切だが、上記のように思った時点で別のやり方をもっと考えるべきだった。にも関わらず、そのまま同じことを続けてしまっている
・続けることに対して義務感のようなものを覚えてしまっている
・紹介したい本はほとんど紹介しつくした感覚がある
……といった理由から、今回「本日の天鵞絨書店」は書かず、4年の節目を機に更新停止を決めました。
正直なところ、客観的に見ても壁打ちのような状態で、偶然見かけた方が稀にいいねをする、という記事になっていると思います。これでは、書かれた文章の存在意義が見えません。
「天鵞絨書店」を始めた当初は、140字以内でタイトルを明かさずに本紹介、というのがとても面白いアイデアのように思いましたが、そもそも需要が無かったのではないかと思います。
本のジャンルについても、色々なジャンルがあった方が面白いと思ったのと、私自身がそこまでジャンルにこだわらずに読むので、特にジャンルを絞らず始めました。
しかし、これも逆に「ミステリー」「恋愛小説」など、ジャンルを絞った方が読者としては読みやすかったのではないか、とも思います。
また、私自身の読む作品に偏りがあるので、中途半端に強弱がついてしまったと反省しています。
「天鵞絨書店」を続けてきたこと自体は、楽しい経験でした。また、書くことで自身の為になったり、新たな気付きを得たりもしてきました。4年も続けてきたのに、本当にやめてしまっていいのか、という思いも少なからずあります。
けれども、前述のように複数の観点から鑑みた結果、このままダラダラと更新を続けるのはかえって良くないと考え、更新を停止することにしました。
今後の「天鵞絨書店」のマガジンについては、もう二度と更新しないかもしれませんし、また紹介したい本ができたら不定期で書くかもしれません。
note自体は、観劇の感想など書きたくなった時に書くというスタンスを続けていく予定です。
たまたまこの空間ですれ違ったあなた、読んでくださった方に少しでも何か残せておりましたら幸いです。
それでは、またどこかでお会いしましょう。