天鵞絨書店・7月第4週
こんにちは、青井いんくです。天鵞絨書店、第131回です。
天鵞絨書店とは、
「題名を言わずに」
「140字以内で」
本を紹介するというものです。毎週水曜更新です。
それでは、本日の天鵞絨書店です。先週の分はその下にあります。
本日の天鵞絨書店
些細なきっかけで開いたノートが、近しい人間の秘密、そして自身のアイデンティティーに関わるものだったら。衝撃の告白から次第に展開していく小説。発表されたのは十年以上前ですが、筆名、タイトル、表紙の不思議なインパクトは今でも覚えています。読後には、意外な感情を抱くことになるでしょう。(140字)
先週の天鵞絨書店
「何となく怖く感じるもの」と訊けば、人形を挙げる人も少なくないと思います。少女漫画界のレジェンドが、ある美しい市松人形を軸に描くホラーです。展開や人形の目的からは、ぞくぞくと背後から迫るような、日本らしい恐怖を感じられます。ラストまで作り込まれた怖さで、涼しさを感じてみては。(138字)
先週紹介した本
山岸 涼子『わたしの人形は良い人形』(潮出版社)
それではまた来週、お待ちしております。
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