いつも心の中に推し先輩がいた
推し先輩。
私の裏垢を知っている人たちはほぼみんな知っているワードだと思っている。
2023の秋に異動してきた20個年の離れた男性で、背が高くて鼻筋が通っていてミステリアスで、でも人との距離が近く笑うと可愛い人だった。
先輩とはすぐに仲良くなって、帰りに喫煙所で煙草吸って缶チューハイを飲んだり、時にはクレーマーの家に2人で自転車を漕いで謝りに行ったりした。そんで勤務中なのにビール飲んだりした。笑
どの思い出もエモすぎて、私にとってはかけがえのない思い出だ。
本当に本当に推し先輩が大好きだった。
本当に本当に本当に本当に本当に大好きだった。
この世の中でこんなにいい男は推し先輩しかいないと本気で思っていた。
ここまで誰かに片思いしたのが初めてだった。
なんでこんなに好きなんだろう?って自問自答する日々だったけど、なんというか全部が好きだった。何枚にも綴ったラブレターを書いた。
でも、推し先輩を好きでいることをやめようと思う。
ここ数日自分の精神状態がかなり不安定で、やるべきことを手がつかなくなっている。
推し先輩と物理的な距離が離れて、推し先輩との心の距離も離れていったからだ。
でもそのギャップに私はついていけてなくて、推し先輩に執着してしまっている。
本当に苦しんでいる時に、見知らぬミシルさんの『いい女は、“去る者”を追わない その恋、ただの執着です』を読んだ。
この本で自分の執着さを思い知ってショックを受けた。他にも今までの恋愛で思い当たる節が多くて胸が苦しくなるような本だった。
でも、ちゃんと恋もしていた自分もいるよって言いたい。推し先輩と2人で飲みにいく時は少しでも可愛い服を着ていこうとしたり、会うたびにお菓子をあげたり、推し先輩に褒められたくて資格の勉強したり、そんな自分を頑張ったねって認めてあげたい。この約半年間、こんなに好きになれる人を見つけることができて良かったね。頑張ったね。何回も辛い思いをしたよね。
お疲れ様。私は疲れ果ててしまった。
多分こんなに誰かを好きになることはもうないんだろうな。ここまで恋ができて幸せだった。
これからは自分一人で生きていく決意を持って生活していく。
推し先輩、私と仲良くなってくれてありがとう。
ソウルメイトって言ってくれて嬉しかった。
さようなら。
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