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【京都CL】配信を1.1倍楽しむ注目デッキと注目カード3選


【はじめに】


みなさまお久しぶりです。愛知県三河地区を中心にポケカをしてます「銀河ポッキー」と申します。普段は岡崎市のショップ「メモリーコーポレーション」@memory_corpさんで練習しながらCLやシティで結果を出すことを目標にしているポケカ社会人です。
今回京都CLに参加できなかったので、自己満足で個人的な注目ポイントをまとめたいと思います。
読んだことによって配信観戦の楽しみが少しでも
増えたりして頂けたら幸いです。

【全体使用率予想】


・予想理由
①新弾デッキ「ミュウVMAX」の安定性・パワーが高いため使用率が高くなり、現環境の中心的立ち位置となる。

②「ゲンガーVMAX」は「ミュウVMAX」に明確に有利であり、苦手な闘タイプの減少が見込まれるため、環境への刺さり・安定感・組みやすさ・扱いやすさの面から使用率を大きく上げる

③頂への雪道+リセットスタンプを採用できるデッキは勝ち筋を広く残しやすいため「白馬バドレックス」や「スイクンV」と裏工作のインテレオンをあわせたデッキが不利対面が少ないという理由で使用率を上げる

④「連撃ウーラオス」は「ミュウVMAX」、「ムゲンダイナ」と「黒馬バドレックス」は「ゲンガーVMAX」という明確に不利な相手の使用率増加が予想されるため使用率を下げる

というのが使用率予想の考察です。
良くも悪くも「ミュウVMAXを中心に回るメタゲーム」になるでしょう。

【注目デッキ3種解説】

ここでは新しく登場した「ミュウVMAX」と7月のJCS時点ではまだメジャーではなかった「ゲンガーVMAX」「白馬バドレックスVMAX」について
①強み ②構築のポイント ③プレイングのポイントを整理していきます。
ここでは深くは掘り下げませんので各デッキについてさらに詳しい構築、プレイングそれぞれのデッキ毎の詳しいnote等を参考にしてください。
デッキレシピに関してはこちらの記事がとても参考になるので、合わせて見ていただくと良いかと思います。

「ミュウVMAX」


①強み
ミュウVMAXの強みは「ゲノセクトによる安定性能・手札干渉耐性」、「ミュウVMAX自身の要求の低さ」、「ダイナバリアによる捲り行動」、「パワータブレットによる強行突破性」などが挙げられます。
こうやってみると流石に強いデッキだなと改めて感じますね。 
ただ器用貧乏になってしまいがちなところも否めません。


②構築のポイント
ミュウVMAXは発売1週間しかたっておらずまだまだ構築が未完成なデッキです。
今大会で結果を残した構築が今後の基準となると思いますので今のところポイントも未知数と言えるでしょう。
個人的には不利対面におけるメタカードの採用数と、初動を安定させるカードの枚数は注目しています。

③プレイングのポイント
ミュウVMAXのプレイングは幅広いワザ宣言に注目です。
もちろんメインはテクノバスターですが、連打するためにダイミラクルやサイコジャンプ、じょうねつのしずく、ダイナバリア等全ての技が強いので選択肢が多いです。
もう1つリソース管理とサイドプランにもです。
2−2−2のサイドプランを取るか、2−3−1のようなプランになるかの時に山のパワータブレットの枚数や、ボスとクロススイッチャーの枚数が重要にになります。
山札に残っているカードを把握しながらサイドプランを細かく変更してくるプレイに注目したいです。

「ゲンガーVMAX」


①強み
ゲンガーの強みは「一撃なのにヘルガーに頼らない要求値」「超火力によるVMAXワンパン性能」「パニックフィアーが刺さる相手へのイージー性能」「型選択の豊富さ」
などが挙げられます。
悪タイプの立ち位置の良さも強みですね。

②構築のポイント
ゲンガーVMAXの構築はゲンガー単体の構成枚数の低さから様々な組み合わせが研究されています。
純ゲンガーなのか、相方にブラッキーなのか、ジュラルドンなのか、
あくのとうなのか、雪道なのか
握った人が何を考えてその型を選択したのかまで考察すると非常に見応えがある思います。
強いプレイヤーがどのゲンガーを選択しているのか大注目です。

③プレイングのポイント
ゲンガーのプレイで注目しているのはアタッカーの選択です。
VMAXが大技な性能をしているので見落としがちですが、ゲンガーVもサブアタッカーとして十分な性能のワザを持っています。


その上ヘルガーやデルビルもアタッカーとして運用できれば、サイド1・2・3の全てのアタッカーから選択することができます。
大味VMAXと見せかけて意外と繊細な動きが求められると思います。
もう一点は対ゲンガーのプレイです。
ゲンガーを相手にするときに、パニックフィアーで簡単にVMAXやTAG GXがワンパンされる状況を作らないことが重要になります。
ゲンガーに不利なデッキが抗うためにどのようにベンチを絞るのか、絞り切れるのか?もプレイの注目ポイントです。

「白馬スイクン」


①強み
このデッキタイプの強みは、「雪道スタンプによる嵌め性能」「相手が嫌がるサイドプランの押し付け」です。
相手が嫌がるサイドプランは構築で変動するので下記で解説します。

②構築のポイント
この項では白馬スイクンと定義しましたが、白馬主体のデッキとスイクン主体のデッキを分類するためにタフネスマントの有無で分けて考えます。
・タフネスマントが入っているタイプ⇨スイクン主体のデッキ


タフネスマントスイクンで攻撃することにより、2−2−2のプランを相手に押し付けるがスイクンがワンパンされない場合、相手はサイド2を進めるために2回の攻撃権を割く必要がある。

・タフネスマントが入っていないタイプ⇨白馬主体のデッキ
相手の残りサイドが2の状況で場に白馬VMAXと非ルールしかいない状況を目指す。
白馬VMAXとスイクンV・インテレオンなどもアタッカーとして使い、細かいサイドプランで攻撃回数を稼ぐ。

どちらの主体にしろ番を稼ぎながら雪道スタンプで嵌めて捲るデッキになっていると思います。
あとは環境に合わせてどちらの型が有利に立ち回れる対面が多いかが注目です。

③プレイングのポイント
このデッキタイプは捲り性能に魅力があるのが特徴です。
前半相手に先行してサイドを取られてもどうやって番を稼ぐか、2手3手先まで想定して動いてくるでしょう。
あとは雪道をいかに通すか、タフネスマントをいかに通すかなどが注目ポイントです。
こちらは後で下項でも詳しく触れます

以上が注目3デッキになります。
ここで3デッキに大きな共通点があるのお気づきでしょうか?
それはどのデッキもワザ宣言、アタッカー選択に豊富な選択肢があるということです。
選択肢が多いということは正しい選択への分岐が多いということになります。
今回の京都CLは各デッキの特徴と動かし方を深く理解し最適解のプレイングができることが非常に求められるのではないかと感じました。

【メタデッキ予想】

では「ミュウVMAXを中心に回るメタゲーム」において、勝ちやすいメタデッキを想定していきたいのですが、
実際今大会では自分も見つけることはできなかったので、実際の大会配信でどんなデッキが登場するかを楽しみにしています。
そのためここではこんなデッキが完成していたら、メタデッキとして台頭するではないかと考えていた4デッキをテーマだけ紹介したいと思います。

①連撃ウーラオス

②ルカメタザシアン

③ジュラルドンVMAXを用いたデッキ


④ガラルマタドガスを用いたデッキ



有名なプレイヤーがどのように環境を把握してどのようなデッキを使用しているかが非常に気になりますね。

【京都CL注目カード3選】

今大会において個人的に注目したいカードが3枚あります。
スタジアム・ポケモンのどうぐ・特殊エネルギーに関する3枚です。
ここでは一つずつ注目ポイントを解説したいと思います。

・注目カード①マーシャドー(リセットホール)


まず注目したいのがスタジアムです。
今大会においてスタジアムのカードはゲームの進行に大きく影響を与えることが想定されます。
その決め手となるのが「頂への雪道」の存在です。


使用率の高いデッキに雪道を採用しやすいデッキと雪道が刺さりやすいデッキが多く存在します。
雪道が刺さりやすいデッキはもちろん自ら認識していますので「混沌のうねり」を採用し貼らせない対策をしてきます。


ここで重要になるのが「マーシャドー」です。
マーシャドーの役割は
・雪道貼らせたくないデッキ(ミュウVMAXや三神系統)
A雪道を割る
B雪道を牽制する
・雪道貼りたいデッキ(雪道ゲンガーや白馬スイクン)
C混沌のうねりを割る
D混沌のうねりを牽制する

一部例外として自分の雪道を剥がすために使うのもありますが、今回はスタジアムの貼り替え合いという観点から考えていきます。
文面で書いてあるだけではわかりにくいので各盤面を想像しましょう。

A雪道を割る
相手に貼られた雪道を割るためにベンチに出して使います。特に先行1ターン目の雪道を割るためにクイックボールや霧の水晶で持ってくる動きが多そうです。
特筆することはないと思います。

B雪道を牽制する
事前にベンチに出して置くことで相手からの雪道を牽制します。
この行動は突如貼られた雪道に対して盤面で返すことができますが、ベンチを1枠使ってしまいます。雪道を張る側もそれをわかっているため、あえて貼らずにベンチ圧迫させ続けるという選択もできます。

C混沌のうねりを割る
雪道を通すために混沌のうねりを割ります。基本的には終盤の絶対通したい雪道の盤面で使うことが想定されるでしょう。

D混沌のうねりを牽制する
ここは少し難しいので盤面を想像してみてください。
・使用デッキ:ミュウVMAXで手札に混沌のうねりを持っている状態
・盤面にはスタジアムがなく、自分の番でマリィを使用したい状況
・相手は白馬デッキでベンチにマーシャドーが出ている
この状況で本来ならば混沌のうねりを貼ってからマリィを使用したいところだと思いますが、マーシャドーが出ているため混沌のうねりを返されることが確定しています。
混沌のうねりは効果的に使うことができれば1枚で2枚のスタジアムを割る事ができます。しかしスタジアムがないところに貼り、マーシャドーで割られると1枚も相手の雪道を割ることができません。
そのためこの混沌のうねりは相手が雪道を出してからそれを貼り替える札として使った方が効果的に働くのです。
雪道を貼る側が先にマーシャドーを見せることで、スタジアムがないところに混沌のうねりを貼りにくくなる。これが混沌のうねりの牽制です。
結果的にうねり側は1枚うねりを使用してマーシャドーと相殺するか、雪道が張られるまでキープするかの選択を迫られるのです。残りの自分の貼り替えソースの枚数を考えながら正しい選択をする必要があります。

*マーシャドーのポイントまとめ
・雪道を貼る側、貼られる側においてスタジアムの搭載枚数とマーシャドーの有無で貼り替え合いの空中戦が行われている。
・マーシャドーを使った牽制はベンチを圧迫するためスタジアムを敢えて出さないプレイングやボスで先にマーシャドーを倒すことでスタジアムを通しに行くプレイも考えられる。
・ミュウや白馬などはベンチ管理がそもそも難しいので、マーシャドーを採用するか、牽制の用途で使うかなど個々のプレイングに差が出る。
構築段階のマーシャドーの有無とスタジアムの貼り合いに注目

・注目カード②ツールジャマー


今大会の2つ目の注目はポケモンのどうぐです。
その中でも特に影響を与えると想定されるのが「タフネスマント」と「げんきのハチマキ」です。


タフネスマントは主にスイクンVのデッキに採用されているでしょう。
HPが260になることで1回の攻撃で倒されにくくなります。
1回の攻撃で倒されないということはスイクンVが2回技宣言ができることになるのでゲームプランに大きく関わってきます。

げんきのハチマキは主にミュウVMAXなどに使用されることが想定されます。
パワータブレット×3枚とげんきのハチマキを使用することで、テクノバスターのダメージが310点になり相手のミュウVMAXを1回の攻撃で倒すことができます。

このような攻撃回数に影響の与えるポケモンのどうぐはゲームプランの組み立てにおいて非常に重要だと思います。

その上で注目したいのがツールジャマーです。
例えばミュウVMAXとスイクンVのマッチにおいてタフネスマントを貼ったスイクンをテクノバスターで倒すためにはパワータブレットを2枚使用する必要があります。
しかしツールジャマーであれば1枚でタブレット2枚分の働きをすることができます。
そのミュウVMAXが倒されず次の番も技宣言できれば1枚で4枚分まで見込めます。
ミュウVMAXミラーにおいても相手からのハチマキ+タブレット×3で倒されなくなります。
ミュウVMAXにおいてツールジャマーは攻撃・防御どちらにも使える札ということです。

そうなると採用が考えられるのがツールスクラッパーです。
スイクンVにおいてタフネスマントで耐久値を上げて有利に対戦を進めるのは肝になるため、対策の対策までしてくることも考えられます。

*ツールジャマーのポイントまとめ
・ゲームプランに影響を与える強い道具が流行

・ツールジャマーなどでで道具を無効化することで有利に

・ツールスクラッパーでツールジャマーを逆に無効化
ポケモンのどうぐの採用とそれが通るか通らないかが勝敗の分かれ目になる



注目カード③うねりの扇


最後に注目しているのが特殊エネルギー、特にうねりの扇の採用と警戒についてです。
現環境におけるうねりの扇の役割は主に2つあります。

①悪タイプ軸のデッキがミュウVMAXに対して弱点を突くためにウィークガードエネルギーを剥がす。


②ミュウVMAX・三神系統・一撃系統など特殊エネルギーが主体のデッキに対してエネ損失を発生させ、ワザ宣言の要求を上げる。

①に関しては考える人は多いと思いますし、特に対策することもできないと思います。
②は警戒しているかでプレイングに差がつくので注意が必要です。
例えばミュウVMAXミラーにおける後手1エナジーミックスでベンチのミュウにエネ加速する場面です。
この時ベンチに加速するエネルギーの候補には「フージョンエネ」「ウィークガードエネ」「基本超エネ」から選ぶことになると思います。
この時に付けるエネを選ぶ要素として、「カミツレと霧の水晶のバリュー」や「次ターンにダイミラクルを宣言するか」などがありますが
「相手のデッキにうねりの扇が入っているか」も一つの要素となります。
仮に後1で後ろのミュウに特殊エネを加速し、先2の攻撃でバトル場のミュウが気絶+うねりの扇で後ろのエネをバウンスが起きると後2でエネルギーが1枚もない状態になってしまいます。
このように相手に強くうねりの扇を使われないように基本エネを選べる時は基本エネを貼るようなプレイングが重要になるかもしれません

*うねりの扇のポイント
・ミュウや三神等は基本エネルギーを優先してつけるプレイが重要。
・特に悪タイプを主体にしているデッキからは警戒が必要。
⇨エネ損失によるテンポロスがゲームの勝敗に直結するので、採用されている前提で動くのか?プレイングに注目!

【おわりに】

以上が今大会で個人的に注目しているポイントになります。
できれば実際に京都で戦いたかったですが、僕はJCS抽選枠当選し出場した挙句、実力不足で出れていないので今回はしょうがない。
次回の福岡CL、シティシーズン4に向けて調整を頑張ります。
土日はよく岡崎のメモリーコーポレーションで練習しているので、もしお会いできたら声かけていただいたり、練習に付き合ってもらえると喜びます。
それではこれにて締めさせていただきます。
京都CL配信を楽しみましょう。どんなデッキが出てきて熱いバトルを見せてくれるのかワクワクしますね。
また機会があれば自己満足の記事を書きたいと思っているでよろしくお願いします。


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