【台湾 台北から花連へ】2010年1月13日 台湾では筆談で伝わるというのは本当か?
台北から花連へ
腹が痛くて夜中に目を覚ました。
トイレに駆け込むと、水のような便が出た。
完全に下痢をしていた。
その後は、ほぼ1時間おきにトイレに駆け込んだ。
ドミトリーだったので同室の方にも迷惑をかけたに違いない。
あまりに気まずかったので、明るくなると同時に宿をでた。
そして、花連に向かった。
何度トイレにいっても下痢がおさまる様子がない。
台北から花連に向かう電車でも何度もトイレに立った。
左手に見える綺麗な海岸線をゆっくりと眺めている余裕がなかった。
30分に1度のペースでトイレに駆け込んだ。
どうするよ?おれ?
もはや旅どころではない。今日はどこも行かずにホテルでゆっくり休むしかないだろう。
花連の駅に着くとまずは、インフォメーションに向かった。
インフォは駅から少し離れており、歩いていると片言の日本語で話しかけてくる人がいた。
いつもどおり黙殺して、インフォに入った。
インフォでは、ホテルと翌日のツアーバスを紹介してもらった。
しかし、本当に下痢がひどい。
こんなひどい下痢は、生まれてかつてあっただろうか。
原因は昨日食べた「臭い牛丼」に違いない。
あの臭さは肉が腐っていたのだろう。
腹を壊す牛丼を食うくらいなら、本当に臭い臭豆腐を食べたほうがマシだ。
とにかく、少しでも早くホテルにチェックインしてゆっくり休みたい。
不幸中の幸いか、10分後にホテルの近くまで行くバスが出るとのことだった。
バスに乗るとすぐホテルの近くに着いた。
体調は最悪だが、旅は順調だ。
このホテルは、普通の観光ホテルだった。
部屋はダブルで朝食付き400Tドル(1200円)という、なかなか破格のホテルだ。
しかもお昼前なのにチェックインさせてくれた。
あー、これでゆっくり休める!!
昨夜は腹痛でほとんど眠れなかったので非常に眠かった。
部屋に入ると5時頃まで爆睡してしまった。
花連という街
花連という街は、台湾の東側に位置している海辺の街だ。
日本なら、伊豆や熱海のような観光地といったところか。
なんと温泉もあるらしい。
そんな花連だが、初日は下痢のためホテルで過ごすはめになってしまった。
夕方になると少し体調が良くなった。
しかし、旅の友の正露丸を朝から飲んでいるのだが、まったくもって効果がない。
下痢はとまらない。
なんとか下痢止め薬が欲しい。
寝たおかげで少しは体力がもどったので、街へ出てみることにした。
手持ちのお金があまりないので、まずはATMを探した。
台湾は少し歩くとコンビニがすぐ見つかるからありがたい。
しかし、台湾のコンビニの弁当やパンは日本人の口には合わない。
そこだけは、やはり日本とは違う。
とはいえ、今日はどこに行く元気もないので、コンビニで消化の良さそうなものを物色した。
更に、街でニラと豚肉の入ったでっかい餃子を買った。
そして、必要なのは下痢止めだ。
さすがの台湾でもマツキヨのような薬局はないようだ。
しょうがなく古ぼけた薬局に入ってみた。
そしたら、ひょろっとしたオジサンがでてきた。
僕はまったく中国語がわからない。
それでもなんとか下痢止めが欲しいので、ペンと紙を借りて「下痢」と書いて渡した。
オジサンはすぐに理解してくれて下痢止めを出してくれた。
しかも日本製の下痢止めだった。
これがあればなんとか明日のバスツアーには参加できるであろうか。
今日の体調のままでは、バスなんて乗っていられるわけがない。
そのあとはホテルに戻ったわけだが、夜テレビを見ていたら地震があった。
海外で地震を体験したのははじめてだったので少し驚いた。
何もせず花連の1日目は終わった。
本日の出費
- 鉄道 台湾→花連 441T$
バス代 駅→ホテル 22T$
ホテル代 400T$
薬(下痢止め) 320T$
夕食 97T$
餃子 250T$ - 合計 1530T$