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銀河丼の人物像とスローガン、そしてビッグニュース
こんにちは。銀河丼の副管理人、くまかんです。
前回の記事の後半で、フリーランスや個人のために何か活動しようと思い、その手始めとして銀河丼を始めた、ということを書きました。
その始まりのときに、今後の活動にインスピレーションを与えてくれた人が何人かいます。そしてその人たちは、銀河丼の人物像を想定するときにもかなりに参考にさせてもらいました。
今回はそんな銀河丼のモデルとなった人たちと、銀河丼のスローガンについて書いてみます。そしてさらに、これを書いている途中で入ってきたビッグニュースにも後半に触れさせてもらいます!!
夜行性プログラマ社長
私たちがフリーランスを始めた頃、ある人との出会いがありました。その人はプログラマで、ほぼ一人のような小さな会社を経営している人でした。
正直、その人に対してあまりいい印象は持っていませんでした。
一緒にプロジェクトをやっていくのに、情報共有などいろいろいい加減だし、旧来の社会人的なマナーにも欠けているようなところがありました。そして、昼に寝て夜中に仕事をするという、(当時の私たちからすると)特殊なライフスタイルの人でした。
しかしその人は、それなに食べていけているようでした。私とけんちきは、なんでそれでやっていけるのだろうと、最初は首をひねってました。
しかしだんだん、その考えが変わってきました。その人の、社交辞令っぽくない正直な感じが、なんだか魅力的に見えてきました。
けんちきも私も長く会社に所属しながら生きてきたので、『社会人とはこうあるべき』という考えに、知らず知らずのうちに縛られていたのかもしれません。しかし、そういった形式に囚われて可能性を狭めているのは、むしろ私たちのほうかもしれないと思うようになりました。
組織から離れた今、旧来の社会人像に囚われる必要はないのかも、そう気づけたのは、この夜行性プログラマ社長のおかげかもしれません。
(後で知ったことですが、その人は就職することなく起業されたようで、それも型にはまっていない理由かもしれません。)
いまだに、その人がなんで上手くいってるのかわかりませんが、ホームページを見に行くと、今はメンバーも7人ほどに増え、いい感じにやっておられるようです。
ネコと暮らす翻訳家
独立を検討していた2015年、村上春樹さんが『村上さんのところ』という、ファンからの質問に答えるウェブサイトを公開されていました。
その中に、ある女性からの投稿がありました。
自分は学校や会社に所属して生きてきたが、対人関係に気を使いすぎてもうクタクタになってしまった。だけどあるとき、意を決して翻訳の技術を身につけ、フリーの翻訳家になった。今はネコと2人で暮らしているが、こんなに快適なことはない。独立して改めて、自分は組織に向いていないと悟った……、たしかこんな投稿だったと思います。
それを読んで、人によっては組織や対人関係に順応する努力よりも、ひとりでやっていく技術を身につけるほうが向いてる場合もあるのだなぁ、そしてひとつ武器があれば、食べていくことができるのかもしれないと思いました。
ライフサイクルにストイックな有名作家
これも村上春樹さんですが、村上さんは仕事時間や睡眠時間、ジョギングの時間など、自分で作ったタイムテーブルをきっちり守って生活されているようです。ジョジョの荒木飛呂彦先生も、仕事と睡眠と運動のバランスを大事にされているようです。
先の夜行性プログラマ社長もそうですが、独立すると、一日のタイムテーブルをゼロベースで組み立てられるのがいいですよね。(逆に考えると、自分で自分を管理しなきゃいけないということになりますが。)
以前見た、有名なアーティストのライフサイクルをまとめたサイトも面白かったです。
個人で活動してると、プライベートと仕事の境目があいまいだったりするので、こんなふうに仕事や生活の仕方にこだわったり、一日の組み立て方を他の人と共有するのもいいなぁと、銀河丼を始めるときに思いました。
というか、どんな活動をするかによって、必然的にその人のスタイルが出来上がるのかもしれません。
没頭するクリエイター
2017年の4月にマストドンがブレイクする直前、話題になっていたアニメがあります。けものフレンズです。
たつき監督の独特の感性のおかげでヒットした作品ではないかと思うのですが、そのたつき監督は趣味でも仕事でもずっとアニメを作ってる人らしいです。
やはりクリエイティブな仕事をする人の中には、どこかアンバランスだけど尖った個性を持っていて、ひとつの作業に没頭し続けるたつき監督のような人も多いのではないかと思いました。先の村上春樹さんとは真逆のスタイルですね。
けものフレンズのその後は少し悲しいお話しもありましたが、好きなことにのめり込んでたらいつのまにか評価されていたという、たつき監督はそんなクリエイターの夢を体現したような人だなと思いました。
銀河丼のスローガン
ということで、そんなこんなの人物像やら何やらを集約させてできたのが、銀河丼のスローガンです。
没頭できることひとつあれば、大きな組織に所属しなくても生きていける、そんな優しくて甘っちょろい世界を目指したいインスタンスです。
いつか未来には、仕事はロボットに任せて、人間は無理せず好きなことをして暮らせるといいなと思いますが、そこに到達するまではもうちょっと時間がかかりそうです。
なので今は好きなことに没頭する中で何か武器を手に入れ、それで食べていけるといいなと思い、こんなスローガンを考えました。
……などとこのエントリを書いていたら、ビッグニュースが飛び込んできました!
銀河丼にもよく遊びにきてくれている村谷由香里さんが、電撃大賞のメディアワークス文庫賞を受賞されました!!
すごい!!
何かに没頭するのは、決して楽しいことばかりじゃないかも知れませんが、こんなふうに結果を残される方が身近がいるととても励みになります!
私たちもみなさんのように、自分のスタイルで活動を続けて、何かを残すことができたらと思います。
ということで、銀河丼 #とは の2つ目のエントリでしたー。