大怪獣のあとしまつ エコーチャンバー効果の果てというお話。
公開時に観に行こうと思った大怪獣のあとしまつ。
私のTL及びその界隈では、かなりの低評価。
エコーチャンバー効果に陥り、観にいくのをやめてしまいました。
prime video に華々しく(?)降臨したので観ました。
概ね良好。
特撮映画では語られることのない、怪獣が退治された後。
怪獣の死体処理。
着眼点が素晴らしいです。
対処法に現実性が高いとか低いとかは、まあ、どうでもいいです。
なんとなくアリかなって思えればいいんです。
特務隊と国防隊との縄張り争い。
最前線で怪獣に対処する人々と首脳陣との危機感の違い。
隣国のコロコロ変わる態度。
よくわからない三角関係。
首相官邸での緊張感の駄洒落合戦。
駄洒落以外は、現実へのブラックユーモアとして好意的に受け止めます。
オチがいかん。
オチが薄々読めてきた中盤〜後半。
そして脱力のラスト。
裏切られた気持ちです。
まがいなりにもSF的な解決方法を期待していた私が愚かだったのだろうか。
選ばれしものという光の巨人が解決策なんて。
序盤に「デウス・エクス・マキナ」という言葉が出た時点で、気がつくべきでした。
オチで評価が一気に下がりました。
この映画のあとしまつはどうするんだろう?
そんな今日この頃。