ヴォクス・マキナの伝説 の面白さは冒険というお話
ヴォクス・マキナの伝説 は面白いぞ。
Amazon の Prime Vide で配信されているアニメ、ヴォクス・マキナの伝説。
これが、とても面白いです。
AMAZON ORIGINAL なので、Prime Vide でしか観られません。
キャラクターの造形が、ヨーロッパ風かな?
それ以外は、多国籍感いっぱいです。
何が面白いのか?
冒険と成長だからです。
エピソード1 の冒頭では、いわゆる町の酒場で酔っ払って喧嘩した上に、ツケもきかなくなって追い出されたヴォクス・マキナの面々。
ところが国王のお触れ(クエスト)を、なんとかクリアし、エピソード2 の終わりでは、王国の英雄となってしまいます。
ちなみに、ヴォクス・マキナとは彼ら7人のパーティー名。
つまり本作のタイトルは、これから紡がれていくヴォクス・マキナの伝説譚ということです。
エピソード1〜2 でひとつの物語(クエスト)になっていて、正体不明の怪物の討伐が、結果的にブルードラゴン討伐になってしまいます。
彼らのいるタル・ドレイ王国のあるエクサンドリアという世界でも、その他のファンタジー世界と同様、ドラゴンは最高クラスのモンスターです。
そして五大ドラゴンがいるようで、ブルードラゴンはその一角。雷属性のようです。
初戦は、正体不明ということもあって、ブルードラゴンに完敗。
まあ、突然ドラゴンに遭遇して、命があるだけでも奇跡的ですよね。
その後、紆余曲折あり、再戦。
一見、結束力が決して高くないように見えるけれども、なんだかんだ言ってもパーティを組んでいる7人。
ブルードラゴンの弱点を見つけ出し、それぞれの特長を生かして、討伐成功!
チート能力を得たわけでもなく、チート武具を手に入れたわけでもなく。
手に入れられたのは、町の道具屋から仕入れたぼんやりとした弱点の情報だけです。
道具屋でドラゴン・スレイヤーを売られかけたけれども、高価すぎて手が出ず。
こういったわずかな情報をもとに、状況を判断し、困難を乗り越えていく。
こんな冒険と成長の物語が、面白いのです。
どんなお話か?
西洋風ファンタジーが舞台です。
ヴォクス・マキナという名の7人パーティが、冒険し、成長し、伝説なっていく(多分)物語です。
剣と魔法、精霊、火薬と銃などRPG好きの要素が盛りだくさんです。
昔なら、海外アニメ枠でNHK教育で放送しそうな雰囲気(わかりづらい?)。
エピソード1〜2 は、パイロット版のような位置付け。世界設定やキャラクター紹介を交えて、ブルードラゴン討伐。
エピソード3〜10 (勝手にホワイトストーン編と呼んでいる) は、王国の英雄となったヴォクス・マキナが、策略にハマり、隣国ホワイトストーンへ冒険します。ホワイトストーンは、パーティの1人、パーシーの生まれ育った国です。
以上でシーズン1 が終了です。
ホワイトストーン編は、パーシーというキャラクターに絡んだ物語です。たった1人のキャラクターで1シーズン使う贅沢さ。
というか奥の深さ。
他に兄妹のハーフエルフや古くからパーティを組んでいるノームとトロール。
また現パーティ内での思いの関係など。
描ける物語はまだまだたくさんあります。
何シーズン続くか、これから楽しみです。
というか、続けて!
キャラクター紹介をしましょう
サブキャラクターも沢山いるけれど、ヴォクス・マキナの7人を紹介します。
初見だと、名前とビジュアルと特長がなかなか一致しないので、ぜひ参考にしてください。
ヴェクス(ヴァクシルダン)
ハーフエルフ。イケメン担当。ダガーを主に使い、敏捷性と手数の多さで勝負するタイプ。錠前やぶりも得意なので、シーフやローグといったところ。冷静な自信家。ヴェクスとともにパーティでは、リダーシップを発揮する。
ヴェクス(ヴェクサーリア)
ハーフエルフ。アーチャー。クマのトリンケットを使役する。昔の出来事が原因で、ドラゴンが近くにいると頭痛がする。戦闘という点では、ヴァクスよりも強い。
ヴァクスとヴェクスは兄妹。ハーフエルフだし、2人で壮絶なことを乗り越えてきたんだと思う。
パーシー(パーシバル・デ・ロロ)
ヒューマン。銃使い。ホワイトストーンの領主だったデ・ロロ家の御曹司。紆余曲折あり傭兵の身となっている。復讐心に囚われている。使っている武器の名前は、ペッパーボックス。復讐を誓った武器で、銃身には復讐相手の名前が刻まれている。カサンドラという名前の妹がいる。
ホワイトストーン編で、パーシーの過去が語られ、人物像が深く掘り下げ、描かれます。
ケイレス
ドルイド。風のアシャリ。
アシャリが部族の名前なのか、役職なのか、人種なのか、現時点では不明。外観は、ヒューマンとほぼ同じ。そばかすが特長的。アーメンテをやり遂げないと帰れないらしく、今の状況だとやり遂げられないっぽい。リスやトラなど、動物に変身することが出来る。
自分の能力に自信がない。でも、仲間から背を押されると、とんでもない強力な魔法を使う。
スキャンラン
ノームの吟遊詩人。夜の申し子。リュートと共に歌うことで、中をやる気にさせたり、うんざりさせたりする。どちらかというと、うんざりさせることの方が多い。魔法のような効果を発揮する歌があり、人を捉えたり、片手を具現化して物を持ったり、空を飛んだりできる。
「うっとおしい奴にうっとおしいことをさせろ」というセリフが名言。
あとレビュー欄で貶められている奴。
パイク・トリックフット
ノーム。クレリックで、エバーライトの光の力を使う。光の力で、盾を具現化したり、メイスっぽい武器を具現化している。直接、ぶん殴ったりするのでモンクっぽい一面もある。光の力なので、アンデットなどにめっぽう強い。
スキャンランと同じノームだけれども、旅の仲間だったりしたことはないみたい。
グロッグ
トロール。斧を振り回す、筋肉バカ。殺すこと(戦うことではない)と酒を飲むこと、食べることが、三大欲求。こういうキャラクターの常で、たまに本質をついた良いことを言う。それ以外の時は、戦闘要員。
パイクとグロッグは元々パーティ組んでいたようで、7人の中では一番古い中のようです。グロッグがパイクを肩車して歩く姿は、見ていても楽しそう。
タル・ドレイ王国に再びドラゴンが飛んできたんだから、続きあるよね。
そんな、今日この頃。