真犯人フラグ 第1章時点での考察②〜相良光莉編〜
引き続き家族失踪当日、相良光莉に何があったか?を考察していきたいと思います。
前回の記事『真犯人フラグ 第1章時点での考察①〜相良篤斗編〜』から続いていますので、まだの方はぜひそちらを先に読んでください。
光莉に何があったのか?を考察する上で欠かせない人物、それは本木陽香の存在です。
まずは本木陽香の正体、そして目的から考察していきます。
凌介と橘一星が初接触した喫茶店にて、タクシーに乗った橘を見つめる凌介を本木さんが見つめるシーンがありました。
ここで本木さんが見つめていたのは、凌介ではなく橘だと考えて考察を進めます。
そして橘に誘われて二宮さんが参加したアルティメット、ここに参加していた女性で後ろ姿だけですが髪型と声より本木さんの可能性が高いです。
また、林と茉莉奈のハグシーンを見ながら「いいな〜。」と言うシーンより
本木陽香の正体は、橘一星に好意がありストーカーをしているという仮説を立てました。
そう思った裏付けとして、アルティメットのすぐ後のシーンで、本木さんは珍しく職場でゴキゲンになります。
全10話の中で、この時のアルティメットがおそらく距離的に最も本木さんが橘に近づいたと思われます(もしかしたらアルティメット中に本木さんと橘は会話したかもしれません)
それが「嬉しいことがあった」に繋がると考えています。
そして本木さんが橘のストーカーなら、確実にオンラインサロンのメンバーだと思います。
ぷろびんの影響でプロキシマが炎上し、橘がオンラインサロンメンバー限定で騒動を謝罪したときに「相良光莉さんとお付き合いしています」と告白したました。
応援メッセージが届く中で唯一「え」と発言した人物、今思えばこれも本木さんの可能性があります。
この時点で本木陽香にとって最もジャマな存在は、相良光莉になったと考えます。
本木さんが橘のストーカーをしていた場合、もちろんいつも会ってた光莉の存在に気づくはずです。
光莉は学生なので、まさか橘と付き合っているとは思わなかったのかもしれません。
そして光莉を気にしていると、光莉のストーカーをしている籾山の存在にも気づくはずです。
籾山を脅し、亀やん急便に光莉監禁動画を送らせた「160㎝程度の細身の女」は本木さんだと思っています。
光莉のストーカーをしていることを知っていれば、当然籾山のカメラの中身は光莉だらけということも知っているはずで、脅迫できるのも納得です。
そしてここで最も重要なのは、本木さんが光莉監禁動画を持っているという点です。
光莉監禁動画には血だらけのシーツがかかっていたイスがありました。
橘がこのイスについて、足の部分に特徴があることを特定しました。
インスタ画像との比較から、このイスは凌介が借りているトランクルームにあるイスで間違いないと思います、おそらく購入履歴は凌介でしょう。
ここで問題なのは、誰がトランクルームからイスを運び出したのか?
気になるシーンとして、腕にリストカットのある人物がどこかの入り口の扉を開けているシーンがありました。
ここがトランクルームの可能性があります。
また、本木さんの左手にリストカット痕のようなものがうっすら見えました。
シワなのかリストカット痕なのか見極めが難しいのですが、ここはリストカット痕ありということで考察を進めていきます。
そして、その後のシーンで本木さんが車で大きいダンボールで何かを運んでいるシーンがありました。
これがトランクルームにあった凌介のイスで、それを運んでたと思われます。
善意でサラリーマンが「手伝いましょうか?」と言っても「葬儀屋だから」という理由で追い払ったようなシーンがありました。
今思えばこのシーンは、ダンボールに触れられたくなかった気もします。
特に運ぶ時の中の音や、持っていく先を誰にも知られたくなかったと思いました。
以上から、群馬の廃墟に凌介のイスを移動させ、血だらけのシーツをかけて光監禁動画を撮影したのは本木陽香で考察を進めます。
つまり、光莉の誘拐と監禁に大きく関わっている。
また、この廃墟が群馬のトンネル付近だったことと女性の足跡から、光莉のスマホに電源を入れたのも本木さんだと考えています。
さらに言うと、その前のトークで光莉のスマホから橘へ「たすけて」を送ったのも本木さんと思っていて
この時点では橘と光莉が付き合ってると公表していないので、「たすけて」を送ることで橘がどういう行動を起こすのか見たかったんだと思います。
そして気になるのが、籾山に亀やん急便に送らせた光莉監禁動画のメールタイトルが「お探しのものです」になっていた点です。
バタコさんが冷凍遺体を送ったダンボールに入っていた文章「お探しのものです」を完全に真似ています。
これを見たら誰でも、冷凍遺体を送ってきたのと同一人物と思ってしまう。凌介と二宮さんはまさにそう思いました。しかしそれこそが本木さんの狙いかと思われます。
本木さんが、篤斗の服を出品していたkeiju1008=バタコさんに対して、脅迫のようなメッセージを送っているシーンがありました。
本木さんの「誘拐犯」というフレーズから、バタコさんが篤斗を誘拐したことを知っている。
「全てを知っている」がどこまで知っているのか?今の段階ではわかりませんが、バタコさんが冷凍遺体に「お探しのものです」というメッセージを入れて亀やん急便に送ったことを知っている、と仮定します。
このメッセージをバタコさんに送る意味ですが、バタコさんは今復讐に取り憑かれていて、凌介を土に返すという目的だけで動いています。
バタコさんは、今誘拐犯として逮捕されるわけにはいかない。
「全てを知っている」「誘拐犯」というフレーズでバタコさんを焦らせ、復讐を急かしているようにも感じます。
そして、ここからわかるのは、本木さんは自分の犯行をいくつかバタコさんになすりつけようとしてる点です。
また、猫おばさんより「籾山を脅して光監禁動画を送らせた人物」と「光莉のローファータレコミをした人物」が同一人物のような証言がありました。
さらに、ローファーを埋めたのが女という情報もありました。
そして、橘からはローファー事件を流出させた「をんぬむ」と、凌介の不倫疑惑2ショットを拡散させた「ミシシッピ副会長」が同一人物であることもわかりました。
ここで、本木さんの犯行と思われるものを一覧にまとめました。
大部分が光莉に関することであり、凌介との不倫2ショットを拡散して相良家を崩壊させたいようにも見えます。
そして本木さんが起こした行動の中で最も奇妙なポイントがあります。それは凌介との不倫疑惑2ショットを拡散する時に、自分に目線を隠してないこと。
凌介を陥れるためだけが目的なら、本木さんは自分に目線を隠した方がよかった。ましてや今話題の家族失踪した旦那の不倫疑惑なんて、絶対に拡散されてしまう。
本木さんの顔が晒されてしまうことについて、メリットが全く感じられません。
それでも顔を晒して拡散したことについて、まるで自分の顔を覚えてもらいたいような自己顕示欲と異常性を感じます。
もちろんこの会見は橘も見るだろうから、ストーカー説が正しければ橘の目に自分が入るようにした可能性もあります。
また、この一覧を見て気になるのは、到底本木さん1人ではできないであろう項目があること。
凌介との人違い接触を遠くから黒いスマホで撮影した人物
光莉を誘拐して監禁し、動画を撮影
そしてトランクルームからイスを群馬に移動
どれも共犯者がいないとできないことだらけですが、個人的には本木陽香に共犯者はいないと考えています。
籾山を脅して自分の思い通りに動かしたように、本木さんは他人の弱みを握り、意のままに操り自分の目的を達成するタイプだと思っています。他人を信用せず、目的のために手段を選ばない一匹狼。
その裏付けとして、上司の香典泥棒を撮影して弱みを握り、仕事を休むという行動がありました。
長くなりましたが、以上より本木さんが光莉を誘拐し監禁したと仮定して、家族失踪当日に光莉に何があったかを考察したいと思います。
Huluの橘一星ファイルの最後では、光莉が橘に何かを相談しようとしているところで終わります。
「こんなこと誰に相談していいかわからない」というセリフから、家族や友達には言えないと想定できます。
今明らかになっている相良家の秘密で光莉が悩みそうなことは、やはり真帆の不倫関係だと思います。
真帆がホテルで林さんと会っていたとか、もしかすると、引き出しにあったDNA鑑定の封筒を光莉は見てしまったかもしれません。
真帆は何かを隠している、光莉はそれが何なのか聞く機会をずっと伺っていた。
そしてこれは想像ですが、光莉は真帆が早番嘘番で嘘をついていたことを事前に知っていたのではないでしょうか?
嘘をついてまで真帆はどこに行こうとしているのか?光莉はそれを確かめるために、最寄駅の改札を出てからスーパーに向かったと思っています。
そして、早番が終わった真帆を尾行する。
そして光莉は真帆を尾行している途中で、本木陽香と協力者によって誘拐され監禁された。
これが、失踪日当日の光莉の動きだと思います。
最後に全10話の中で気になる点があります。
それは行方不明になった家族の中で篤斗は帰ってきた、光莉は動画で生きているのを確認できた。
真帆だけが失踪後の姿を誰も見ていません。
トンネル付近で見つかった指輪
凌介のトークに送られた流星群の写真
ロッカーから林が見つけた財布
篤斗や光莉は間違いなく誘拐されて監禁されていた。でも、真帆は本当に2人と同じように誘拐されて監禁されているのでしょうか?
群馬のトンネル付近に指輪を置くだけで…
群馬の廃墟付近から写真を送るだけで…
ロッカーに財布をいれるだけで…
2人と同じように誘拐されていると錯覚させられていないでしょうか?
篤斗や光莉の監禁が先入観となり、何かがどこかで見つかるだけで誘拐されていると思いこまされていないでしょうか?
つまり、何が言いたいかというと、自分が考察する真犯人フラグの黒幕は相良真帆です。
次の記事が最後になりますが、真帆が怪しいと思った理由を「真犯人フラグ 第1章時点での考察③〜相良真帆編〜」に続けます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。