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アメリカ入国審査をMPC(モバイルパスポートコントロール)アプリで迅速に!

アメリカの国際空港に到着した際に、入国審査のために長い列に並ばなくてもよくなる方法が登場しました。スマホにダウンロードして利用できるMPC(モバイルパスポートコントロール)アプリがそれです。


MPC(モバイルパスポートコントロール)が普及

アメリカ入国にはパスポートの他にESTA(エスタ)の申請が、初めて短期で渡米する日本人旅行者には必須であることを以前の記事でご紹介しました。

今回は、スマートフォンやタブレットにダウンロードして利用できる無料アプリ(MPC)についてご紹介します。

これは米国国境警備局(CBP)が作成したモバイルアプリで、渡航者はパスポートコントロール(=入国審査)に必要な情報をアプリ内に打ち込み、顔写真、税関申告書と共に米国上陸後インターネット経由で送信します。

このアプリを利用すれば、入国審査場でよく見受けられる長い長い旅行者の列を横目に(まだ利用者の少ない)MPC専用の審査レーンに進むことができるので、審査の待ち時間を圧倒的に短縮できるという訳です。

グローバルエントリーを取得するのには$100の料金と長い時間がかかりますが、こちらは無料で米国入国審査を簡略化できるので、ESTAでアメリカ入国が2度目以降の方には便利です。

ただし、グローバルエントリーのように入国審査官の質問を免除される特典はありません。

MPCの対象者

  • 米国市民、米国永住権保持者

  • カナダ国籍の米国B1/B2 VISA保持者

  • 有効なESTA認証による渡航が2回目以降の方

MPC対応のアメリカ国際空港は?

このアプリには2024年4月26日現在、以下の合計51か所、うち33か所はアメリカの国際空港、14か所は事前通関地点、4か所は入国港の港が対応しています。

  • アブダビ・ザイード国際空港(AUH)

  • アトランタ・ハーツフィールド・ジャクソン国際空港(ATL)

  • アルバ・クイーン・ベアトリクス国際空港(AUA)

  • バーミューダ・L・F・ウェイド国際空港(BDA)

  • ボルチモア/ワシントン国際サーグッド・マーシャル空港(BWI)

  • ボストン・ローガン国際空港(BOS)

  • カルガリー国際空港(YYC)

  • シャーロット・ダグラス国際空港(CLT)

  • シカゴ・オヘア国際空港(ORD)

  • ダラス/フォートワース国際空港(DFW)

  • デンバー国際空港(DEN)

  • ダレス国際空港(IAD)

  • ダブリン空港(DUB)

  • エドモントン国際空港(YEG)

  • フォートローダーデール・ハリウッド国際空港(FLL)

  • ハリファックス・スタンフィールド国際空港(YHZ)

  • ホノルル・ダニエル・K・イノウエ国際空港(HNL)

  • ヒューストン・ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港(IAH)

  • ヒューストン・ウィリアム・P・ホビー国際空港(HOU)

  • ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)

  • カンザスシティ国際空港(MCI)

  • ラスベガス・ハリー・リード国際空港(LAS)

  • ロサンゼルス国際空港(LAX)

  • マイアミ国際空港(MIA)

  • マイアミ港

  • ミネアポリス・セントポール国際空港(MSP)

  • モントリオール・トルドー国際空港(YUL)

  • ナッソー・リンデン・ピンドリング国際空港(NAS)

  • ニューアーク・リバティ国際空港(EWR)

  • オークランド国際空港(OAK)

  • オーランド国際空港(MCO)

  • オタワ国際空港(YOW)

  • パームビーチ港

  • フィラデルフィア国際空港(PHL)

  • フェニックス・スカイハーバー国際空港(PHX)

  • ピッツバーグ国際空港(PIT)

  • ポート・エバーグレーズ港

  • ポートランド国際空港(PDX)

  • サクラメント国際空港(SMF)

  • ソルトレイクシティ国際空港(SLC)

  • サンディエゴ国際空港(SAN)

  • サンフランシスコ国際空港(SFO)

  • サンノゼ国際空港(SJC)

  • サンファン空港(SJU)

  • サンファン港

  • シアトル・タコマ国際空港(SEA)

  • シャノン空港(SNN)

  • タンパ国際空港(TPA)

  • トロント・ピアソン国際空港(YYZ)

  • バンクーバー国際空港(YVR)

  • ウィニペグ・ジェームズAリチャードソン国際空港(YWG)

MPCの概要

まず、渡航者はスマホかタブレットを持っている必要があります。
Google PlayかApp Storeからアプリをダウンロードし、

1  Profile(プロファイル)を作成する
 Profileには氏名、性別、生年月日、国籍を記入
 家族で渡航する場合は、一家12人まで入力が可能

2  New Trip(今回の旅行)を完成する
 到着する空港、航空会社を選択
 その際自分の顔写真を撮影
 
3  税関申告書の質問に答え、米国上陸後にネットで送信

提出後、情報が暗号化されたQRコードが取得できます。
その後、飛行機を降りて渡航者がCBPに到着した際、(多くの旅行者が並ぶ通常のレーンではなく)MPC専用レーンに進むことができます。

CBP審査官にパスポートと受け取ったQRコードを提示し、米国入国への最終審査(口頭による質問)を受けます。

次回のアメリカ渡航に、是非お役立てください!

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