【2023.06.21夏至図】踊る阿呆に見る阿呆
2023年6月21日、太陽が蟹座に移り「夏至」を迎えます。
西洋占星術では夏至は運の変わり目。
2023年の夏至図は
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々!」
とでも言いたげな、ちょっとドタバタした雰囲気。
とはいえ、目まぐるしい日常の中で新しい心のつながりを
発見できそうな夏至図です。
夏至図の解説
全体の雰囲気は?
特徴は「自分」のエリアである東側に7つの天体が偏っているところ。
ちなみに今年の春分図は全ての天体が東側に偏っていました。
自主的に動く意識は変わらないのですが
といった場面で自主的に動いていくぞ!という雰囲気になります。
天体は「スプレー型」と呼ばれる、3つほどのかたまりで構成されているような偏り方。
置かれた環境や社会とうまく力を合わせる。でも自分のやりたいこともちゃんとやっていく、というような配置です。
春分図の3つのポイント
①蟹座の太陽/3・4ハウス
蟹座の太陽は3ハウスと4ハウスの境目に。
5度前ルールを採用すると4ハウスに位置するものとして考えます。
3ハウスは学習や交流、4ハウスは居場所、普段の生活などを表します。
夏至から秋分までは、周囲との交流やちょっとした集まりをきっかけに
物事が動く雰囲気があるかもしれません。
といった心境の変化も起こりそうです。
ざっくり言うとありきたりな毎日にお気に入りの空間を見つけて、新しく導入していくようなイメージ。
当たり前の環境や、いつメンを大切にしていくことでより信頼できる関係を作っていくことが重要になる期間です。
その中で、時々「これまでの私って何やってたんだろ」と人生を振り返ることだったり、自分自身の再査定をする、みたいな出来事が起こるかもしれません。
そこで後悔してじっと物陰に隠れたい!とか、恥ずかしさのあまり死にたくなることもあるかもしれない。
でもそこで自暴自棄になってほしくなくて。
ああ〜なんかここまでなんやかんやありつつもうまく人生走ってこれたわ〜と、とりあえず肩の力を抜いてみてほしいなと思います。
太陽と全てのアングルが活動サインのため、新しい生活様式や制度、慣習も増えてきそう。
いい意味で飽きない出来事が多くなりそうです。
②獅子座の火星/5ハウス
夏至図のアセンダント(※1) は牡羊座。
実は春分図も同じアセンダント牡羊座でした。
夏至図では、アセンダントの支配星である火星は5ハウス・獅子座の位置にあります。
5ハウスには金星・月も位置し、火星は双子座の水星とセクスタイルを形成。
さながらマツケンサンバのような賑やかな雰囲気が漂いそうです。
特に活発になりそうなのはこの辺り。
また漫画、アニメ、音楽もヒット作に恵まれそう。
現在は「推しの子」が主題歌の爆発的なヒットをきっかけにかなり話題になっています。
あとは、創作をしている方は手作りしてみる、アナログ趣味に走るのも結構楽しいかもしれません。
ただ気をつけてほしいのは、楽しまなきゃ損!という気持ちが昂りすぎてトラブルに発展すること。
一度きり!とかせっかくだし!みたいなその場のノリで大金はたく…なんてことにならないよう、程々にね。
③魚座の土星(逆行)/12ハウス
魚座の土星は「無意識」を表す12ハウスに。
ふとした時に感じる
・もうこのままは嫌だ
・どうにでもなれ
といった、言葉では言えないんだけど確かに感じている「嫌」「苦手」の感覚。
なぜそう感じるのか、理由を見つめてみる良い機会に。
うやむやにしていたこと、責任、関係、そういったことにもきちんと向き合って、言葉で輪郭を掴んでいく。
すると「あっ意外となんとかなるもんなんだ」と、心や生活にちょっとした余裕が出てくるかもしれません。
非科学的なことで正解を求めたくなったりするかもしれませんが、意外と自分の肌感や直感が解決の糸口になることも。
変に力みすぎるより、少し余裕やゆとりを意識してみてください。
サビアンシンボルでスタートとゴールを捉えてみよう
夏至図のアセンダントは牡羊座5度(サビアンシンボルは+1度で読みます)。
牡羊座6度のサビアンシンボルは「一辺が明るく照らされた四角」です。
安定した環境を獲得するために、まずはアンバランスな状態でも突進していく。ラグビーのスクラムのように一つのシステムの中で自分の力を奮い立たせ、敵を引きつけるようなイメージ。
そしてゴール、社会での頂点を表すMCは山羊座3度。
山羊座4度のサビアンシンボルは「大きなカヌーへ乗り込む一団」。
一つの目標地点に向かって皆で団結していく。
できないことはできる人に任せればいいし、その代わり自分ができる責務はしっかり果たしていく。
アセンダントのサビアンシンボルがラグビーのスクラムだとしたら、MCのサビアンシンボルはワンピースのゴーイングメリー号の一団みたいな感じです。
夏至図の山羊座の冥王星についてもいろいろ書きたいのですが、ちょっと長くなりそうなので、この辺りで締めます。
素敵な夏を過ごすことができますように。
楽しい思い出、いっぱい作っていきましょう!
月と銀鳥でした。